2011年5月13日(金)
セガは、東京の秋葉原UDXにあるUDXシアターで、『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS(以下、サカつく7)』キャスト発表会を開催した。
『サカつく』は、No.1サッカークラブ経営SLGとして、今年で15周年を迎える人気シリーズ。最新作である『サカつく7』では、舞台がJリーグと欧州6大リーグになり、プレイヤーは“全権監督”としてクラブの運営をすることになる。Jリーグでは実在の38クラブとオリジナルクラブが、欧州ではイタリア、イングランド、オランダ、スペイン、ドイツ、フランスの116クラブが登場。各クラブで采配を振るうことが可能だ。
最初に登壇したのは、山田理一郎プロデューサー。山田さんは「15年前、自分は大学生で、セガサターンを購入して寝る間を惜しんでプレイしていた。そんなソフトの節目の作品にかかわれてうれしい」と当時を振り返りつつ、コメントした。
山田プロデューサーは、本作のコンセプトが“Jの原点、欧州の頂点”であると説明。地元のクラブを大きくしていく要素ももちろんあるが、UEFAチャンピオンズリーグ(以下、CL)が大きな目玉になっていることもあり、“ヨーロッパの頂点を目指す”というサッカー好きにはたまらない要素も魅力の1つと語った。
続いて、浦和レッドダイヤモンズで活躍した元Jリーガーで、現在は情熱的なコメントでサッカーの魅力を伝える福田正博さんが登場。「地域に根ざして頂点を目指すのは、Jリーグにピッタリ」と、本作を絶賛した。山田プロデューサーが、本作がオーナーではなく、全権監督としてチームにかかわれる点を説明すると、福田さんは「マンチェスター・ユナイテッドのファーガソンやアーセナルのベンゲルのように、クラブの骨格を何年もかけて作るという、現代サッカーのトレンドも入っていてすごい!」と大興奮だった。
今回のプロモーションキャラクターは、ピクシーという愛称で知られる名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督。山田プロデューサーは、PRキャラだけでなく、日本に来た当時のピクシーがゲームに登場し、その歩みを追体験できるイベントもあることを説明。さらにその後は、コーチとして再びクラブに戻ってくるという。
▲Jリーグで選手としてプレイしたことがあり、日本国内でも高い人気を誇るピクシー。ゲーム中には、Jリーグに移籍してからの主なエピソードを収録している。 |
これを聞いた福田さんは、「当時の彼はイライラしていることが多くてカードをよくもらっていたため、あまり対戦できなかったが、ボールを持っていると飛び込めなかった」と対戦した時の思い出を披露。また彼はプレイヤーとしてだけでなく、監督としても偉大であると付け足した。
『サカつく’04』ではベンゲル監督が、前作『サカつく6』ではオシムさんがプロモーションキャラクターに起用されている。その2人の弟子と言われるピクシーが、今回起用さえれたことについて、山田プロデューサーは「流れがすごくキレイでは?」と自慢げ。すると福田さんが「次は僕ではどうでしょう?」と質問。山田プロデューサーは「(福田さんが)ピクシーに弟子入りしたら検討します」と笑いながら答えていた。
▲ピクシーからのビデオレターが上映された。撮影時はやや緊張していたそうだが、何を聞いても気さくに話してくれる彼に、山田プロデューサーは感動したようだ。 |
(C)SEGA LICENSED BY J.LEAGUE Stats Stadium The use of real player names and images is authorised by FIFPro Commercial Enterprises BV.