2011年5月20日(金)

実装間もなく『タワー オブ アイオン』アップデート2.5紹介レポ

文:電撃オンライン

 エヌ・シー・ジャパンはPC用MMORPG『The Tower of AION(以下、AION)』の次期大型アップデート、“episode2.5 光のさす場所へ”を5月31日に実装する。

 本アップデートでは、高レベルプレイヤー向けの新たなダンジョン“テンペル訓練所”と“アラカ”をはじめ、モーションや衣装アイテム、新ペットなど細かな要素が追加される。本記事ではその詳細をお伝えしていこう。

■ncsoft独自エンジンが可能にした超美麗グラフィックス

 現役の『AION』プレイヤーであれば、新ダンジョンや新スキルが真っ先に気になるだると思うが、まずは本アップデートの目玉となっているグラフィックスの進化から紹介していこう。

 これまで『AION』では、ドイツCrytek社がFPS用に開発したクライエンジン(CryENGINE)を採用。このクライエンジンを『AION』開発チームがMMORPG向けにカスタマイズを行い、フィールドの表現をよりいっそう自然に行える独自エンジンを開発した。アップデート後はグラフィックスオプションに新メニューが加わり、今まで以上に細かな設定が可能となる。

●『AION』のグラフィックスBefore→After

『AION』 『AION』
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▲左が旧来の、右が新オプション設定にあわせたスクリーンショット。
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▲オプションに“高級グラフィックエンジン”のカテゴリが加わり、アイテムのディテールや地形、水面処理などがより細かく設定できる。

 一般的なプレイヤー視点で言えば、“劇的な変化”というのは感じにくいかもしれないが、全体的に明るく、光源などが以前に比べてくっきり鮮やかに再現されている。

 また、『AION』と言えば美麗かつ個性的なキャラメイキングも人気の理由。episode2.5ではさらにバリエーションが広がり、デフォルメキャラの作成が可能となる。8頭身のモデル風美形キャラもいいが、等身ちっちゃめのデフォルメキャラがお好み、という人はこの機にぜひ新キャラを作ってみよう。

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▲既存の美形キャラクター達。細かなカスタマイズで個性は出るが、優等生的な美形キャラデザインなのもまた事実。
『AION』 『AION』 『AION』
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▲新デザインは3~4頭身のボディに凹凸の少ない顔立ちが特徴。目の中にハートや星が飛ぶフェイスパターンもあった。

■龍界に現れる2つのダンジョン

 episode2.5では“テンペル訓練所”と“アラカ”、2つの新たなダンジョンを実装。いずれも高レベルプレイヤー向けの内容で、パーティプレイは必須。また、それぞれのダンジョン攻略では得られるメリットもまったく異なる。

●龍族の秘密基地“アラカ”

 龍族の要塞内部に入り口“次元の亀裂”が発見された、という設定のダンジョン“アラカ”は、各種族別で自分の陣地にある龍界の要塞を占領していれば利用可能。さらにレベル50以上のパーティであることが入場条件だ。ただし、出現モンスターの平均レベルから考えると、レベル55のキャラクターで参加するのが好ましいとの話であった。

 内部はドラナ農場からスタートし、ドラナ生産研究所入り口、野積場、中央制御室など複数のセクションに分かれているが、基本的には一本道の広大なインスタンスダンジョンだ。道に迷うことはないが、各マップは広大かつ様々なギミックが仕掛けられているのが特徴。特定の条件を満たして機械を動かし、次のセクションへ通じる道を開くといった

謎解き要素も用意されている。

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▲前アップデートで登場した煉族はNPCとして、プレイヤーを導く。 ▲崖下のドラナ農場へ続くゲート。滑空に失敗して墜落死したなんて言えない。 ▲スタート地点からレベル53のモンスターが出現している。
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 一部マップにはネームドモンスターも出現。必ずしも倒す必要はないが、アビスポイントと交換可能な古代の遺物や、プラチナの功績勲章の入った宝箱を獲得できる。アラカはネームドモンスターこそ少ないが、ダンジョン全域にレベル53以上のエリートモンスターが出現。倒すだけでアビスポイントが増えるので、アラカ攻略の主な目的は遺物アイテムやポイント稼ぎになるだろう。

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▲研究所最深部で“実験中のナルハ”に遭遇。ついにラスボス?と思いきや、さらに後続で“管理所長スラマ”が控えていた。まぁ、確かに実験中ってことは未完成だし。

●全10ステージを勝ち抜く“テンペル訓練所”

 一方の“テンペル訓練所”は、アラカとは全く異なるタイプのインスタンスダンジョンだ。第1弾として実装された訓練所は円形競技場になっており、次々出現するモンスターをすべて倒して、1ステージ5ラウンド制の全10ステージクリアを目指していく。

 出現するモンスターは、既存モンスターの強化版やテンペル訓練場オリジナル版などさまざま。また、出現するモンスターのパターンは複数用意されている。

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 ステージ半ばでパーティが全滅した場合、そこまでに倒したモンスター数に応じて“テンペル記章”を獲得できる。これは訓練場ロビーにいるNPCが販売している装備や消費アイテム、ペットなどと交換可能だ。

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 この他、ペットの新モーションやアバター衣装など、数多くの要素がepisode2.5には詰まっている。特設サイトにはより詳細なデータが紹介されているので、そちらも合わせて参照してほしい。また、5月21日には大阪で、『タワー オブ アイオン』 2.5アップデート記念ジャパンプレミアが開催される。事前予約とは別に当日参加枠100名(先着順)も用意されているので、関西方面のプレイヤーはぜひ会場に足を運んでほしい。

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データ

▼『タワー オブ アイオン』
■メーカー:エヌ・シー・ジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2009年7月17日
■プレイ料金:3,000円(税込)/30日

関連サイト