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2011年6月21日(火)

【世界の社窓から vol.11】敷地が広すぎて迷子になる、中国・完美世界

文:電撃オンライン

 電撃オンライン読者の皆さん、お久しぶりです! 不定期連載として細々と続いている世界の社窓のレポーター、おハナです。忘れられてないといいなぁ。

 世界の社窓から第7回で訪問したシーアンドシーメディアの親会社であるPerfect World. Co., Ltd.(以下:完美世界)は、中国は北京にあります。今回はその完美世界を訪れてきました! おハナにとっては初の中国上陸ということで、いろいろ雑感も交えて興奮気味にお伝えしていきます。

■柳の種と黄砂舞う大都市・北京に圧倒される

 5月上旬、北京首都国際空港から完美世界へ向かう高速バスの中、おハナの目に映ったのは黄色い空と、大量の白いフワフワした何かでした。空が黄色いのは、中国名物(?)の黄砂のせい。規模が超デカイ砂嵐みたいなもので、空やビルの外壁が黄色く染まります。そして雪のごとく宙を舞う真っ白い綿毛は、何と柳の種でした。柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる現象で、黄砂と同じく北京の春の風物詩みたいです。息を吸えば鼻の穴に、しゃべろうとすれば口の中に飛び込み、実にやっかいでしたけど……。

『世界の社窓から第11回』 『世界の社窓から第11回』 『世界の社窓から第11回』
▲北京オリンピックメインスタジアムとなった北京国家体育場。愛称“鳥の巣”と街並みをバスから撮影。空が煙っているのはカメラのせいではなく、これが黄砂です。

 バスから見えるのは片側3~4車線のだだっ広い道路。そこを信号無視でお互い突っ込む車と歩行者。なんともパワフルな光景に圧倒されたおハナですが、完美世界の開発部門だけが集合した社屋に到着してまたもや、驚きで口がひらきっぱなしに。何しろ目に映るものすべてが完美世界のビルという敷地の広さ。マーケティングや総務といったデスクワークのスタッフは別のビルで、ここだけで約1,000人のスタッフが働いてるそうです。

『世界の社窓から第11回』
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▲ずーっと奥のほうまで完美のビル。▲床がピカピカの受付ロビー。▲入り口正面にある巨大な“メルフィスの像”は2010年のG-Starで飾られていたもの。▲笑顔の素敵な受付のお姉さん。

 実は今回、外部のカメラが入るのは完美世界としても初となる、美術部門の取材が許されたのですが、それについては別途コチラの記事でお伝えしています。本記事ではもうちょっと違う角度で社内を紹介していきましょう。

 社内を歩いて気になったのは、加湿器の稼働率がすごいこと。卓上用のコンパクトな加湿器が、3人に1人ぐらいの高確率で置かれていました。また、男女問わずぬいぐるみを飾る人もかなり見かけました。ぬいぐるみ=女の子っぽいという感覚は、日本ほどないのかもしれませんね。

 そしてもちろん、恒例の社員ファッションチェックもお願いしてきました! 完美世界は社内に日本語がカタコト程度ならわかる人が多く、「イケメンとおしゃれ美女の撮影を」と訴えるおハナに、だいぶ失笑しながらもイケニエ……じゃなくて、スタッフを紹介してくれました。ちなみに、中国語が堪能で完美に就職した日本人デザイナーの方も数名いらっしゃるそうです。

『世界の社窓から第11回』 『世界の社窓から第11回』
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▲窓際に置かれたソファと謎の犬。▲デスクの上にはお茶とオヤツ?
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▲バレエのチュチュみたいなスカートがかわいい!▲長時間PCに向かうインドアな仕事なのに、2人ともガチムチ体型。

→社員食堂は……?(2ページ目へ)

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