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2011年6月6日(月)

例年にも増してスピーディな試合展開だった“RJC2011”試合レポ

文:電撃オンライン

■準決勝第1試合 +Nirvana+ vs Greensleeves

 準決勝で試合会場は第1試合のクロスから、障害物が多く立ち回りが難しいカジノへ変更された。

『RJC2011レポート』 『RJC2011レポート』
▲+Nirvana+:ハイプリースト、ハイウィザード、パラディン、プロフェッサー、アサシンクロス、クリエイター、クラウン▲Greensleeves:ハイウィザード、パラディン、プロフェッサー、アサシンクロス、クリエイター、クラウン、チャンピオン

 この試合、基本構成で挑む+Nirvana+に対して、Greensleevesは回復・支援役のハイプリーストを抜いた、短期決戦型のメンバーで現れた。開始直後にGreensleevesは火力のチャンピオンを失う手痛いミス。しかし乱戦にもつれこむ中、Greensleevesは逆に+Nirvana+のアサシンクロス、ハイプリースト、クリエイターを戦闘不能にし、危なげのない試合運びで、まず1本先取となった。

 ラウンド2、クラス構成は両ギルド変えないままスタート。Greensleevesのチャンピオンが今度はきれいに連続で阿修羅覇凰拳を決め、7-0でストレート勝ちとなった。チャンピオンを失った後もまったく慌てず、クリエイターがカーとレボリューションで突っ込み、相手の詠唱妨害を行うといった連係プレイが鮮やかだったGreensleeves。世界大会出場経験ギルドの名に恥じない実力を見せてくれた。

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■準決勝第2試合 くまー将軍 vs Dramatically Defeat Sky

『RJC2011レポート』 『RJC2011レポート』
▲くまー将軍:クリエイター、パラディン、チャンピオン、ハイドウィザード、プロフェッサー、クラウン、アサシンクロス▲DDS:ハイプリースト、ハイウィザード、パラディン、プロフェッサー、クリエイター、クラウン、アサシンクロス

 こちらも先の試合と同じく、ハイプリースト抜きのチャンプ構成できたくまー将軍と、安定メンバーのDDSという構成でラウンド1がスタート。誰がどの順番で戦闘不能になったのか、解説する時間も与えないほどの電光石火で、くまー将軍が1本先取した。

 ラウンド2、DDSもハイプリースト抜きのチャンプ構成とまったく同じメンバーにチェンジ。この作戦が有効だったのかラウンド2はDDSが勝利し、RJC2011初の3ラウンド目までもつれこんだ。しかし、ラウンド3はくまー将軍が安定した強さを見せ、次の決勝戦へとコマを進めた。

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■3位決定戦 +Nirvana+ vs Dramatically Defeat Sky

 3位決定戦はどちらが勝ってもおかしくない、+Nirvana+とDDSの対決。+Nirvana+はハイウィザードを抜いて、ジプシー構成を選んだようだ。試合会場は狭さが特徴のマップ、“ホール”が使われる。

『RJC2011レポート』 『RJC2011レポート』
▲+Nirvana+:ハイプリースト、プロフェッサー、パラディン、クラウン、クリエイター、アサシンクロス、ジプシー▲DDS:ハイプリースト、ハイウィザード、プロフェッサー、パラディン、クラウン、アサシンクロス、クリエイター

 ラウンド1、+Nirvana+クリエイターのアシッドデモンストレーションで、最初に落ちたのはDDSのアサシンクロス。やや間をおいてDDSは、さらにプロフェッサーとクリエイターが連続で戦闘不能となった。そのまま一気に+Nirvana+が押し込み、まずは1勝。ラウンド2も両ギルドメンバーチェンジはナシ。かなり一方的な試合展開で+Nirvana+がDDSを下し、RJC2011、3位の座を射止めた。

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■決勝戦 くまー将軍 vs Greensleeves

 予選トーナメントから3位決定戦まではすべて、3ラウンド制の2本先取が勝利条件だったが、決勝戦のみ5ラウンド3本先取となっている。会場は障害物ゼロの広いマップ“ガーデン”だ。

『RJC2011レポート』 『RJC2011レポート』
▲Greensleeves:ハイプリースト、ハイウィザード、プロフェッサー、クラウン、クリエイター、アサシンクロス、パラディン▲くまー将軍:ハイプリースト、パラディン、プロフェッサー、クリエイター、クラウン、アサシンクロス、ジプシー

 ラウンド1、互いに真正面からぶつかったところで、Greensleevesはソウルブレイカーとアシッドデモンストレーションの完ぺきなコンビネーションを見せ、試合開始30秒程度でGreensleevesがこの試合を制した。Greensleevesはくまー将軍のクリエイターが前に出ると、微妙に引いてアシッドデモンストレーションをかわす冷静な判断力に加え、くまー将軍のジプシーが出すスクリームの影響をほぼ受けなかった。アシッドデモンストレーション対策で普通はVIT値を下げているはず、というくまー将軍の読みは外れてしまったようだ。

 ラウンド2ではくまー将軍もジプシーを外し、Greensleevesと同じ基本構成へチェンジしたものの、Greensleevesが2本先取となった。

 次でくまー将軍が負ければGreensleevesの優勝決定というラウンド3。まずお互いのパラディンが戦闘不能になり、ディボーションがなくなった状態に。くまー将軍プロフェッサーのディスペルが決まったところに、アシッドデモンストレーションとソウルブレイカーを狙う連係プレイがうまくハマり、くまー将軍はまず1勝。続くラウンド4も勢いにのって勝ちをもぎとり、ラウンド5までもつれこむという、決勝戦らしい盛り上がりを見せた。

『RJC2011レポート』 『RJC2011レポート』 『RJC2011レポート』

 泣いても笑ってもこれがラストのラウンド5。どちらもメンバー構成はラウンド2以降変えていない。先頭にディボーションをはったパラディンが立ち、ストームガストとアシッドデモンストレーション、ソウルブレイカーというおなじみのパターンで始まった試合だが、またもやお互いのパラディンが死亡。また、アシッドデモンストレーションの触媒となるアイテムが両ギルドとも切れたあたりで、展開が大きく変わった。

 Greensleevesのクリエイターがくまー将軍の真ん中に突撃をかけ、そのままカーとレボリューションを連打。詠唱妨害目的だけでなく、武器にスタン効果のあるカードを差していたようだ。スタンしたくまー将軍のメンバーに、Greensleevesのアサシンクロスがソウルブレイカーをきっちり決め、最終ラウンドはGreensleevesが勝利。RJC2011の覇者となった。

 次のページではGreensleevesの優勝ギルドインタビューをお届けする。

『RJC2011レポート』
▲RJC2011優勝ギルド“Greensleeves”
『RJC2011レポート』 『RJC2011レポート』
▲準優勝ギルド“くまー将軍”▲3位ギルド“+Nirvana+”

→優勝ギルドにインタビュー!(3ページ目へ)

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データ

▼『ラグナロクオンライン』
■メーカー:ガンホー・オンライン・エンターテイメント
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:2002年12月1日
■プレイ料金:1,500円(税込)/30日

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