2011年6月25日(土)
PlayStation Storeにおいて、9月1日以降に配信予定のアニメ『武装神姫 Moon Angel』。この作品に出演する、阿澄佳奈さんと茅原実里さんのインタビューをお届けする。
『武装神姫 Moon Angel』は、KONAMIがリリースしているアクションフィギュア『武装神姫』の世界観をモチーフにした初のアニメ作品。正確な配信日時や価格は未定だが、同じくKONAMIが制作しているPSP用ソフト『武装神姫 バトルマスターズ Mk.2』が発売される9月1日以降、1話3~5分程度のアニメを順次配信予定とのこと。
▲アニメのオープニング映像。阿澄さんは天使型の神姫・アーンヴァル(写真左)を、茅原さんは悪魔型の神姫・ストラーフ(写真左)を演じている。 |
▲茅原さん(左)と阿澄さん(右) |
アフレコを終えたばかりの阿澄さんと茅原さんに、現在の心境を聞いてみたので、気になるファンはぜひチェックしてもらいたい。
――お2人が演じたキャラクターを紹介してください。
阿澄さん:私の演じたアーンヴァルは、マジメで素直で育てやすい神姫です。アニメではヒロインとして描かれていて、いろいろな過去を背負いながらも、とても前向きでまっすぐしています。
茅原さん:私は悪魔型の神姫・ストラーフを演じさせていただきました。青い髪のツインテールで、とてもカワイらしい外見なのですが、とてもクールで凛々しいキャラクターです。感情を大きく表現することはありませんでしたが、心の中ではマスターへの強い忠誠をしっかりと持っているキャラクターです。
――今回、初めて『武装神姫』がアニメになったわけですが、アフレコを終えての感想を聞かせていただけますか?
阿澄さん:今までゲームやラジオ、キャラクターソングで『武装神姫』にかかわらせていただきましたが……本当に感慨深いですね! アニメのお話をいただいた時、とてもうれしかったことを覚えています。アニメでのアーンヴァルに実感がわいていなかったのですが、いざ演じてみるとアーンヴァルはやっぱりアーンヴァルで(笑)。不思議なくらい違和感なく演じることができました。
茅原さん:約5年前からですもんね……。あすみんと一緒に英語の難しい歌を歌ったりしましたが(阿澄さん:笑)、アニメ化のお話を聞いて「いったいどんな感じになるんだろう?」と想像をふくらませて楽しみにしていました。実際、アフレコをやってみて……なんだか感動しました! だって、目の前で神姫が動いたり、会話したりするんですよ! アニメになることで、『武装神姫』の世界を客観的に見ることができた気がしています。
――アニメでは具体的なキャラクターとしてマスターが登場していますが、ゲームとアニメで演技に違いはありましたか?
阿澄さん:アニメでは、マスターである少年・ツバサくんとアーンヴァルの出会いから、彼らの関係性が深まっていく過程がていねいに描かれていくので、とても演じやすかったです。
茅原さん:ゲームとの収録の違いは、ストーリーがきちんとあることですね。ゲームでは、シーンごとにセリフにこめる感情がガラリと変わるので、そこが難しかったりするんですよ。それと、他の皆さんと一緒に演じられるので、そこでの掛け合いが楽しかったです。
――本作の感想を簡単に教えていただけますか?
阿澄さん:とってもアツいお話だと思いました! 見どころは、なんと言っても動き回る神姫たちですね。アーンヴァルとストラーフ以外の神姫もちょっぴり出ているので、そこにも注目してもらいたいです。
茅原さん:アフレコ前に、音響監督から「この作品は熱血少年マンガです!」と言われたのですが、まさしくその通りの作品になっています。アーンヴァルのマスターであるツバサくんがとってもピュアでものすごくアツい少年なのですが、彼自身が本作の見どころと言っても過言じゃないと思います。
――ツバサくんは具体的にどういうキャラクターなんでしょうか?
阿澄さん:ツバサくんは、本当にどこにでもいる普通の男の子なんですが、なかなか友だちの輪に入っていけない自分に悩んでいて、そういう時にアーンヴァルと出会います。未熟なところもあるけれど、とってもまっすぐな少年で、アーンヴァルとの相性はとてもいいと思います。
――もし自分がアーンヴァルやストラーフの立場だとしたら、どんなマスターがいいですか?
阿澄さん:なるべく甘やかしてくれる人が……(笑)。自分がダメダメになってしまいそうですけど、優しい人がいいです。
茅原さん:ケーキ屋さんとかいいですね。ケーキ作りをお手伝いしつつ、いつでもケーキを食べさせてくれそうなので(笑)。
――お2人が演じているキャラクターとご自身を比べてみて、似ているところや目標にしてみたい部分などはありますか?
阿澄さん:アーンヴァルは、とても素直な優等生タイプで、そこが一見弱く見えるんですが、心がとても強いんですよ。似ているというのではなく、目標にしたい部分ですね。
茅原さん:ストラーフとは正反対で、クールとはほど遠いタイプですね(笑)。私はすぐに弱いところを見せてしまいますが、彼女は弱いところをまったく見せずに凛としているので、そんなところを見習いたいと思います。
阿澄さん:なんだか付いていきたくなるタイプだよね、ストラーフって。
茅原さん:そうなの! 私もストラーフみたいになれるよう頑張ります!!(笑)
――先ほど茅原さんが「この作品は熱血少年マンガです!」と言われたとコメントしていましたが、もしも『武装神姫』を題材にしたアニメが作られるとしたら、どんなジャンルの話が見たいですか?
阿澄さん:マスターと神姫のラブラブもの!!
茅原さん:確かに見たい!! 絶対カワイイですもん! でも、神姫の立場からしたらマスターに恋人は作ってほしくないですね(笑)。
阿澄さん:でも、神姫がヤキモチを焼くっていうのもとってもカワイイと思うので見てみたいですね!!
茅原さん:私は、すべての神姫が出てくる作品が見たいです。50体以上いるから収拾が付かなくなりそうですけど。
阿澄さん:武装のデザインも複雑なものが多いから、制作スタッフは大変そうですよね。それにキャストがスタジオに入りきらないかもしれませんね(笑)。でも楽しそう!
――それでは最後に、アニメの完成を待っているファンにメッセージをお願いします!
阿澄さん:皆さんに愛されてここまできた『武装神姫』ですが、ついにアニメになりました! 1人のファンとしても、うれしいことです。とてもアツいストーリーに仕上がっていて、きっと皆さんに楽しんでいただけると思います。動き回る神姫たちをぜひぜひご覧ください!
茅原さん:ファンの皆さんが応援してくれたおかげで、『武装神姫』はここまで来ることができました。ストーリーはもちろんですが、アクションシーンもとても見ごたえのあるものなので楽しみにしていてください。かなうことなら、アニメも次の展開に持って行くことができれば何よりだと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします。
(C)2011 Konami Digital Entertainment
■アニメ『武装神姫 The Animation』
【配信情報】
PlayStation Storeにおいて2011年9月1日以降順次配信予定
【スタッフ】(※敬称略)
監督:小島正幸
脚本:清水恵
デザインワークス:島田フミカネ、柳瀬敬之
アニメーションキャラクターデザイン:碇谷敦
特技監督:森賢
音響監督:たなかかずや(アクアトーン)
3D監督:井野元英二(オレンジ)
美術設定・LO設計:菱沼由典
美術監督:竹田悠介(Bamboo)
2Dワークス:草野剛デザイン事務所
制作:キネマシトラス、TNK