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2011年6月8日(水)

新型ゲーム機・Wii Uや『スマブラ』新作など任天堂カンファレンスは新情報満載

文:電撃オンライン

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 続いての話題は、いよいよWiiの後継機。新型ゲーム機の名前は“Wii U”。“U”には“YOU”の他にも、ユニーク、ユニファイなどの意味も込められているという。Wii Uの大きな特徴はコントローラ。16:9ワイドスクリーン、6.2インチのディスプレイが搭載され、本体と連携を取ることで、さまざまな使い方ができる。

任天堂 任天堂
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 Wii Uの紹介映像では、その用例が一気に紹介された。TVでプレイしていたゲームをコントローラのディスプレイに映し出して手もとでプレイ、コントローラのディスプレイにタッチペンで絵を描く、内蔵のジャイロセンサーを使って傾きを利用したゲームをプレイ、コントローラを床に置きスイングすると内蔵カメラがそれを感知しボールを打てるゴルフゲーム、銃型のコントローラに取り付けてディスプレイをサイト代わりに、カメラを使ったビデオチャット、コントローラーでWebサイトをブラウジング、さらにそのWebサイトをTV画面に映し出す――など、Wii Uのコントローラには、無限の可能性があることを感じさせられた。

 また紹介映像の最後には、『ゼルダの伝説』を使ったWii Uの映像も見られた。Wii Uの発売時期は2012年内。ハードの詳細は、本日別の記事で紹介しているので、そちらを参照してほしい。

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 紹介映像の途中で、司会は再びフィザメイ氏から岩田氏に交代。岩田氏は、Wii UのコントローラはDSのような機能を持っているが、Wii Uはあくまで据え置きのゲーム機だと説明した。映像は本体で生成されるもので、それをリアルタイムでコントローラで楽しめるような仕組みになっているという。

 続いて、Wii Uの開発に携わる宮本氏のインタビュー映像が上映された。宮本氏は、Wii Uを使ったゲームにはいろいろなアイデアがあり、他のゲームメーカーにもいろいろなアイデアを考えてほしいこと、宮本氏らが考えていないものを作り出してほしいことなど、Wii Uが持つ大きな可能性を語っていた。このインタビューの詳細は、任天堂公式サイトの人気コーナー“社長が訊く”で読むことができる。

 そしてここで、岩田氏の口から大きなサプライズが。現在『新・光神話 パルテナの鏡』を手掛けているクリエイターの桜井政博氏に、次の作品を3DSとWii Uのどちらにするかと持ち掛けたところ、桜井氏は『スマッシュブラザーズ』シリーズの新作を、両方のプラットフォームで作り、連動できるようにしたいと考えていると言われたそう。この発表に、会場は最高の盛り上がりを見せた。岩田氏は「桜井さんはまだ『新・光神話 パルテナの鏡』の制作の最終段階に入っているところですが、『スマッシュブラザーズ』新作の制作は、ここで発表しておきます」と明言していた。

 ここで再び、司会がフィザメイ氏に交代。『NewスーパーマリオブラザーズMii』という、マリオとともに自分のMiiが冒険するタイトルや、コントローラを上下左右に動かし飛んでくる矢を防ぐゲーム、タッチパネル付きのコントローラと通常のWiiリモコンを使ったチェイスゲームなど、Wii Uの具体的なゲームの例を紹介。これらのデモゲームについては本日、E3 2011の任天堂ブースに試遊可能な状態で出展されていた。

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 その後、Wii Uでの開発が決定したタイトルとして、フィザメイ氏は『レゴシティ』シリーズの新作『レゴイティ ストーリーズ』を紹介。さらに、Wii Uに向けてのさまざまなクリエイターのコメントと、ソフトのトレーラーがスクリーンに映し出された。ここでは『鉄拳』『バットマン アーカムアサイラム』『NINJA GAIDEN 3』などが開発されていることが明らかに。『鉄拳』は、顔のペインティングなどをラクガキのように自由に行えることが映像内で紹介され、会場の笑いを誘っていた。またゲストとして、EAのCEO・John Riccitiello氏がステージに登壇。あいさつを行った。

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 最後にフィザメイ氏は、今後Wii U、3DS、Wii、DSという4つのハードを使ってソフトを展開していくことを話し、カンファレンスを締めくくった。

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