News

2011年6月13日(月)

迫力に思わず腰が浮いたPS3/X360『CoD MW3』のデモプレイをレポート!

文:電撃オンライン

 米国現地時間6月9日に最終日を迎えたE3 2011。連日大人気だったアクティビジョンブースのPS3/Xbox 360用FPS『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3(以下、CoD MW3)』のデモプレイについてレポートする。

迫力に思わず腰が浮いたPS3/Xbox 360『CoD MW3』デモプレイをレポート! 迫力に思わず腰が浮いたPS3/Xbox 360『CoD MW3』デモプレイをレポート!
▲アクティビジョンブースでは、中央のスペースで時間ごとにさまざまなショーが行われていた。▲今回デモプレイをしていた『CoD MW3』の開発担当者。

 『CoD』シリーズは、海外ではアクティビジョンが、日本では現在スクウェア・エニックスが販売を担当する、世界でもっとも人気のあるFPS作品の1つだ。その中でも現代を舞台にアメリカとロシアの戦争を描いたのが『モダン・ウォーフェア』シリーズとなる。前作『コール オブ デューティブラック オプス』は久々にTreyarchによって開発が行われていたが、今回は『モダン・ウォーフェア』の2作品を開発したインフィニティ・ワードがスレッジハンマーと共同で開発している。

 デモプレイが行われたのは、Xbox 360のメディアブリーフィングでも披露されたPVのステージと、今回が初公開となるイギリスのロンドンを舞台にした夜間強襲ミッションの2つ。それぞれについて、内容を紹介していこう。

 まず最初は、“Hunter Killer”というニューヨークが舞台のミッション。舞台の背景としては、前作でのロシアによるアメリカへの大規模攻撃が引き金となり、戦渦がパリ、イギリス、ベルリンなどのヨーロッパに飛び火し、さらにニューヨークが壊滅させられている状態となっている。

 そんな中、アメリカ軍の特殊部隊“デルタフォース”が、ニューヨークに近づく敵潜水艦に海中からの強襲を仕掛けることになる。これがミッションの目標だ。水中のシーンで始まるのだが、とにかく描写がきれいなことに驚かされる。開発担当さんからも伝えられていたが、前作に比べて描写面でもかなりパワーアップが感じられた。

 ミッションが進み、潜水艦のスクリューを爆弾で攻撃して浮上させえることに成功。そのまま艦上に乗り込み、ハッチを空けて出だてきた敵兵を一掃して一気に艦内になだれ込む、という流れだ。登場する武器などは、このミッションだけで見ればこれまでの『モダン・ウォーフェア』シリーズに似ている。また、おなじみのドア爆破からの室内攻撃時のスロー演出は、今回も見られた。その後、潜水艦のミサイルコントロールを奪取して離脱となるのだが、ここからは最新PVを見た方ならばわかるとおりの、圧巻の展開となる。

 潜水艦の横に用意していたボートに乗り込むと、一気に海上を疾走するデルタフォース。そこでは大規模な海上船が行われているが、ボートはミサイルや破壊された軍艦の破片が飛び交う中をかいくぐり、ピックアップポイントで待機していた輸送ヘリの後部ハッチにボートごと突っ込み、ヘリが離陸! これでミッション“Hunter Killer”はクリアとなった。

 ちなみに、このミッションをプレイする際に見たメニュー画面では難易度が表示されたのだが、“ベテラン”というモードが選ばれていた。

 次にプレイされたのが、夜のロンドンを舞台にしたミッション“Mind the Gap”。このミッションではイギリス軍の特殊部隊・SASの一員となり、暗闇にまぎれて敵への強襲を行うことになる。裏路地から進路上にある建物に近づき、敵を迅速かつ物音を立てずに排除して進んでいき……目標地点直前からは一気に敵に向けて突入! 意表を突かれた敵も抵抗を行うが、SASによる正確無比な攻撃で全滅。その後部隊は、とあるトラックの荷台を捜索することになるが、あいにく何を探しているのかまでは把握できなかった。しかし、“重要な何か”を奪取することが目標となっていたのは確かなようだ。

 そんなSASに敵も奇襲を仕掛けるが、味方のヘリからの援護などもあり現場から離脱。車に乗り込み、一気にロンドンのサブウェイに車ごと突入する。どうやら敵部隊が乗り込んだ地下鉄列車を追うようだ。この後は、地下鉄との並走状態のまま攻防が繰り広げられるが、プレイヤーの前を先行する味方の車が敵の攻撃で爆発! そのまま地下鉄に突っ込み、地下鉄は横転しながら地下を支える支柱をなぎ倒していく。そんな中を主人公が乗った車はかいくぐっていき、ミッションは終了となる。

 このミッション2つのプレイでわかったのは、今回もプレイヤーは各国の兵士になり、さまざまな特殊部隊でミッションに参加していくということだ。また、多彩なミッションではかなりスピード感を感じられるものもあり、プレイヤーに「これでもか!」というくらい迫力の演出を叩き付ける、本シリーズの底力を見せ付けられた印象だ。

 撮影禁止のセッションだったために画像や動画をお見せできないのが非常に残念だが、これまでの『モダン・ウォーフェア』シリーズファンならば、まず間違いなく楽しめる内容だろう。今作でシリーズおなじみのロシアの超国家主義者たちがどうかかわるのか、そして前作でも人気だった米兵のソープ・マクダビッシュがどのように関係してくるのかは、このセッションでは判明しなかったが、アメリカとロシアの戦いが最終局面を迎えることになるのは間違いなさそうだ。

(C) 2011 Activision Publishing, Inc. Activision, Call of Duty and Modern Warfare are registered trademarks of Activision Publishing, Inc. All rights reserved. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.

データ

関連サイト