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2011年6月21日(火)

新しいクルマの楽しみを探す“TOYOTA SOCIAL APP AWARD”授賞式が開催

文:電撃オンライン

 本日6月21日、トヨタは東京・秋葉原でソーシャルアプリのコンテスト“TOYOTA SOCIAL APP AWARD”の授賞式を開催した。

 このコンテストは、若者のクルマ離れを食い止める目的で開かれたもので、“日本の新しい才能が、クルマをもっと楽しくする!”をテーマに、PCやモバイル、スマートフォンなどのプラットフォームで動作するアプリの企画を募集していた。

“TOYOTA SOCIAL APP AWARD”
▲トヨタマーケティングジャパンの高田坦史代表取締役は、冒頭のあいさつで「我々の目的は、クルマへの感心の喚起です。この取り組みを通じてクルマを楽しむ行動を起こしてもらいたいと考えています」と、コンテストの意義を改めて説明した。

 2月3日の発表会より募集がスタートしたこのコンテスト。5月13日の締め切り時点で総数1,255個におよぶ企画が寄せられたという。その中から11の企業による審査を経て3つのアイデアがグランプリに。グランプリにはおよばないものの、高く評価された8つのアイデアがゴールド認定として選出された。

“TOYOTA SOCIAL APP AWARD”
▲審査を行ったのは、GREE、ハンゲーム、mixi、モバゲータウン、aima、Yahoo!Japanなど。
“TOYOTA SOCIAL APP AWARD”
▲喜馬克治氏

 高田代表取締役のあいさつに続いて、マーケティング部マーケティングディレクター・喜馬克治氏より、本コンテストの応募状況について説明が行われた。喜馬氏によると、参加者の年齢は20代を中心に15~83歳と幅広く、法人での応募が15%、個人での応募が85%とのこと。またプラットフォームはスマートフォンを中心に、マルチプラットフォームでの動作を想定したものが多かったという。

 続いてグランプリの表彰へ。実際のアプリ開発はこれから行われることもあり、授賞式ではアプリの具体的な内容は明かされず、評価された点のみが発表された。また、企画応募者の詳細なプロフィールについても、今後どこまで明らかにしていくか検討するとのこと。

『Thumb Trippomg(サム トリッピング)』
“TOYOTA SOCIAL APP AWARD” “TOYOTA SOCIAL APP AWARD”

 田中啓介さんの『Thumb Trippomg』は、ヒッチハイクという切り口からドライブの魅力を増幅した点が評価につながったという。実現化を考慮したアイデアと、利用するシーンまでしっかりと意識した点も評価のポイントになったようだ。

『パワーロード』
“TOYOTA SOCIAL APP AWARD” “TOYOTA SOCIAL APP AWARD”

 嶋野裕介さん、馬場俊輔さん、大津裕基さん、小柳祐介さんが企画したこのアプリは、“クルマに乗ろうと思わせるモチベーションの作り方”が高く評価されていた。クルマを運転するという行為を、いかに幸せに感じられるようにするかを目指したアプリだという。

『ふりっく☆ドライブ』
“TOYOTA SOCIAL APP AWARD” “TOYOTA SOCIAL APP AWARD”

 グランプリ3つのうち、唯一となる法人応募作品。こちらは、電通とデジタルタイムワープのチームが考案したアイデアで、“ドライブの敷居をいかに下げるか”という点を徹底的に掘り下げたところがグランプリへの決め手になったという。

“TOYOTA SOCIAL APP AWARD”
▲ゴールド認定されたアイデアは、タイトルのみが発表された。こちらもアプリとして制作される可能性があるようだ。
“TOYOTA SOCIAL APP AWARD”
▲こちらはグランプリの受賞者たちと、高田代表取締役(写真左)、喜馬氏(写真右)。

 上で述べたように、アプリの開発はこれからスタートするという。まずアプリの開発実現に向けた検証が行われ、その後3~5カ月の開発期間を経てサービスがスタートする予定だ。これらのアプリが新しいクルマの楽しみをどのように見せてくれるのか、楽しみに待っていてもらいたい。

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