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2011年6月23日(木)

『シャドウ オブ ザ ダムド』は国内版をぜひ!! 開発者&我修院さんがイベントで語る

文:電撃オンライン

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 続いて、グラスホッパー・マニファクチュアのCCOで、本作のサウンドディレクターを務めた山岡晃さんが姿を見せる。「このゲームを唯一無二のものにするために音を手がけた」という山岡さんは、250以上の楽曲を制作したとか。ゲームはサービス業なので、2回目をプレイした時に違う感覚になって、より楽しんでもらえるように、これだけの楽曲を作ったという。

 山岡さんの仕事について2人は、「音楽を注文することはあっても、文句はなかった!」とコメント。須田さんが「ローディング中の曲が好きなので、もうちょっとロードしてほしいと思った」と笑いながら話すと、三上さんは「和太鼓の曲がすごく好み。和風になりすぎていないけど、和太鼓が主張していていいバランス」と力説した。

『シャドウ オブ ザ ダムド』
▲須田さん同様に、ガルシアの衣装で登場した山岡さん。2人とは昔からの知り合いだったために「手抜きな仕事をしたことはありませんが、いつも以上に力をいれて音楽を作りました」と振り返った。

 パンクロックバンド・The Damnedとコラボレーションすることは、先日発表された通り。これについて山岡さんは、タイトルを聞いた時からThe Damnedを連想していたという。すると、The Damnedのメンバーから「何かやろう」というメールが来たのだとか。最初は彼らの音楽をゲーム中で使うことも考えたが、それではつまらないと感じて「俺をThe Damnedに入れてくれ!」と思い切って提案したのだという。これには彼らも驚いたようだが、最終的に受け入れてもらえたそう。「The Damnedに会えて、彼らの曲作りに加われるなんてありえない!」と興奮気味に語る山岡さんは、「大変だったが、プレイヤーが喜んでもらえるようにやりきった」と話した。

 ここで、日本語版でキャラクターに声を当てるキャストが発表された。主人公のガルシアは浅野忠信さんが、その恋人のポーラは栗山千明さんが、ジョンソンは我修院達也さんが、そして異形な悪魔王・フレミングは吉田鋼太郎さんがそれぞれ担当する。採用の経緯については、日本のユーザーに楽しんでもらえるようなアクターを探したことが説明された。

『シャドウ オブ ザ ダムド』 『シャドウ オブ ザ ダムド』
▲人気俳優陣が、登場キャラクターに声を当てる。さまざまな問題から難航し、スケジュールは押しに押したものの、いいものに仕上がったという。

 ここでスペシャルゲストとして、我修院達也さんが登場。ドクロのジョンソンについて「僕が声を当てるのはたいてい人間ではないんです(笑)。ただドクロということで、すごくうれしかったですね」と感想を述べた。山岡さんによると、ジョンソンは我修院さんと決めていたのだか。「我修院さんが最初にひと言を発した瞬間から、ジョンソンと完ぺきにマッチしていた!」と、須田さんはその演技に太鼓判を押した。また三上さんは「演技のすごさに笑ってしまった」と、最初に聞いた時の衝撃を告白した。

『シャドウ オブ ザ ダムド』
▲「今日は持っている服の中でも一番地味な服」と話して登場した我修院さん。浅野さんとは映画を3作やっており、「収録が別だったので、会いたかった」と話した。

 収録に立ち会った山岡さんは、休憩中に交わしたトークが楽しかったという。声を聴き、会話を交わす中で、ラップ調の曲が“降りて”きたために、その場で歌ってもらい収録したという秘話を明かした。会場では、なんと我修院さんがそのラップを披露。残念ながらその素敵なラップを記事にすることはできないが、ゲーム中で楽しめるそうなので楽しみにしておいてほしい。

『シャドウ オブ ザ ダムド』 『シャドウ オブ ザ ダムド』
▲即興で作られたというラップを披露する我修院さん。このラップはゲーム中でも流れるという。
『シャドウ オブ ザ ダムド』
▲浅野さんは収録を終えていたために、「声を聴きながら演じられ、まるで浅野君が横にいるようだった」とか。我修院さんはテンションが上がり、そのまま22:00まで録り続けたという。

 最後に、登壇した4人から、楽しみにしているファンへメッセージが贈られたので掲載する。

『シャドウ オブ ザ ダムド』

我修院さん:とってもスタイリッシュなゲームなので、ぜひ皆さん、よろしくお願いします。イエーイ!

山岡さん:これまでになかったゲームです。声優も豪華で、日本版ならではの『シャドウ オブ ザ ダムド』が展開するので、期待してください。

三上さん:スタイリッシュな映像、演出だけでなく、遊んでしっかり楽しめるゲーム。勝って損はさせないので、期待してください。

須田さん:すごいゲームを作ろうと思い、始めました。EAという世界最大規模のサポートもあり、三上さんとあきらめずに作り続けていきました。“地獄の観光ツアー”という新しい体験をでき、地獄に行きたくなる作品。胸を張って、「最高のゲームができあがりました」と報告できます。ぜひ、よろしくお願いします。

(C)2011 GRASSHOPPER MANUFACTURE INC. Shadows of the Damned is a trademark of GRASSHOPPER MANUFACTURE INC. EA and the EA logo are trademarks of Electronic Arts Inc. All other trademarks are the property of their respective owners.

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