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2011年7月18日(月)

狩祭“モンハンフェスタ”開幕! 狩王決定戦に沸いた名古屋大会の模様をレポート

文:電撃オンライン

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■開発者チャレンジクエスト

 “モンスターハンターフェスタ’11”名古屋大会のオープニングステージでは、おなじみとなった開発者によるチャレンジクエストが行われた。クエストに参加したのは、辻本良三プロデューサー、一瀬泰範ディレクター、藤岡要ディレクター、小嶋慎太郎アシスタントプロデューサーの4人。討伐するモンスターはジンオウガに決定。ここで辻本さんから、8月25日に発売される『MHP 3rd HD Ver.』がアドホックモードに対応すると発表された。1台のPS3と最大3台のPSPで、同時に狩ることができるとのことだ。

“モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ”
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 アドホックモードの説明が終わり、いざ狩りに! というところで、辻本さんの口から「普通にやってもおもしろくない!」と不穏な言葉が……。なんと12分以内にクエストをクリアできなかった場合は、罰ゲームとして所持しているハチミツをすべて売ることに。一瀬さん、藤岡さん、小嶋さんから大ブーイングが上がる中、クエストはスタートした。

 クエストが始まると、辻本さんが本領(?)を発揮。モンスターを狩るどころか、いきなり水辺でくつろぎだす始末。さらにハンマーで味方を吹っ飛ばす、けむり玉で味方をかく乱、シビレ罠を設置してジンオウガを帯電させる、切れた尻尾から素材を剥ごうとする味方の近くに大タル爆弾を設置するなど、やりたい放題。あまりの傍若無人な振る舞いに、辻本さんのキャラクターが力尽きた時、会場から拍手が起こるほどだった。

 辻本さんがキャンプに戻されている間、邪魔者がいなくなったとばかりに一瀬さん、藤岡さん、小嶋さんがジンオウガに対して総攻撃を開始する。捕獲できるまでにこぎ着けたものの、辻本さんの「捕獲はあかん!」のひと言で討伐することに。結局クリアタイムは12分51秒46で、罰ゲームが確定。全員がすべてのハチミツを売り、セーブをしたところで開発者チャレンジクエストは終了した。

“モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ”
▲一瀬さん、藤岡さん、小嶋さんが奮闘するも、12分以内のクリアならず。藤岡さんは3枠分のハチミツを泣く泣く売るはめに。小嶋さんは「東京大会は辻本さん対策を考える!」とリベンジを誓っていた。

■教えて藤岡先生! リターンズ+ズバ教

 モンスターの生態について藤岡さんが説明する“教えて藤岡先生! リターンズ+ズバ教”のステージ。ここでは藤岡要先生と小嶋慎太郎助手が、『MHP 3rd』で初めて登場したフィールド“渓流”と、渓流に棲む代表的なモンスターについての解説を行った。

 水と緑にあふれた美しい渓流は、廃屋や吊り橋など以前人が住んでいたことを思わせる跡がいくつも残っている。現在は人間は住んでおらず、モンスターが生息しているという。「マイナスイオンがめっちゃ出ていて、夜もきれいなんですよ(小嶋さん)」「満月が映えるんだよね(藤岡さん)」と、2人ともその景観を絶賛していた。

“モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ”
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 最初に紹介されたモンスターは、青熊獣(せいゆうじゅう)アオアシラ。「ハチミツまっしぐら」と小嶋さんが言うだけありハチミツを好んで食べるが、藤岡さんによると魚なども食べるとのこと。非常に堅い上半身・前足・爪が特徴的で、普段は4足歩行だが敵を威嚇する時は2足歩行になる。アオアシラがハンターを“抱っこ”できるのは、2足歩行で前足が発達しているからだという。

“モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ”

 次に紹介されたのは『MHP 3rd』のメインモンスター・雷狼竜(らいろうりゅう)ジンオウガ。雷をまとう帯電状態のモンスターで、雷光虫から少しずつ電気をもらって超帯電状態になるが、黄色い甲殻部分によって自分でも発電できるようだ。藤岡さんによると、雷光虫とジンオウガは共存しており、雷光虫を餌として食べるガーグァを、ジンオウガが食べるという生態系が確立しているという。

“モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ”
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 ユーザーから募集した質問に答えるコーナーでは、ジンオウガに関する質問が多く寄せられた。「ジンオウガが撃ってくる曲がる電撃の玉は、どういう原理なのですか?」という質問には、電撃の玉は雷光虫の塊で、虫だから予想できない方向に曲がると返答していた。また幼体のジンオウガに関する問いには、蓄電力は弱いが発電する能力はあるとのことで、成体よりモサモサしているとのこと。最後は、小嶋さんの口から教官に関する裏設定が明らかに。教官はロックラックで一文なしになった後、船に乗ってどこか別の村に行こうとして遭難し、アイルー村にたどり着いたとのことだ。

■『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G』スペシャルぽかぽかステーG

 このステージでは、『アイルー村G』のプロデューサーを務める小嶋慎太郎さんから8月10日に発売される『アイルー村G』の新情報が発表された。今作では登場アイルーが120匹以上に増え、ユクモ装備のアイルーや番台さんに加え、オリジナルのアイルーやイラストコンテスト最優秀作品の“パル”も登場する。さらに、遊べる本屋・VILLAGE VANGUARDとのコラボアイルーもDLCとして配信されるという。

 クエストのモンスターも、ジンオウガやティガレックス亜種、ギアノス、ブランゴなどが新たに登場。他にも雪山のモンスターや亜種モンスターが登場するようだ。また、『MHP 3rd』のセーブデータを持っているとオトモアイルーが村に登場し、クエストを手伝ってくれたりハンターのプレイ状況を教えてくれたりするとのことだ。

“モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ”
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▲『アイルー村G』プロデューサーの小嶋さんは、アイルーとおそろいの赤い蝶ネクタイを着けて登場。

■タイムアタック大会“狩王決定戦”地区大会決勝戦

 ステージイベントでもっとも多くの人たちが集まったのが、“狩王決定戦”の地区大会決勝戦。予選を勝ち抜いた8組が、大勢の観客の前でタイムアタックを行った。決勝戦のクエストはジンオウガ討伐。2チームが同時にプレイしてタイムを競う。使用武器は、すべてのチームがハンマーと弓という構成だった。

 開発陣もうなる激闘の末、優勝したのは予選を1位で突破したおじゃるチームだった。クリアタイムは3分11秒70。続いて2位に予選4位のNAMAZONEチーム、3位には予選3位の慎流チームが入った。この3チームは、10月2日に東京・台場のTFTホールで開催される“狩王決定戦”決勝大会の出場権が与えられた。

“モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ”
▲地区大会決勝戦には、予選上位8チームが出場。予選のクエストはアオアシラ討伐で、通過タイムは2分17秒。なお、5位のチームは諸事情により決勝を棄権している。
“モンハンフェスタ” “モンハンフェスタ”
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▲上位3チームには赤アイルーダルマとジンオウガジャージが贈られた。優勝したおじゃるチームは、予選・決勝戦ともに1位だった。

(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
(C)CAPCOM CO., LTD. 2010 ALL RIGHTS RESERVED.

■モンスターハンターフェスタ’11 概要
【入場料】無料、フリー入場
【地区大会日程】
 名古屋大会:2011年7月16日 ポートメッセなごや(※終了)
 東京大会:2011年7月31日 幕張メッセ
 福岡大会:2011年8月7日 西日本総合展示場
 札幌大会:2011年8月14日 札幌コンベンションセンター
 大阪大会:2011年8月28日 インテックス大阪
【開催時間】10:00~17:00(最終入場は16:00)
※場内の混雑状況により、安全のため入場規制や入場制限をかける場合がある。
【決勝大会】2011年10月2日 TFTホール(事前応募制)

データ

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