新たな10年への挑戦！ 先行体験会もあった『PSO2』発表会で酒井さんが語る

文：電撃オンライン

■体験レポート

　メディア向けブリーフィングに続いて、アルファテストバージョンの『PSO2』をプレイできたので、その模様をお届けする。

　まずはキャラクタークリエイトを体験。映像を見ていても、その多彩さに驚いたが、実際に触ってみて「これは日が暮れる……」と途方に暮れそうになった。パーツの量に加えて、各パーツの調整も可能。それが頭部と体型の両方にあるため、無限の可能性はあるものの、「ずっといじっていられる時間が無限にほしい」と思ってしまった。

　思わず吹き出してしまったのは、体型を調整している時のこと。体につけるパーツに“胸毛”があるのだ。オールランダムがあったので、何度か選んでみたところ、ガッチリしたキャラクター、下半身が太ったキャラタクター、手足が異様に長いキャラクターなど、本当にバリエーション豊か。オンラインプレイ時には、他人のキャラクターを見るのが楽しくなりそうだ。

　カスタマイズとして、他にもアクセサリがある。メガネや帽子といったパーツを3つまで付けることが可能なので、これもキャラクターを個性づける要素になりそうだ。そこに17パターンある声を選択。ピッチを変えることで、多彩な声を可能にしているのは、これまでと同様だった。

　キャラクターカスタマイズはそこそこに、ロビーでコミュニケーションを取ることにする。発言する時には、おなじみの吹き出しが表示される。顔を映し出すこともできるので、作りこんだ自分のキャラクターを見てもらう楽しみもありそうだ。

　アルファテストでは、5種類の武器が用意される。ハンターのソード、新カテゴリーであるワイヤードランス、レンジャーが持つアサルトライフル、フォースの手にしたロッド、そして接近戦と銃を体験できるガンスラッシュだ。多彩な攻撃方法を、アクションパレットにオリジナルコンボとして設定でき、爽快なアクションを簡単に行える。

　用意されていたハンターをチョイスしたところ、ソードとワイヤードランス、そしてガンスラッシュを所持していた。アクションの中には“補助アクション”というものがあり、ソードやワイヤードランスではガードを、ガンスラッシュでは剣と銃の切替をすることができた。十字ボタンの上下でアクションパレットを切替、左右でアイテムを配置したサブアクションパレットを切替する方式。

▲ソードでは、威力の高い攻撃とガードが可能。前線で豪快に戦える武器だ。		▲既存の武器だと、フォトンウィップのような見た目をしているワイヤードランス。敵を引き寄せたり、振り回したりして、他の敵を攻撃したりできる。		▲近距離攻撃と遠距離攻撃が可能なガンスラッシュ。射程範囲は広くないが、さまざまな状況で使えそうだと感じた。

　これまでのシリーズではフォトンアーツ（PA）は、いつ発動しても同じ技だったが、本作では発動するタイミングに応じて異なる技が出るのを確認できた。タイミングを覚えるのが苦手な人には、攻撃順番を設定できるオリジナルコンボはありがたい仕様だろう。

▲インタラプトイベントが発生。“墜落した機体を守る”という指令が表示されたが、ものの2秒程度で破壊され、失敗。「アルファテストで発生した時には、次こそ守る！」と心に誓った。		▲攻撃だけでなく、フィールドを移動する際にも使うジャンプ。空中に浮かぶ敵を近接武器でガシガシ攻撃するという、新たな爽快感を味わえる。

　しばらくプレイしていると、奥にある“マルチパーティエリア”に向うように指示が出る。3パーティ12キャラクターが合流し、巨大なロックベアと戦う。つかまれ、投げ飛ばされるプレイヤーがいる中、攻撃を加えていくと、その巨躯が転倒。背中の突起部分を攻撃すると、これまで以上のダメージを与えられた。弱点をジャンプ攻撃や遠距離武器で狙うのがポイントのようだ。

　これまでのシリーズ同様に安心して遊べるという感想を抱いた『PSO2』。ただ、ジャンプとステップ移動によって、アクション性が進化。シリーズ伝統の遊びやすさと新たなアクションが融合し、これまでになかった楽しさを感じられ、まだまだ遊んでいたいと思えた。

　また以下で、『ファンタシースター』を愛する電撃の編集者が、女性キャストのレンジャーを体験した感想も聞いたので掲載する。初期装備のマシンガンのような武器は、攻撃ボタンを1回押すごとに数発連射するというもの。射撃はジャンプ中も可能だったという。

　気になるTPSスタイルは、既存のTPSに近く、遊びやすかったようだ。「左スティックで移動しつつ右スティックで照準を操作して攻撃。スムーズに敵に照準を合わせて攻撃することができた」と語っていた。また敵の急所にヒットした時は、通常と違うエフェクトが発生し、与えたダメージも増加しているのを見て取れた。

　弱点への攻撃とPAを組み合わせることで、これまで以上にダメージを与え、パーティに貢献できるレンジャー。やや地味な印象を受けていた人も、アクティブに活動・攻撃できるこの職種を体験してみてはどうだろうか？

(C)SEGA
※画面は開発中のもの。

データ

関連サイト

• 『ファンタシースターオンライン2』公式サイト