2011年8月9日(火)
【りえぽん】
・好きなエピソード:『1』第一話 コックリさん
・好きなキャラクター:霧崎水明
“コックリさん”って、女の子なら実際に一度はやってみたことありませんか? りえぽんも実は小学生のころに、友だちとやってみたことがあります。もちろん10円玉が勝手に動くこともなく、何も起こらなかったのですが、今思えば、なんて恐ろしいことをしていたのかと!
そんな思い出もあるコックリさんが題材になっているだけあって、印象に残っているエピソードです。『流行り神』といえば、科学ルートとオカルトルートに分岐して展開が異なるシステムが特徴ですが、怖がりなりえぽんはいつも、科学ルートを先にプレイします。
コックリさんの科学ルートでは、人見さんが「霊的なものとは一切関係ないわ」とズバッと言ってくれて、そうだよ! 怖くないよ! と思ったのもつかの間、結局怖いストーリーになるんですよね……。科学ルートでも怖いなんて! 『流行り神』は他のエピソードも、科学ルートも怖いんですけどね! まだ第一話をプレイした時はそのことを知らなかったので、いい意味で裏切られました。
【ごえモン】
・好きなエピソード:『1』第二話 鬼
・好きなキャラクター:式部人見
第一話の“コックリさん”も好きですが、誰かが選んでいそうなのでコチラで。ちなみにコックリさんは、僕の大好きな人見さんがものすごい迫力で怒ってくれるエピソードなので好きなんです(笑)。
で、本題の“鬼”ですが、僕は“雪村恭子ルート”のほうが好み。なぜかというと、より“鬼”の悲しみと親子の人間ドラマが濃く描かれている気がしたから。最後の鬼との一連のやり取りは感動しましたね。そして、鬼さんの孤独さと僕の友だちのいなさがうまくシンクロし、鬼さんにものすごく感情移入しながら読んでいました。“友だちの友だち”と本作ではよく出てきますけど、それでは僕に通用しないですね。そもそも友だちがいないから(笑)。
話がそれましたが、人見さんを除けば僕の中では鬼がメインヒロインです。“安西聡子ルート”のほうは、オカルト寄りでミステリアスなオチにゾクっとします。でも、一番怖いのは聡子さんの顔なんですが!
【アクティ】
・好きなエピソード:『1』霧崎編 さとるくん
・好きなキャラクター:霧崎水明
水明が中学生時代の思い出を語る霧崎編。もともと科学派だった水明が、なぜオカルトを容認するようになったかが描かれる、水明のことを知る上ではかなり重要なエピソードです。確かに、こんな事件に巻き込まれたらオカルトを容認したくなるわ……。
それにしても水明は子どものころから頭がよかったんだなぁと、このエピソードを進めていた当時、思いました。ま、プレイヤーがセルフ・クエスチョンとか推理ロジックとかで失敗すると、賢くない(?)水明を見るハメになるんですけど。
ともあれ、作品の根底に流れるオカルト&科学というテーマをまとめつつ、両者で揺れる主人公(水明)の心情をシナリオにうまく組み込んだ、すげーと関心できるエピソードでした。あと道明のおっさんマジイケメン。
【YK3】
・好きなエピソード:『2』第零話 黒闇天
・好きなキャラクター:式部人見
どのエピソードもよくできていて、どれか1つ選べってのがそもそも無茶な話。しかし、まり蔵がどうしても挙げろと言うので、あえて選ぶなら“黒闇天”ですかね。
謎を追っていき事件を解決するという基本ストーリーに加えて、初恋の人・雪乃との再会、淡い恋心、そして切ない結末と、主人公がよく知っている人と織りなす展開は、他の面識のない人たちの事件とはひと味違った感じで特に印象に残りました。あと、未亡人とはいえ女性が1人暮らししている部屋に行くというシチュエーションは、ちょっとドキドキしましたねー、年がいもなく。
その他に好きなエピソードをいくつか挙げておくと、鬼の上の点がない謎の文字を追う『1』の第二話“鬼”。安西聡子のルックスが衝撃的すぎて、しばらく頭から離れませんでした。もう1つは人見さんの過去が大きくクローズアップされる『2』の最終話“流行り神”。人見さんのことなら何でも知りたいわけですよ。あと、いつもと違うかごめさんの服装も要チェックです。
【kbj】
・好きなエピソード:『2』第二話 心霊写真
・好きなキャラクター:賀茂泉かごめ
“心霊写真”では、劇団という閉鎖された団体の中で起こった殺人事件と、その人間関係が描かれる。さらにそこにかかわってくるのが、3年前に起こった事件。人間模様と祟りという要素が入り混じり、すごくよい味を出している。
『流行り神』シリーズは、どのエピソードもどこかで聞いたことがある都市伝説を題材にしており、なじみが深いぶん状況を想像しやすいのがいい。テキストとイラストに自分が想像した状況を付加でき、またそれがホラーと相性がいいのだ。『2』で加わった賀茂泉かごめはオカルトを真っ向から否定し、他のメンバーと衝突する強烈なキャラクター。これまでの登場メンバーにはいなかったタイプのキャラだ。『3』では、そこにオカルトヲタクな羽黒薫が加わり、また新たな人間関係が構築された。テキストを読んでいて、「エピソードだけでなく、キャラクターもよくできているなぁ」と何度も関心した。
オカルトと科学という2つのエピソードを用意することで、1つの事件をより深く描写しているこのシリーズ。まだ遊んでいない人は安くなっているこの機会にぜひ!
【まり蔵】
・好きなエピソード:『3』第一話 高額アルバイト
・好きなキャラクター:小暮宗一郎
貧乏学生が一度はあこがれるであろう“治験”を題材にした“高額アルバイト”。この物語のキモは、山奥の怪しげな研究所に閉じ込められた編纂室のメンバーが、パニックになる登場人物たちや得体の知れない敵を相手に、謎を解いていくところにあります。
“閉ざされた狭い空間”という特殊な環境や、つぎつぎと現れる“ドッペルゲンガー”に惑わされた私は、真相にたどり着くまで結構な時間を要しました。さらに全エピソード中、最速ゲームオーバー記録をたたき出す始末。こんなに早く死ぬなんて思わなかったぜ……やっぱり逃げたらあかんってことですな。ただクリアするのに苦労した分、物語への愛着は深いです。
あと小暮刑事好きの私としては、小暮さんと妹・綾ちゃんの兄妹関係にぜひ注目していただきたい。綾ちゃんを前にいつもとは違った意味であたふたする小暮さんが、通常より3割増しくらいでかわいく見えます。『流行り神』メインヒロイン・小暮さんの実力(?)を、ぜひその目で確かめてください!
という感じで、六者六様の感想を掲載してみたワケですが……みんな『1』が好きすぎ。『2』のエピソードを挙げた人も、やっぱり『1』をプレイした時のインパクトは強烈だったみたいです。かくいう私も、『1』はすべてのシナリオがおもしろかったですね。初めてPS2で遊んだ時は、とにかく続きが気になって止めどころが見つからず、徹夜したまま仕事に行った覚えが……あのころは年齢的に無茶ができたんですよ……。
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