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2011年9月14日(水)

『マビノギ』次期大型アップデート“G15”の内容をチラ見せ! ガラパゴスをイメージしたベルバスト島の観光レポート

文:電撃オンライン

 6月18日に開催された6周年記念イベントで概要が発表された、ネクソンのPC用MMORPG『マビノギ』の大型アップデート“ジェネレーション15”。実装は9月28日に決定しており、貿易中継都市・ベルファスト島でのメインシナリオ、新システムの交易が注目されている。

 電撃オンラインでは今回、G15アップデートに先駆けてベルファスト島の観光と、交易システムの体験プレイを行ってきた。残念ながら今回の取材時点では、“ベニスの商人”をモチーフとするメインシナリオはプレイできなかった。今後改めて詳細情報が発表されるとのことなので、続報を待ちたい。

■戦わなくてもキャラ育成が可能な“交易”システムが登場

 ベルファスト島への行き方は、G14で実装されたカブ港から船で移動する。G14で登場したカブ港の町は、白い漆喰(しっくい)と木枠のコントラストが特徴の、チューダー様式建築物が並んでいた。ベルファスト島はガラリと雰囲気が変わり、鮮やかなモザイクタイルがあちこちに見える、異国情緒あふれる街並みだ。

『マビノギ』 『マビノギ』
▲カブ港から数分おきに出航している船に乗って、ベルファスト島へ到着。▲島にはインプやオーガ、ゴブリンが住んでいる。
『マビノギ』 『マビノギ』
▲島の建物はゴシック建築様式の尖頭アーチ、漆喰を固めてモノクロの浮き彫りを施したスタッコ風柱、ラピスラズリ色を基調に彩色タイルを多用した鮮やかなモザイクなど、異なる時代・国の建築様式をミックスしているようだ。

 ベルファスト島の観光はとりあえず後回しにして、まずはG15アップデートの新コンテンツの1つ、交易について説明しよう。

『マビノギ』
▲交易所の多くは、街の出入り口近くにテントを張っている。

 交易を行うための交易所は、すべての街やキャンプにあるわけではない。現時点ではティルコネイル、ダンバートン、バンホール、イメンマハ、タルティーン、タラ、カブの8カ所に設置されている。売買には専用通貨“ドゥカート”を使用し、これはトレード不可。交易開始時に300ドゥカートが無料でもらえるので、これを元手に少しずつ増やしていくしかない。

 交易所ごとに扱っている特産物は違う。たとえばカブなら、カブ産海苔やフカヒレなどの海産物。イメンマハではバタービール、トリュフパスタ、クマの丸焼きなどの料理を販売している。

 交易品は最初からすべて取り扱いできるわけではなく、取引した回数で信用度のポイントがたまり、信用度レベルが上がると初めて新しい交易品が購入できる仕組みだ。買いたい交易品をクリックすると、ウィンドウ中央に現在の相場が表示される。距離と移動時間などを考慮して、一番もうけが出そうな街で売り払えば効率のいい商売ができる。

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▲カブ港▲ダンバートン▲イメンマハ▲タルティーン
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▲相場ウィンドウで赤い上向き矢印が出ていれば、その街で売り払った時に利益が出る。水色の下向き矢印は、逆に買値より安い価格で売ることになる。

 より一度に多くのアイテムをやりとりすれば、当然得られる利益も大きい。運べる荷物の数と重量は、背負い箱から始まり、手車、馬車、象の順番に増えていく。移動速度にも多少違いがあり、象は一番荷物を多く運べるが、スピードでは馬車が最速。近い街同士をこまめに往復して稼ぐか、遠くの町まで大量の交易品を持ち込んで一攫千金を狙うかは、プレイヤー次第だ。

 ただし交易品の相場は、プレイヤーの実際の取引がリアルタイムで相場に影響するシステムだ。つまり、自分がある街を出発した時点では利益が出たはずの交易品が、到着してみると他プレイヤーの取引によって、相場が下落している可能性もある。

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▲背負い箱(スロット4/重さ400)
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▲手車(スロット6/重さ800)
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▲馬車(スロット8/重さ900)
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▲象(スロット7/重さ1,700)

 街と街を往復するだけで、交易は簡単な仕事! と思ったら大間違い。交易中に限りフィールド上には、積荷を狙った“略奪団”がランダムで出現する。ナビゲーターのインプ交易団員が毎回警告してくれるので、大きく迂回(うかい)すれば襲われる心配はない。道が狭くて避けられない時などは自動的に戦闘モードに突入する。

 テストプレイ中は比較的弱いインプが1度に1体しか現れなかったが、出現数と強さはあくまでランダム。強い略奪団相手に戦いが長引くと、その途中に積荷を少しずつ奪われてしまうので気をつけよう。

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▲半透明に見えるのが、木や茂みに偽装している(つもりの)略奪団。インプの警告が画面左上に表示されるので、立ち止まって周囲を確認すればすぐ見つけられる。
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▲略奪者に接近すると警告が出る。▲未熟な略奪者インプはあまり強くない。荷物を奪われる前に倒そう。▲戦闘が終わったらRキーで再び荷物を背負ったり、馬車に乗り込んだりすることができる。

 交易は、ほぼ戦闘なしで経験値が獲得でき、キャラクターを育成できる新システムだが、他にもメリットが用意されている。交易所のインプに話しかけると、“証の交換”、“略奪団の証両替”という2つのショップが利用できる。証の交換は、一般、魔族印の武器、限定商品、クエストの4種類。プレイヤーのお目当ては主に、交易所でしか受けられないクエストと、ドゥカートでのみ購入できる限定商品になるだろう。限定商品は時間ごとにランダムで販売内容が変わり、新しい武器・防具・スクロールが扱われる。もう1つの略奪団の証両替は、略奪団を倒したときに低い確率でドロップする証を集めると、アイテムと交換可能だ。

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▲魔族印の装備品は、既存の物よりアイテム属性の性能値が少しだけ上がっている。
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▲限定商品の種類は少なめ。その代わり一定時間が過ぎると販売内容が変わる。

→ベルファスト島観光のスクリーンショット(2ページ目へ)

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データ

▼『マビノギ』
■メーカー:ネクソン
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:2005年4月26日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)
▼『マビノギ 公式ファンブック マビフェス!』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年3月26日
■価格:2,100円(税込)
 
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▼『マビノギ スタッカート ボイスドラマCD』
■メーカー:アスキー・メディアワークス
■発売日:2009年3月30日
■価格:2,500円(税込)
 
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