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2011年9月16日(金)

目の前が戦場に!? PS VitaのAR技術を『リアリティーファイター』で体験!

文:電撃オンライン

目の前が戦場に!? PS VitaのAR技術を『リアリティーファイター』で体験!
▲アドホック、インフラストラクチャーにも対応しているので、世界中のプレイヤーと対戦可能。

 PS Vitaのタイトルリストを見ていて個人的に気になったのが、『リアリティーファイター』でした。“リアリティー”とは何がリアリティーなのか。ストリートファイトのようなリアルファイトをモチーフにしたアクションゲームなのか、それとも別の何かの要素がリアルなのか。その疑問の答えを求めて、Rustyがプレイしてきました。

 プレイを開始してすぐに、疑問の答えがわかりました。本作は、PS VitaのAR(拡張現実)を活用した対戦格闘ゲーム。リアリティとは拡張現実のことでした。キャラクターカスタマイズのバリエーションが豊富なので、友だちと一緒にワイワイ楽しめそうなタイトルです。

■まずは自分の分身となるキャラクターメイク

 今回は、サクッと対戦を楽しめるモードをプレイ。まずは自分が操作するキャラクターを選択します。実は、ここがすでにAR体験の入口なんです。本作では、自分や友だちの顔を撮影して取り込むことで、本人の顔をした使用キャラを作成することができます。カメラを通して画面に映る顔を、画面に表示されている頭部の枠にうまく合わせて撮影すると、目や口の位置を検出して、2Dの写真を3D立体化。被写体の顔を持ったキャラクターが出来上がります。撮影に失敗してやや歪んでしまった自分のキャラが、ものすごく気持ち悪かったのですが、まぁこれを一生使い続けるわけではないので、“OK”にして次へ。今度は体型を決めます。

 体型は、前面のタッチスクリーンを直接さわって、正方形の枠の中のポイントをスライドさせることで、リニアに変わるという仕組み。スルスルと指を移動させるだけで、太った体型からガチムチ体型まで、思いのままです。自分はやや細マッチョになったところで決定して、基本のボディメイクは終了。自分の体型そっくりにすることもできそうでしたが、もちろんやめておきました。

 さて、次はコスチューム選び。コスチュームは頭部、ボディ、腕、足、武器などの部位ごとに選択可能で、200以上ものアイテムが用意されているようです。武具や鎧の他、どう見ても格闘用ではないモノもたくさんあって、個性を演出するのが楽しそうです。選ぶのが面倒な人用にオススメのセットも用意されているようで、自分は武者姿のセットを選択。そのあとで、武器だけを大きなペンチのようなものに変更しました。これでキャラクターは完成です。鎧武者は仮面をかぶっているので、キャラを自分の顔にした意味がまったくなくなりました。

 最後はプレイスタイル選び。ムエタイやボクシング、空手、カンフー、カポエラといった格闘スタイルの他、バレエなども用意されていました。もう、なんでもありですね。

■これがAR! 目の前をフィールドにバトル!

 キャラクターメイクが終わったら、いよいよ対戦相手を選んでバトル。今回のお相手は、すでに用意されていた女性広報Iさんの顔をしたキャラ。Iさんのキャラは、股間からアヒルの首がつき出ています。変態です。

 いよいよバトルフィールドの選択になるのですが、お待たせいたしました。ここが本作の最大の見どころです。フィールドは、あらかじめ用意された場所(写真)にもできますが、なんと目の前に見えている風景をフィールドに設定することができるんです。イメージとしては、いるはずのない小さなキャラクターが画面の中では目の前で戦っている、といった感じです。キャラがどんどん右へ移動していくと、画面の外へ飛び出してしまいますが、本体をそちらの方向へ向けるとキャラが見えるようになります。

 SCEブースの中で広報Iさんのキャラと対戦する自分のキャラは、4つのボタンから繰り出されるムエタイの蹴りやパンチをで相手を追い詰めます。最初にARのフィールドを設定するとき、本体を足もとに向けていたため、キャラクターを見下ろすような画面になっていました。これは、センサーが本体の傾きを感知しているからなんですね。水平に持った状態でフィールド設定すれば、通常の対戦格闘のように真横からの視点になります。

 戦闘終了後には、PS Vita本体をタテに持つことで、対戦したキャラクターとポーズをとった記念写真を撮影することができます。撮影ポーズを変えられる他、画像にエフェクトをかけたりコントラストを変更することもできるようです。こうした写真を友だち同士で見せ合うなんてこともできそうです。

 今回はCOM相手の対戦でしたが、世界中のプレイヤーとも対戦できるようです。今度は見た目のインパクト重視のキャラを作ってみたいです。(Rusty)

目の前が戦場に!? PS VitaのAR技術を『リアリティーファイター』で体験!
▲まだ実装されていませんでしたが、必殺技などの大技も用意されているようです。

(C)Sony Computer Entertainment Europe.

■東京ゲームショウ2011 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2011年9月15日~16日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2011年9月17日~18日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込) ※小学生以下は無料

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