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2011年9月16日(金)

消えたボッコちゃんの行方を追え! PS Vita版『真かまいたちの夜』体験版プレイレポート

文:電撃オンライン

 東京ゲームショウ2011(TGS2011)のSCEブースで、チュンソフトが制作するサウンドノベル『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)(以下、真かまいたちの夜)』のPS Vita試遊体験版が出展されている。本作のプレイレポートをお届けする。

 『真かまいたちの夜』は、チュンソフトの名作サウンドノベル『かまいたちの夜』シリーズの最新作。マルチエンディング、マルチストーリー型のシステムを採用し、キャラクターとストーリーを一新して制作している。ネットワークにつないで最大100人が同じ事件に挑む、新たなマルチプレイモードも搭載。PS Vita版とPS3版の2プラットフォームで12月17日に発売される。

 TGS2011用試遊体験版では、このために書き下ろされたオリジナル短編ストーリー『消えたボッコちゃん』が楽しめる。主人公は、本編と同様に坂巻快人(さかまき かいと/CV:中村悠一)。プレイヤーは快人を操作しながら、初代『かまいたちの夜』と同じく冬山のペンションを舞台に、とある窃盗事件を解決することになる。コミカルなオリジナルシナリオを楽しみながら、新システムの一部を体験できる。

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▲キャラクターは、シリーズおなじみの青いシルエットで描かれる。

 紛失したアイテムはオーモリ(CV:杉田智和)のテレフォンカード。テレカは、オーモリが大好きなアニメキャラクター“ボッコちゃん”のイラストが描かれているプレミアアイテムだ。オーモリが言うには、このテレカを、快人が思いを寄せる女性・京香(CV:小清水亜美)が盗んだとのこと。彼女の無実を証明するため、快人は調査を開始する。

 ちなみにキャラクター同士の会話部分はすべてボイス入り。『かまいたちの夜』シリーズ初の声入りということで、プレイする前は少し不安に思っていたが、実際に聞いてみると思いの外しっくりなじんでいて違和感は感じなかった。

 調査は、PS Vitaのジャイロセンサー機能を使って行う。本体を右に動かすとゲーム画面も右に移動するという要領で、上下左右広い範囲にわたって調査が可能。怪しいところはタッチすることで簡単に調べられる。なお調査の仕方は、Rボタンを押せば、方向ボタンでの操作に切り替えることができる。

 もう1つの新システムが推理モード。このシステムでは、入手した情報の中から2つを組み合わせて“証言の矛盾”を指摘することができた。

 体験版には選択肢が登場して、選んだものによって分岐が発生。エンディングもマルチエンドとなっている。『かまいたちの夜』らしいヘンな選択肢を選んでみたかったのだが、ついマジメな選択肢を選んで事件(?)を解決してしまった。マジメにクリアするもよし、ちょっぴり逸脱したルートに行ってもよし。生まれ変わった『かまいたちの夜』の世界を、この体験版をプレイして少しでも垣間見てほしい。

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▲出現する選択肢も『かまいたちの夜』らしいユニークなフレーズだ。

(C)CHUNSOFT

■東京ゲームショウ2011 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2011年9月15日~16日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2011年9月17日~18日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込) ※小学生以下は無料

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