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2011年9月22日(木)

『モンスター・コレクションTCG』の『アルフレアの不死鳥』を使ったデック構築ワンポイント講座! 自分だけのオリジナルデックを作って大会に出よう!!

文:電撃オンライン

■デックを組んでみよう! ――カード選びのイロハ

 そうしたら、次はデックに投入するカードを決めていきましょう。『アルフレアの不死鳥』と2種のトライアルデック『火竜』『剣姫』を合わせると、カードの総数は約180種類ありますが、まずはキーとなるカードを選ぶといいでしょう。選ぶ基準は“イラストが好きだから”でも“能力が何となくおもしろそうだから”でも、なんでも構いません。中心となるカードは1枚だけでなく2~3枚でも大丈夫です。それでも選べないという方は、トライアルデックの『火竜』『剣姫』をベースにデックを組むことをオススメしますよ!

『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』

 キーとなるカードが決まったら、同時にデックの属性も決まることになります。『モンコレTCG』には、もちろん1つのデックには何属性まで、というような決まりはありません。しかし、属性をある程度絞っておかないと戦闘スペルのコストが支払えず、戦闘で不利になってしまうことがあります。最初のうちは、デックの属性は2属性ほどにまとめておくのがいいでしょう。

 そうしたら次は、いよいよデック構築スタートです。現在『モンコレTCG』のカードは、ユニット、戦闘スペル、アイテム、地形の4種類にわかれています。どの種類のカードにも長所、短所があるので、これらのカードをバランスよく投入していくのが強いデックづくりの秘けつといえるでしょう。

 ここでポイントを1つ。『モンコレTCG』では、50枚のデックをユニットを25~30枚、戦闘スペルとアイテムを合わせて15~20枚、地形を0~5枚程度のバランスで構築するのが一般的とされています。あくまで目安で、もっともユニットの少ないデックや、あるいは戦闘スペルをまったく使わないデックなどもありますが、まだ始めたばかりというプレイヤーの方は、これを基準とするといいのではないでしょうか。

 では、まずデックに投入するユニットを選んでいきましょう。ユニット選びのコツはレベルと能力をまとめることです。

 “レベルをまとめる”とはどういうことかというとデック内のユニットで2~4体のパーティを組んだ時に、そのレベルの合計が8になりやすいようにするということです。なぜなら、『モンコレTCG』で戦闘が行われる地形の大半が、代理地形などリミット8の地形だからです。

 ちなみに、足して8になる組み合わせには以下のようなものがあります。

 ・2+2+2+2
 ・4+2+2
 ・3+3+2
 ・6+2
 ・5+3

 これを見ると、まずは2レベルのユニットが非常に重要だということがわかりますね。あとはレベル4、6の偶数に寄せるのか、3、5の奇数に寄せるのかを決めますが、それは先ほど決めたキーとなるユニットと相談するのがいいでしょう。

 例えばキーユニットがレベル4の《魔剣姫ドラジェ》ならば、他にもレベル4や6など偶数のカードを中心にしましょう。同様にキーカードがレベル3の《フォレストノート》ならば、レベル3や5のユニットを入れて、デックのユニットを奇数に寄せるといいでしょう。このように、ユニットのレベルをそろえることが、戦闘で有利になる、強いデック構築の第一歩となります。

『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』
▲4-2-2の組み合わせ

『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』
▲3-3-2の組み合わせ

 次の“能力をまとめる”というのは簡単です。デック内のユニットが足を引っ張り合わないようにするということです。わかりやすいのが“イニシアチブ”を増減させる能力ですね。

 一般的にイニシアチブを+する能力を持つユニットは普通タイミングで強い能力を、-するユニットは対抗で強い能力を持っています。しかし、両者がパーティを組むと、せっかくのダイス目操作が相殺してしまい、能力をうまく活用できなくなってしまいます。もちろんデックにイニシアチブを+するユニットを入れたら、1枚もイニシアチブを-するユニットを入れてはいけないということではありませんが、これらはやはり相性がよくありません。自分のデックが先攻を取りたいのか、後攻でもいいのかはよく考えておきましょう。

 また《欲深き破壊将軍》のような、自軍のユニットを強化するカードを使う時は、その相棒となるカードを多く用意しましょう。例えば《欲深き破壊将軍》がいるのに、デックにオークもビーストも入っていないのでは、せっかくの能力も宝の持ち腐れになってしまいますからね。

『モンスター・コレクションTCG』

 また、もう1つ大事な点があります。それは“即時召喚”できるユニットを10数体は入れるということです。戦闘の際、援軍として登場する即時召喚ユニットは戦略の面でも非常に重要です。偶数デックなら2レベルのものを中心に4レベルのものも少々、奇数デックなら2、3レベルの即時召喚可能なユニットを必ず用意するようにしましょう。

 では次に、戦闘スペルとアイテムについて見ていきましょう。

 まず戦闘スペルについてですが、デックによって何を入れるべきかというのは大きく異なってきます。例えば、「戦闘で先手を取られると何もできないで負けてしまう」のならば、ユニットの防御力を上げる戦闘スペルや装備品を入れましょう。

 あるいは、「攻撃力は十分あるから《ラー》のような小型ユニットの能力で邪魔されたくない」という場合は、ダメージを与える戦闘スペルを入れるといいでしょう。また、相手の戦闘スペルやアイテムの効果を無効化するものは、対抗連鎖の多い『モンコレTCG』において、おおむね強力です。《魔力のスクロール》のような汎用性のあるカードは、なるべくデックに投入することをオススメします。この辺は、とにかく試してみることが大事です。自分のデックにしっくりくるものを探しましょう。

『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』

 また、戦闘スペルとアイテムの枚数は、それぞれその枠を持つユニットの半分から6割程度にするのがやはり一般的です。例えば、聖のスペル枠を持つユニットが15枚入っているなら、聖属性の戦闘スペルは8~10枚程度、アイテム枠を持つユニットが12体ならアイテムは6~7枚といった具合ですね。ユニットがいなければこれらのカードを使うことはできないので、あまり数が多すぎてもいけない、ということです。

 最後に地形です。『火竜』『剣姫』に『アルフレアの不死鳥』を加えた現在のブランニュー環境にある地形は、種族がケットシーのユニットに“イニシアチブ:+”を与える《マタタビ横丁》、ユニットの進軍を助ける《竜鳴の谷》と2種類の“時空門”、そして特定の属性のユニットが上にいることで手札の上限枚数が増える6種の“護法陣”です。

『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』 『モンスター・コレクションTCG』

 《マタタビ横丁》は、ケットシ―デックの専用カードと言っていいでしょう。トライアルデック『剣姫』をベースにしたデックならばそのまま採用されると思います。同様に《竜鳴の谷》や“時空門”は複数の種族や属性のユニットに対して影響を与えられるので、それらの種族や属性を使う際は投入を検討しましょう。また“時空門”は、リミットが10あるのも特徴です。本陣以外で8レベルと2レベル、6レベルと4レベルといったパーティが組めるようになるので、《シャドウ・ドラゴン》や《リバイアサン》などレベルの高いユニットが多いデックで採用するのもおススメです。

 最後の“護法陣”は、2属性でまとめられたデックならば1種類は投入しておきたいカードです。手札をたくさん消費する『モンコレTCG』で、相手よりも多くの手札を持てるというのは大きなアドバンテージ(優位性)になります。

 では、ここでデックを組むまでの流れをまとめてみましょう。同時に各ステップごとに気をつける点も併記しました。

 STEP1:デックのキーとなるユニットを決める。
 ↓
 STEP2:その他のユニットを投入する。枚数は25~30枚程度。
 ↓
 STEP3:戦闘スペルとアイテムを投入する。枚数は15~20枚程度。
 ↓
 STEP4:地形を投入する。0~5枚程度。

 ・STEP2のユニットを投入する時には、キーとなるユニットに合わせて2-4-6の偶数か、2-3-5の奇数のいずれかにユニットのレベルを合わせることと、即時召喚可能な低レベルのユニットを10体以上は入れることを意識する。

 ・STEP3の戦闘スペルとアイテムを投入する時には、それぞれスペルの枠、アイテムの枠を持ったユニットの半分から6割程度の枚数を入れる。

 ・STEP4の地形は、入れなくてもよい。ただし手札を増やせる“護法陣”は強力なので、余裕がある場合は投入する。

 これでデック構築のポイント解説は終了です。次からは、実際のデックを見ながら、それがどのようなコンセプトで構築されているのかをチェックしてみましょう。

→サンプルデックを紹介!(3ページ目へ)

(C)GROUP SNE/FUJIMISHOBO,BUSHIROAD

データ

▼『モンスター・コレクションTCG ブースターパック アルフレアの不死鳥』
■メーカー:ブシロード
■発売日:2011年8月27日
■価格:1パック7枚入り 330円(税込)/1BOX 20パック入り 6,600円(税込)
 
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▼『モンスター・コレクションTCG トライアルデック 火竜』
■メーカー:ブシロード
■発売日:2011年8月6日
■希望小売価格:1,575円(税込)
 
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▼『モンスター・コレクションTCG トライアルデック 剣姫』
■メーカー:ブシロード
■発売日:2011年8月6日
■希望小売価格:1,575円(税込)
 
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