2011年9月23日（金）

【海外ゲームショップ最新事情】『Gears of War 3』発売！しかし今回の海外版は……

　海外版ゲームソフトを販売するゲームショップの最新情報をお伝えする本連載。今月は秋葉原に店舗を構える老舗の海外ゲームショップ「メッセサンオーカオス館」の情報をお届けする。

メッセサンオーカオス館
http://www.messe.gr.jp/chaos/
■住所：東京都千代田区外神田3-14-8 メッセサンオー本店2階
■営業時間：11：00～20：00（年中無休）
■電話番号：03-3255-3431

　コアゲーマーにはもはや説明不要ともいえるメッセサンオーカオス館。以前は中央通りガード横のCLUB SEGAの脇を入った通り沿いにあったが、2010年6月にメッセサンオー本店2階に移転している。Xbox 360のみならず、PS3、PCも含めた海外ゲームを取り扱っており、入荷スピードも秋葉原で最速クラス。Twitterでの入荷情報の発信も行なっているので、気になる人はフォローしてみよう（Twitterアカウントはこちら）。


▲日本の量販店ではなかなかお目にかかれない海外版のゲームソフトが数多く並べられているソフト棚。POPもふんだんに備え付けられており、オススメのタイトルがすぐわかる。

『Gears of War 3』まさかの海外版規制！

　今週のカオス館注目のタイトルは何といってもアジア＆北米版『Gears of War 3』。というのも、『Gears of War』というタイトルは初代から国内版において、ゴア表現（人体欠損など）に関してかなりの調整が行われているので、本来の表現で遊ぶために海外版を求めるユーザーが多いゲームだった。


▲入荷した『Gears of War 3』のアジア版および北米版。Limited Edition、Epic Editionも入荷中だ。


▲メッセサンオーカオス館店長の土屋さん。

　しかし、今作において海外版でも日本版の本体でプレイをすると日本語版同様の表現規制がかかるとの噂が出始め、カオス館でもチェックをしたところ、しっかりと規制がかかっていることが確認できたという。このため「期待していたほどの伸びはなかった」と同店の土屋店長は言う。ちなみに海外版を使って本来の表現で遊ぶには、北米版の本体を用意しつつ、本体設定の言語と地域をそれぞれ英語、北米にしておく必要がある。

　ただし、国内版の発売が半年以上遅れた前作と比べて、今作はほぼ同時発売（北米版が9月20日、国内版が9月22日）であり、オンライン対戦が今作は共通サーバー（前作は国内版同士のみでの隔離サーバー）なので、わざわざ海外版を求めるメリットは少ないだろう。

次の山場は10月の『Battle Field 3』と『Call of Duty: Modern Warfare 3』

　今後の注目作品について聞いてみたところ、「10月の『Battle Field 3』と『Call of Duty: Modern Warfare 3』」と即答。詳しい入荷日はまだ未定のようだが、国内でも注目の2タイトルだけあって問い合わせも多いという。ちなみに9月は『Gears of War 3』が発売されるまでは『Dead Island』が一番人気だったとのこと。特にXbox 360版は入荷後すぐに売り切れてしまい、今も入荷待ちの状態だとか。


▲9月の一番人気はXbox 360版『Dead Island』。現在売り切れ中で再入荷待ちとのこと。

電撃Xbox 360的カオス館オススメポイント

　カオス館では海外版のゲームソフトが販売されているだけでなく、国内の量販店ではなかなかお目にかかれない海外の周辺機器も数多く販売している。なかでもオススメなのが、レジ横に設置された海外コントローラの数々だ。なお、格闘ゲーム用のゲームパッドとして高い評価を得ているMADCATZの「FIGHTPAD」について再入荷がないか聞いてみたところ、国内での取り扱いがないようで現在では入荷の予定はないという。


▲写真中央の6ボタンバッドはPDP製の「Versus Controller for Xbox 360」。スティック部分がマイクロスイッチになっており、1回転コマンドは楽だが、細かいコマンド入力は苦手なように感じた。		▲国内代理店による正規販売も始まったRazorの「ONZA」も2種類が展示されている。