2011年9月30日（金）

たっぷりと語りつくす『ゼルダの伝説スカイウォードソード』6時間プレイレポ！

剣で斬る戦闘が楽しく、謎解き以外の攻略にも期待できるデキ

　『ゼルダの伝説』の最新作を5時間半程プレイしてみて感じたことは、戦闘がすごく楽しく仕上がっていること。角度や方向などWiiリモコンの振り方を変えることで、剣による攻撃が10種類以上にも使い分けられるのです。

　例えば、比較的序盤に出てくる大きめのにチュチュ対しては、横に斬ると上下に分裂したあとすぐにくっついてしまうのでなかなか倒せません。でも縦に斬ると左右に分裂するので、小さくなったチュチュにそれぞれダメージを与えれば無事に倒せるのです。

　ほかの敵も、特定の手順を踏んだり、斬る角度や方向を考えて攻撃しないとダメージを与えられなかったりするので、新たな敵が登場するたびに「この敵はどうやって倒すんだろう？」というワクワク感がこみ上げてきます。

　また、盾やパチンコなどの“強化素材を集める”という要素もあり、広大なダンジョンから特定の敵を探し出してアイテムを集めるという楽しみもあります。漠然と敵を倒すのではなく、“いかに素早く倒すか”という攻略もごく自然に考えてしまいます。

　移動面でのアクションが豊富なところも見逃せないポイントです。壁の駆け上がり、ぶら下がった状態での移動など、フリーラン的な動きができるようになっています。

　ダンジョンをくまなく調べるというのが『ゼルダの伝説』シリーズの基本的な攻略だと思いますが、移動のバリエーションが増えたことで、あらゆる壁を駆け上がってみたり、つかめる場所がないか見回してみたりと、今までにはなかった観点からダンジョンを探索する楽しさがあります。

　過去のシリーズにはない要素もいろいろと増えているようですが、プレイしてみた感覚としては、やはり『ゼルダの伝説』だなと思います。

　行ったアクションに対する結果のわかりやすさだったり、謎解きに悩んで気がついたときの納得感だったりと、アクションゲームとしての遊びやすさは飛び抜けているなと感じました。

　なかなか解けない謎に阻まれても、石碑やナビ役のファイからヒントをもらえたり、以前にプレイした謎の解き方がヒントになっていたりと、よく考えれば解き方に気づく要素が盛り込まれていて、誰でも楽しめるような絶妙な難易度になっているのではないでしょうか。今までシリーズをプレイしてきたファンもちろん、シリーズ初心者でもすんなりのめり込める作品だと思います。（コジ）

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