2011年10月15日(土)
業界の革命として日野氏とレベルファイブが送り出すのは、4つの完全新作ゲームを1つのパッケージで楽しめる『GUILD01』。これは、ゲームが大きなビジネスになり、シリーズ作品が多くなりがちになってしまったことに対しての、1つのアンチテーゼだという。
新しいアイデアを商品化するに当たっては、斬新なゲームの提案、各界のクリエイたーの参加、そして完全新作のゲームを1つに詰め込むというルールを設けていると、日野氏は説明した。
第1弾『GUILD01』では、作品全体のプロデュースをレベルファイブが担当し、収録されているそれぞれの作品は、各界の著名クリエイターがディレクションを担当する。『解放少女』は、グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一さんによる3DSTG。、女子高生大統領・大空翔子が、解放機と呼ばれるロボットに乗りこみ、大国に占領された日本を解放するために戦いを繰り広げていく。
『レンタル武器屋 de オマッセ』を手掛けるのは、アメリカザリガニとして活躍する平井善之さん。RPGでは欠かせない武器屋となり、冒険者を影から支える男の生き様を体験することができる。
『シーマン』や『The Tower』を開発した斎藤由多加さんは、『AIR PORTER(エアーポーター)』を制作。空港の荷物コンベアに焦点をあてた新感覚のシミュレーションゲームだ。
そして最後の『CRIMSON SHROUD(クリムゾン シュラウド)』は、松野秦己さんが、レベルファイブ所属となってから初めて制作する作品。松野さんが得意とするファンタジー世界を舞台に、RPGの原点であるテーブルトークRPGを、3DSでシンプルにコンパクトにしているという。
「なるべく安い価格で出したい」と言っていた日野氏は、この後もさまざまなジャンル・ハードで展開していくと明言した。
ここでサプライズ発表として、完全新作の発表は行われた。『レイトン教授』『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』『二ノ国』に続く、新しいIPになるという。
そのタイトルは、『妖怪ウォッチ』。動画では、不思議な妖怪ウォッチを手にした主人公が、これまで見えなかった妖怪とコンタクトをとれるようになる様子が描かれていた。助けた妖怪は友だちになり、それをうまく活用することで人々が困っていることを解決していくようだ。しか、中には悪い妖怪も存在し、そんな時は仲間の妖怪を呼び出して戦うことになるという。
▲いい妖怪だけでなく、人によくない影響を与える妖怪も。妖怪ウォッチに妖怪メダルを入れて、仲間にした妖怪と戦うことになるようだ。 |
謎に包まれた新シリーズで、ハード、発売時期、ジャンルなどはすべて未定。だが、ゲームを原作に、アニメやマンガなどの展開をしていくとのこと。「まだ、ここまでしか話せませんが、大きなコンテンツに育てていきます」と、日野氏は力強く宣言して、“LEVEL5 VISION 2011”は終了となった。
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■LEVEL5 WORLD 2011 概要
【開催期間】2011年10月15日~16日
【開催会場】東京ビッグサイト 東1ホール
【内容】新作発表会、新作ソフトの試遊、ステージイベント
【入場料】無料
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