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2011年10月21日(金)

【Xbox LIVEを10倍楽しむ! 第2回】アナタは大丈夫ですか!? アカウント豆知識

文:電撃Xbox

 先月、ウチの姉が「子供たちと一緒に遊べるようなゲーム機が欲しいなー」などと言い出したので、すかさずKinectをプレゼントしたまさです。ここ数年、子育てでゲームから離れていた姉が、最近またゲームを遊ぶようになってきたのですが、そこで改めて気がついたことが1つ。今世代のゲーム機では当たり前になったアカウント回りの仕様は、普段からゲームをやっていない人には少々わかりにくいようだということです。

 まあ、普段からゲームばかりしている編集部ですら、機種ごとの違いの混同などもあり、意外とこのあたりの仕様をわかっていない人がいたりもするので、仕方のないことなのかもしれません。ということで今回は、Xbox LIVEのアカウント回りのあれこれを解説してみたいと思います。ちゃんとわかっているつもりでも、実際に試したことのない使い方をすると、わからないことというのは出てくるものです。過去に試したことがあっても、ダッシュボードのアップデートで変わっていたということもありますしね。

アカウントとゲーマータグとプロフィール

 Xbox LIVEでは、アカウントを指し示す言葉として“ゲーマータグ”と“プロフィール”というものがあります。が、Xbox LIVEを利用するうえで、これらはすべて同じものと考えてしまって問題ありません。あえてその違いを説明すると、Xbox LIVEにアカウント登録した際の固有名が“ゲーマータグ”で、そこに含まれているデータが“プロフィール”といったところでしょうか。ダッシュボードの説明文でも混同しているところがあるので、そういうものだと覚えておけばいいかと思います。

▲“アカウントの復元”“ゲーマタグの復元”“プロフィールを復元”全部同じ意味で使われています。

アカウントとデータの紐付け

 ダウンロードしたゲームや各種コンテンツ、ゲームのプレイ上で作成されたデータ(セーブデータなど)には基本的にライセンス(実行許諾)があり、そのライセンスを得たアカウントと紐付けがされています。なので、友人宅などにある別の本体で自分が買ったゲームを遊ぶときなどは、ゲームやセーブデータだけでなくアカウントも必要になります。Xbox 360の場合、アカウントのデータはUSBメモリなどの外部ストレージに保存することもできるので、紐付けされたデータとセットで持ち歩くといいでしょう。

▲使用はおろか、別のアカウントに紐付けされたデータはコピーすることもできません。

 ちなみに、データの入ったUSBメモリを紛失してしまった場合はどうしたらいいのか? そのときは、なるべく早めにXbox LIVEに接続して、アカウントの復元を行いましょう。Xbox LIVEのシステムでは、アカウントのデータが復元された場合、ほかに存在している同じアカウントのデータは無効化されるようになっているので、紛失したアカウントのデータを使われる前に復元をしてしまえば、その後の心配は無用というわけです。ただし、復元できるのはアカウントのデータだけなので、セーブデータはあきらめるしかありません。コピーが可能なセーブデータならバックアップが残せるので被害も軽くすむでしょうが、移動しかできないセーブデータを持ち歩くときは、失くしてしまわないように注意しましょう。

▲アカウント登録に使用したXbox LIVEのメールアドレスとパスワードで復元できます。

 さらに万全を期すのなら、[Xboxガイド]→[設定]→[アカウント管理]→[Xbox LIVE パス コード]で、パスを設定しておけば、暗証コードがわからないとサインインできなくなるので、アカウントのデータ外に持ち出す際にはこれをしておくと安全です。

▲4桁の簡易なパスコードですが、アカウントのデータを無効化するまでの時間稼ぎとしては十分でしょう。

 また、アカウントのデータを持っていくのを忘れて、友人の本体でアカウントの復元を行った場合。当然ながら自分の本体に残してきたアカウントのデータは無効化されるので、友人宅で復元したアカウントのデータを持ち帰るか、改めて自分の本体でアカウントの復元をしましょう。無効化されたアカウントのデータは、残しておいても意味はないので素直に削除してしまいましょう。

▲復元したアカウントで紐付けされたデータが使えるようになるので、無効化したアカウントだけ削除。

Xbox 360本体とデータの紐付け

 ダウンロードで購入したゲームや各種コンテンツのライセンスは、購入したアカウントだけなく、購入したデータを最初にダウンロードしたXbox 360本体も得ることができます。すなわち、ライセンスを得ていないアカウントでサインインしても、本体がライセンスを得ているゲームやコンテンツであればプレイすることができるということです。

 これを聞いて「それじゃあ、友人宅などにある別の本体でコンテンツを買うのはやめたほうがいい?」とか「ライセンスがもったいないので本体を買い替えられない」といった心配をする人もいることでしょう。でも、そこは大丈夫! ライセンスを得ているアカウントでライセンスを与えたい本体にサインインし、[Xboxガイド]→[設定]→[アカウント管理]→[ライセンスの移行]を選べば、その本体へとライセンスを移行させることができます。

 以前は、手順がちょっと面倒だったり、一度実行するとそれから1年たたないと再実行できなかったりしたのですが、今では手順も簡単になり、再実行が可能になるまでの期間も4カ月に短縮されたので、あまり心配することもないかと思います。

▲ダウンロードしたときの本体が手元になくてもOK。本体を複数台を所持している人にはありがたい仕様です。

サブアカウントの必要性

 Xbox 360では、本体1台に対して最大4アカウントまで同時にサインインすることができます。まあこれがないと、オフでの対戦・協力プレイで、各自のセーブデータを使用したり、一緒に実績を解除したりといったことできなくなるので、当たり前と言えば当たり前の話ですが。

 ただ、この仕様のおかげで、サインインできるアカウントがないとオフでも対戦・協力プレイができないといった場合があります。サインインしなくても、ゲストプレイヤーとして入れるようになっているゲームも多いですが、Xbox 360ユーザーではない人とXbox 360で一緒に遊ぶこともあるでしょうから、ゲスト用のアカウントはあらかじめ用意しておいたほうがいいかと思います。

 さて、サブアカウントを作る際に、ちょっと注意したい点が1つあります。すでにサブアカウントを持っている人はお気づきでしょうが、Xbox 360本体1台につき、登録したアカウントの3つ目まで1カ月のゴールドメンバーシップが付いてくるのです。すぐに使うわけでもないアカウントに、この特典を使ってしまうのは少々もったいないですよね? ということで、Xbox公式サイトにアクセスできる環境のある人は、ゲスト用アカウントはXbox公式サイトの“新規登録”から作るといいでしょう。

 ソフトにおまけで付いてくる2日ゴールドメンバーシップなども「常にゴールドメンバーシップだから使わないだろう」とか思っていても、意外に使いどころはあるものです。せっかくの特典なのだから、無駄に使わずにとっておきましょう。

▲いざ特典を使おうと思ったら、時すでに遅し。1カ月なんて、あっという間です。

(C) 2011 Microsoft

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