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2011年11月7日(月)

【日本ファルコム30周年記念企画 Vol.4:記念本制作秘話(2)】ファン必見の“記念イラスト&コメント”

文:電撃オンライン

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■ユーザーが選ぶ思い出深い作品やキャラクターをランキング化!

おぬ “記念イラスト&コメント”のコーナーでは、電撃オンラインで募集したユーザーからの記念コメントについても、かなりのボリュームで掲載していますね。

そみん 本当にたくさんの方々にご応募いただいて、ありがとうございました。全員を掲載しているわけではありませんが、20ページ以上を使って、できるだけたくさんのコメントを載せるようにしました。

編集Y ユーザーのコメントを読んでいくと、すごく共感できるものが見つかっておもしろいな。オレみたいな昔からのPCゲーム好きのコメントも多いし。

おぬ 逆に中学生くらいの若いユーザーのコメントもおもしろいですね。PSPの『軌跡』シリーズで日本ファルコムのファンになった方が多いようですが、なかには両親や学校の先生のオススメで日本ファルコムを知った人なんかもいるようですね。

編集Y 学校の先生からって、歴史の長さを感じるな(笑)。

そみん 個人的にちょっと意外だったのは、『モナークモナーク』の体験版で日本ファルコムのファンになったという人が多かったり、今でも『ヴァンテージマスター』を遊び続けている人が何人もいたりしたところですね。まあ、どちらもおもしろいゲームだから遊び続けられているのも納得がいくけど、それにしても結構昔のゲームですから。

編集Y (記念本を読みながら)へえ、ユーザーのコメントをまとめてランキングにしている部分もあるんだな。

おぬ 思い出深いタイトル、お気に入りの男性キャラ、女性キャラ、悪役キャラについてランキングにしてますね。

そみん お気に入りを3つまで選んでもらう方式だったんですが、たくさんの方に「3つに絞りきれない!」との声をいただきました(笑)。

編集Y そりゃ、そうだ(笑)。オレだって、3つとか選びきれないよ。で、その結果は……ここで言っちゃあマズイかな?

そみん そうですね。そこは本を買っていただいた方へのお楽しみにしておかないと。とはいえ、せっかくの座談会なんで、結果を見ながら少し話をしましょうか。

おぬ 思い出深いタイトルは、かなり順当な結果になっている気がします。

編集Y やっぱり『イース』と『英雄伝説』シリーズの独壇場になっているな。個人的には、昔のPCゲームももっとランクインしてほしかったが……。

そみん やっぱり3つという制限上、『イース』と『英雄伝説』シリーズ以外の作品って票が割れちゃった感じがします。『ソーサリアン』とか『ツヴァイ』とかも、かなり票を集めていたんですが……。

編集Y 『ブランディッシュ』はどうだった?

そみん ええと、『ブランディッシュ』シリーズのように複数のシリーズ作品が出ている場合、シリーズ内で票が割れてしまった感じがあります。個人的な反省点として、“思い出深いタイトル”ではなく“思い出深いシリーズ”を聞いてもおもしろかった気がします。

編集Y このタイミングで反省されてもなあ(苦笑)。お気に入りの男性キャラも、やっぱり『イース』と『英雄伝説』シリーズが強いな。特に『空の軌跡』と『零の軌跡』は多くのキャラクターがランクインしていて、古参のファンとしてはちょっとビックリだ。

そみん 個人的には、『零の軌跡』のランディの健闘に驚きました。まだ新しい作品なのにこんなに支持されるなんて!

おぬ お気に入りの女性キャラは、『イース』や『英雄伝説』シリーズ以外のキャラクターもランクインしてますね。

そみん 本では10位までしか掲載していないけど、かなりの乱戦でした。

編集Y 個人的に予想をしにくかったのが、お気に入りの敵や悪役キャラのランキング。実際に結果を見ても、納得半分、おいおいというツッコミが半分という感じかな。

そみん これも10位以下は乱戦で、たくさんの作品のキャラクターに票が分散していました。ちなみに、本を読む際にちょっと注目してほしいのが『白き魔女』のキャラクターについて。個人的には、ちょっと意外なキャラクターがランクインしている気がします。

編集Y そうか? リアルタイムで『白き魔女』を遊んだオレにとっては、別に意外じゃないけどな。『白き魔女』を含めた『ガガーブトリロジー』は今遊んでも十分におもしろいと思うが、当時は特にシナリオへの評価が高かったからな。魔王退治を目的とするRPGが多い中、主人公はただの村人の少年少女で、旅の目的は成人の儀式のための巡礼の旅って聞いて、どう思う?

おぬ 地味な感じがしますねえ。

編集Y と思わせておきながら、中盤以降はしっかりと盛り上がっていく感覚がすごかったんだぜ。最終ボスも、魔王や破壊神とは別の意味で心に残る存在だったし。

おぬ 熱く語りますねえ(笑)。

編集Y 古くから日本ファルコムのPCゲームを遊んできたファンにとって、それだけ『白き魔女』の存在は大きかったんだって。のちに『海の檻歌』が発売されて『ガガーブトリロジー』が完結した際、その勢いで『白き魔女』をクリアし直したファンは、オレだけじゃないはずだからな。

▲文字がびっしりの“ユーザーズボイス”。たくさんのユーザーの思い出やお祝いの言葉が詰まっています!

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データ

▼『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』
■発売:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年11月8日
■定価:4,935円(税込)
※B5判640ページ
 
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