2011年11月14日(月)
ロニの壮絶な宿命に伊瀬茉莉也さんが涙! 『機動戦士ガンダムUC』episode 4イベント上映初日舞台あいさつレポート
11月12日に、東京・新宿にある新宿ピカデリーにてアニメ『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) episode 4 重力の井戸の底で』イベント上映の初日舞台あいさつが行われた。
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▲episode 4では、“ラプラスの箱”をめぐる争乱が地上に波及し、連邦政府の首都ダカールが戦禍に見舞われる。地球連邦政府のローナン・マーセナスは、“箱”の開放を阻止すべくロンド・ベル隊司令 ブライト・ノアに接触。一方でバナージは、“箱”への新たな情報を開示する場所・トリントン基地を目指す。そんな中、ジオン残党の怨念がモビルアーマー・シャンブロを駆るロニを、殺りくへと駆り立てて……。 |
この日の舞台あいさつには、バナージ・リンクス役の内山昂輝さん、リディ・マーセナス役の浪川大輔さん、ロニ・ガーベイ役の伊瀬茉莉也さん、ブライト・ノア役の成田剣さん、そして原作小説を執筆した福井晴敏さんが登壇。アフレコにまつわる話や映像を見た感想などで会場を盛り上げた。
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▲左から浪川さん、伊瀬さん、内山さん、成田さん、福井さん。 |
舞台あいさつは、浪川さんが司会をする形で進行。最初に内山さんが「この作品がスタートしてから1年半で本人から見たバナージの変化は?」と質問される。「言葉でこう、とは言えませんがこんなにいろいろな体験をしているんですから、変わらざるを得ないですよね」とコメントした。
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▲内山さんは「バナージ(画像左・中央)とともに、演じている僕自身も収録を経て無自覚に変わっていると思います」と続けていた。episode 4でもさまざまな体験をしたバナージと内山さんは、episode 5でどんな表情を見せるのだろうか? |
またepisode 4で初登場となった伊瀬さんは、実際に舞台あいさつ直前の回を観覧していたということで、その余韻(よいん)が抜けずに目を潤ませていた。「壮絶な宿命を背負って戦うロニの姿に、思わずウルウルしてしまいました」という伊瀬さんは、アフレコの際には“吐くシーン”に生々しさを求められて、何度もリテイクさせられたことを明かす。内山さんも以前のアフレコで吐くシーンを何度もリテイクさせられたとのことで、伊瀬さんの話に大きくうなずいていた。
浪川さんによると、収録の最後のほうでは伊瀬さんは裸足になって髪を振り乱しながらロニを演じていたとのこと。それについて伊瀬さんは「頭で考えるよりも思うがまま、感じるがままに演じたほうが……というよりもそれしかできないくらい追い詰められました」と、アフレコがいかに大変だったかをうかがわせるエピソードを披露した。
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▲巨大モビルアーマー・シャンブロ(画像左)を駆るロニ(画像右)。福井さんは「これからは全国のジオニストのアイドルとして、かわいがってもらえるのではないでしょうか?」と魅力的なロニをプッシュしていた。 |
続いて成田さんも、今回のアフレコについて話していくことに。成田さんがブライトを演じることは、出演陣にもギリギリまで知らされず、そのため台本もブライト役の声優欄が空白のままなのだという。アフレコも成田さん1人だけで別収録するほどの徹底ぶりで、「マイクの前で緊張しながらも、浪川君の顔を思い出しながら一生懸命演じました(笑)」と振り返っていた。
そんな成田さんは、10月1日に開催されたイベント“GUNDAM LIVE ENTERTAINMENT 機動戦士ガンダムUC Film&Live episode 4 最速上映会”でようやくブライトを演じることを発表できたことについて、「解き放たれた感じでさっぱりしました!」とすがすがしそうに話していた。
福井さんは「今こうして話を聞いていても鈴置さんの姿が思い浮かびますね。とはいえ、そっくりさんを探したワケじゃないんです。たまたまバシッと成田さんがブライトにハマったんです」と成田さんを起用した理由を明らかに。観客席にマイクを向けた浪川さんが「今日見てくれたお客さんも納得のブライトさんだったと思いますが、いかがでしたでしょうか?」と問いかけると、客席からは大きな拍手が起こった。
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▲「浪川君の顔を思い出しながら……」と成田さんが話していたように、ブライトとリディが会話するシーンも登場する。 |
episode 4で出番が多いリディについて、福井さんが「今回のリディは演じ甲斐があったでしょう?」と浪川さんに話を振ると、浪川さんは「この作品のアフレコは、精神的にも体力的にも本当にヘロヘロになる作品ですね」とコメント。それを聞いた福井さんは「実は浪川さんは、ほとんど一発OKだったんですよ」と気まずそうに暴露した。「えっ!?」と驚く浪川さんに、福井さんは「ロニとバナージがあれだけ頑張っているから、リディも押せばもっと出てくるかなぁ……と。でも、使っているのは最初のテイクだったりします。ゴメン!」とダメ押しの一撃。これには思わず笑ってしまった浪川さんに続いて、他の声優陣や観客席からも笑いが起こっていた。
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▲福井さんはepisode 4のリディについて「悪い顔してたよね。おいしいところ全部持っていくし」とも語っていた。10月1日のイベントでは、古橋監督が「episode 5ではリディが活躍する」ともコメントしているので、今後も注目しておこう。 |
ここで舞台あいさつは終了の時間に。最後は登壇者が一言ずつ観客にコメントし、拍手に包まれながらステージを後にした。登壇者のコメントは以下の通り。
●浪川大輔さん
episode 4が、シリーズ史上最高傑作じゃないかと評価されるぐらいクオリティーが高く、本当に感動しました。収録中は夢中で周囲が見えないくらいですが、完成したものを見て、本当に参加できてよかったと思います。リディが魅力的に見えるよう、最後まで頑張って演じていきますので、どうぞよろしくお願いします。
●成田剣さん
『ガンダム』シリーズは、尊敬する鈴置さんの代表作ですので、これからも大切に演じていきたいと思います。自分なりのブライト・ノアになるよう頑張って演じていきますので、これからもepisode 5、6とよろしくお願いいたします。
●伊瀬茉莉也さん
私自身、『ガンダム』という作品に出演することが夢の1つでした。ロニ・ガーベイという役に出会えてその夢が実現し、光栄に思います。ジオニストの皆さんに愛されるような、記憶に残るようなロニになるよう頑張ったつもりです。これからも『ガンダムUC』をよろしくお願いします。
●内山昂輝さん
『ガンダムUC』のアフレコは毎回大変なんですが、完成品を見させていただくとその苦労も吹き飛びます。そして、映像の力に負けないようなていねいな演技をしなければ行けないなと思わされます。いつにもましてepisode 4のバナージは、泣いたりわめいたりと大変でしたが、最高傑作と呼ばれるくらいのクオリティに仕上がっていたので苦労が吹き飛びました。また頑張りますので、こうして初日に見に来ていただけるとうれしいです。
●福井晴敏さん
これからもシリーズは続くわけですが、皆さんの心に「このペースで終わるのか?」という疑問が渦巻いていることと思います。そのことに対するいい答えを思いついたので、episode 5の時に発表したいと思います。お楽しみに待っていてください。
福井さんの気になる発言で終わった今回の舞台あいさつ。はたして福井さんが思いついた“いい答え”とは? 気になるファンは、来年5月に決定したepisode 5の公開&リリースを楽しみに待っていてもらいたい。
(C)創通・サンライズ
■『機動戦士ガンダムUC episode 4 重力の井戸の底で』イベント上映概要
【上映期間】2011年11月12日~25日
【上映劇場】
東京:新宿ピカデリー/TOHOシネマズ六本木ヒルズ
神奈川:横浜ブルク13
千葉:シネプレックス幕張
埼玉:MOVIXさいたま
栃木:MOVIX宇都宮
大阪:大阪ステーションシティシネマ/なんばパークスシネマ
京都:MOVIX京都
愛知:ミッドランドスクエアシネマ
福岡:福岡中洲大洋
札幌:札幌シネマフロンティア
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