2011年12月9日(金)
紫式部が『源氏物語』を書き続けた理由は? 映画『源氏物語 千年の謎』12月10日に公開
映画『源氏物語 千年の謎』が、明日12月10日に公開される。
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紫式部が執筆したとされる『源氏物語』が生まれてから1,000年。その恋愛小説は現在、20以上の外国語に翻訳され、日本が生んだ偉大な作品として位置付けられている。そんな『源氏物語』を紫式部がなぜ執筆したのか――というミステリーをひもとく、壮大な歴史エンターテインメントが『源氏物語 千年の謎』だ。
映画の原作は、角川文庫から刊行された髙山由紀子さんの同名小説。監督は、映画『愛の流刑地』で脚光を浴びた鶴橋康夫さんだ。光源氏役に生田斗真さん、紫式部役に中谷美紀さん、安倍晴明役に窪塚洋介さん、藤原道長役に東山紀之さんと、豪華なキャストがそろう。
■ ストーリー ■
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なぜ、紫式部は『源氏物語』を書かねばならなかったのか――。
絢爛豪華な平安王朝の時代。時の権力者・藤原道長は、娘・彰子に帝の心を向けさせるために、紫式部に物語を書くよう命令する。物語の主人公・光源氏は、宮中の女性たちのあこがれの的。義理の母・藤壺への狂おしい想いを断ち切ることができず、その苦しさゆえに、正妻・葵の上、年上の愛人・六条御息所、癒しの愛人・夕顔と、奔放に愛を求めて彷徨(さまよ)う。
紫式部がつづる『源氏物語』はたちまち帝の心をつかみ、帝と彰子の間に男の子が生まれた。これで道長の栄華は確固たるものとなり、紫式部の役目は終わるはずだった。しかしなぜか紫式部は『源氏物語』を書き続けるのだった。
そんな中、道長の友人・陰陽師の安倍晴明は、物語に没頭する紫式部に不穏な気配を感じ始める……。天才女流作家・紫式部の叶わぬ愛が、その物語をつづらせた。
(C)2011 「源氏物語 千年の謎」製作委員会
■映画『源氏物語 千年の謎』
【公開日】2011年12月10日
原作:髙山由紀子『源氏物語 千年の謎』(角川文庫)
監督:鶴橋康夫
脚本:川﨑いづみ、髙山由紀子
監修:朧谷寿
出演:生田斗真(光源氏)、中谷美紀(紫式部)、窪塚洋介(安倍晴明)、東山紀之(藤原道長)
(※敬称略)