2011年12月7日(水)
セガは、2012年春に発売するPSP用A・AVG『クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編(以下、クロヒョウ2)』のキャラクターとバトルシステムの情報を新たに公開した。
『クロヒョウ2』は、2010年9月にPSPで発売された『クロヒョウ 龍が如く新章』の続編。前作の1年後を描く物語は、『龍が如く』シリーズや前作でおなじみの“神室町”と、『龍が如く2』以来となる大阪“蒼天掘”の2つの街で展開することになる。さらに今作では、前作のTVドラマ版で右京龍也を熱演した斎藤工さんが、ゲームでの龍也を熱演。他にも要潤さん、高知東生さん、大杉漣さんといった俳優陣や、浪川大輔さんなどの人気声優陣も出演する。
記事では、物語に深くかかわる3名の登場人物や、よりリアルな“喧嘩バトル”を体験できるバトルシステムを紹介する。
紹介する登場人物は、大阪の地下格闘場・阿修羅で整体師の助手をする“野崎亮”、前作で龍也を地下格闘場の世界へと引きこんだ九鬼隆太郎の息子“九鬼隆昌”、前作に続いて登場する“鶴見正”の3名だ。以下に詳しいプロフィールを掲載する。
野崎 亮 CV:要潤 | ||
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大阪にある地下格闘技集団“阿修羅”で整体師の助手をしている男。目に深い傷を負っているために盲目だが、整体師としての勉強をして関西の裏社会では有名な整体師となった。阿修羅で助手を務めているのは、整体師としての経験がまだ浅いため。いつの日からか、「人の目には見えない“運命”が見える」とうわさを呼び、予言師、占い師としても有名になりつつある。名のある政治家や経済界の重鎮が重要な決定をする時、野崎の占いに頼ることも多い。表情に乏しく、何を考えているかわからないところがあり、ミステリアスな雰囲気を持つ。
九鬼 隆昌 CV:浪川大輔 | ||
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東城会九鬼組組長で、前組長である九鬼隆太郎の息子。今では、父亡き九鬼組を引き継ぎ、九鬼組組長として、地下格闘場“ドラゴンヒート”を取りまとめている。無精ヒゲがトレードマークの飄々(ひょうひょう)とした風体で、無頼の女好き。キャバクラ通いが日課で、常にキレイな女性をはべらせている。だが、それは世をたばかる姿で、実は冷徹なまでに切れる頭脳と、熱いハートを持っている。
父・九鬼隆太郎が急逝した後、衰退したドラゴンヒートを、神室町でくすぶっている若者たちの居場所として復興させた。それは、単なる金儲けではなく、父親に比較されて育ち居場所のなかった昔の自分の境遇に、今の若者の不満をかぶらせているのかもしれない。ドラゴンヒートで戦っている若者たちの面倒見もよく、選手たちからも慕われている。龍也にとっては、隆昌のつかみどころのなさが苦手ではあるが、信念を持つ信頼できる男として行動をともにしている。
鶴見 正 CV:大杉漣 | ||
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現・東京都知事。元警視庁組織犯罪対策部部長。神室町を清潔で安全な街にするためにと、警察官僚から政治家へ転向した。恰幅(かっぷく)のよい体に、微笑みを絶やさない姿勢は、都民にも人気が高い。“神室町浄化条例”など、わかりやすい政策を提唱するので、老人から若者まで、さまざまな層に支持者が多い。また、メディアやネットを利用したアピールがうまく、“ネットを最もうまく利用できる100人の政治家”の1人として海外の政治雑誌にも注目されている。
都知事に当選してからは、元警察官僚というパイプを生かして“神室町浄化条例”を制定し、違法な風俗店や暴力団の取り締まりを強化することで、誰もが安全に楽しめる街づくりを目指している。その一方で、犯罪者や違法経営者への過激な取り締まりも多く、神室町の一部の住民からは不満の声もあがっている。“目的によっては、手段はすべて正当化される”と考えている節があるが、神室町という危険な街を統べるには、それだけの強い意志が必要だと思われる。
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