2011年12月12日(月)
ステージは複数のエリアで構成されていて、敵を倒しながら最深部(ゴール)を目指すことになります。基本的にはエリア内の敵を全滅させると次のエリアへつながる橋が出現するという流れですが、特定のアイテムを集めるなど、ちょっとした仕掛けが用意されたステージもあります。そしてステージの最後には、巨大なボスが待ち受けています(ボスがいないステージや、ステージ途中でボスが登場する場合もありますけどね)。それではまず、実際のボス戦の例をご覧ください。
なかなか巨大で倒しがいがあるとは思いませんか? バトル中、軽々とふっとびまくるゴブリンの姿にもご注目いただければと思います。注目してほしいのは、攻撃できる場所を示す青いマークの存在と、特定の場所を攻撃すると敵がひざをついて、頭や尻尾などを攻撃できるようになることです。ちなみにこのギガデモンの場合、頭さえ破壊すれば倒せますが、尻尾も破壊するほうが入手できる素材が増えます。実際にプレイする際は、できるだけたくさんの部位を破壊してから倒すほうがお得と言えます。
▲巨大な大蛇の下半身から人間の上半身が生えたクインマウスや、無数の小蠅を率いる“蠅の王”ことベルゼブーンなど、魔界の各地を支配する魔神はクセモノだらけ! |
敵を倒して集めた素材は、ステージ間に行える“錬金”で利用できます。この錬金では、強力な装備品やサポートに役立つ楽器などを作り出すことができます。ゴブリンの装備品は、戦士、槍兵、魔法使いそれぞれについて武器と防具が用意されています。最初のうちは素材が不足しがちなので、どの兵種の装備を重点的に作るか悩むこともあるんじゃないかと思います。僕の場合は戦士をひいきして、戦士用の装備品ばかりを作ってプレイしていたんですが、槍兵が重要になるステージでその装備品の貧弱さにちょっぴり泣きそうになりました。
ちなみに装備品は属性やゴブリンの移動速度などに影響するだけでなく、グラフィックにも影響します。なかには変な外見の装備品もあるようなので、ゴブリンをオシャレに着飾らせる楽しさもあるのではないでしょうか。……初見では不気味に見えるゴブリンですが、慣れてくると愛きょうがあるように感じてくるのは不思議なところです。
▲いつもの赤いマントではなく、白いマントを羽織った魔王様! ゴブリンの装備品と違って、魔王の装備品は錬金では作れず、特殊な入手条件があるとのこと。 |
ざっとゲームの流れを追う形でレポートをしてきましたが、他にもユニークなシステムはたくさんあります。回復などに役立つ楽器は、背面タッチパッドを使って演奏する形となっているんですが、これが地味に熱くなれます。というのも、うまく演奏すれば効果が高くなるので、ついつい頑張っちゃうんですよね。特にマルチプレイをしている時は、なんだか演奏を失敗すると恥ずかしい感じがして、ちょっぴり意地になっちゃったりします(苦笑)。
オーバーキルは、クリア時の評価に影響する要素で、簡単に言えば“過剰にダメージを与えてトドメを刺すほど高いポイントをもらえる”というもの。弱い相手に手心を加えるのではなく、その正反対に弱者に容赦なく攻撃をすることが推奨されるわけで、主人公が魔王だからこそ許されるドSなシステムと言えるかもしれません。敵が強くなってきて苦戦し始めた際、あえて最初のほうのステージまで戻って“槍兵×100”の突進で敵を蹴散らしまくったんですが、ストレス解消&オーバーキルのポイント稼ぎができて楽しかったです。
最後に冥界についてですが、実はこの要素はプレイできていません。というのも、冥界はエンディング後に登場するやり込み要素。本編よりも凶悪な敵ばかり出現する超難易度のステージとのことで、あまりACTが得意ではない自分がどこまで頑張れるか不安な部分もありますが、マルチプレイもできるので知人に助けてもらおうかと思ってます。それにしても、地獄を超える冥界が存在するとは、こういうノリの世界観って大好きですね!
▲ストーリー本編のクリア後に待ち受ける冥界は、やり込み派のユーザーに向けた高難易度のステージ。変異種と呼ばれる魔神が出現し、複数の敵が同時に襲い掛かってくるシチュエーションも増えるらしい。 |
本作は最大4人で遊べるマルチプレイにも対応しています。1人プレイの時と違って、同行できるゴブリンは各自50匹までですが、4人で遊べば200匹! 通常の100匹の倍の数で戦えるだけあって、めちゃクリアが楽になります。それだけステージクリア後に高い評価を狙いやすくなるので、レアな素材も入手しやすくなって一石二鳥♪
自分が戦士で接近戦を挑んでいる間に別のプレイヤーは槍兵で遠距離から攻撃といったように、役割分担をして戦うことも大事ですが、実際にプレイしているとそれどころではなかったりします。敵のド派手な攻撃で自分を含めた全プレイヤーのゴブリンが飛び散りまくったり、あまりにみんなで総攻撃を加えすぎて、流血エフェクトでぐちゃぐちゃになって何がなんだかわからなくなったり、とにかく大騒ぎしながら楽しめちゃいます。1人でもノリノリでヒャッハーと叫びながら遊べるゲームですが、プレイ人数が増えるとますますヒャッハーで収集がつかなくなったりします(笑)。もちろん、じっくり本気で戦わないと勝てない強敵もいるとは思いますが、基本的にはプレイヤー側のほうが圧倒的に有利! わいわい騒ぎながら、気軽にマルチプレイを楽しむのがオススメですね。ボス敵を4人であっさりいじめ倒した時とか、ちょっぴり背徳感を感じながらも、圧倒的勝利の快感に酔いしれてしまいます。
マルチプレイには専用のルールがいくつかあり、自分が率いるゴブリンを譲ることなどができます。ちなみに、素材がどんな分配になるかは気になるところですが、ご安心ください。誰か1人が素材を収集すれば、残り全員のプレイヤーも共有できます。素材の奪い合いをすることなく、力を合わせて強力な敵と戦うことができるわけです。……もしも素材を奪い合うシステムがあったら、まさに地獄絵図になっていたんでしょうねえ……。
▲最大4人で、魔神をぼっこぼこに! なお、画面上に表示された3つのハートはマルチプレイ専用の要素で、全プレイヤーが共有するもの。倒れた魔王が復活するたびに1つ減り、全部なくなるとゲームオーバー。ただし、魔王が倒れても10カウント以内にほかのプレイヤーがゴブリンを渡すと、ハートを減らさずに復活できる。 |
▲気絶したゴブリンは、どのプレイヤーでも救助できる。そのため、場合によっては1人のプレイヤーが200匹のゴブリンを独占してしまうこともありうる。それはそれで、ものすごいダメージを期待できそう! | ▲陣形を組んで接触すると、お互いのゴブリンの数が平均化。ピンチの仲間を助ける際に役立つが、逆に兵数が減った仲間が勝手に近づいてきて、なかば強奪するようにゴブリンを奪っていくことも!? |
→『地獄の軍団』のココがおもしろい!
動画を見ながら細かくチェック!!(4ページ目へ)
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