2011年12月9日(金)

PS3用ソフト『WWE’12』にも登場するCMパンクが日本で王座防衛!

文:電撃オンライン

■いつもTVで見ていた、あこがれのスーパースターたちが集う!

 11月30日と12月1日の2日間にわたり、横浜アリーナにてプロレスイベント“WWE RAWワールドツアー”が行われた。折りしも2012年1月26日にシリーズ最新作となるPS3用ソフト『WWE’12』が発売されることもあり、ゲームで表現される“熱”を体感するためにイベントを取材した。記事後半では『WWE’12』について、詳しく紹介する。

 WWEとは、アメリカで行われている世界最大のスポーツ・エンターテイメント。個性の強いスーパースターたちがリング内外で抗争(時には友情)を繰り広げ、ドラマさながらに展開するストーリーが見どころの1つだ。日本を含む世界145カ国、30の言語でTV放映され、アメリカでは毎週1,300万人が視聴している。

 WWEにはRAW(ロウ)やSMACKDOWN(スマックダウン)などの番組があり、それぞれ多少異なる特徴があるが、今回来日したのは主にRAWで登場するスーパースター。WWEが日本で公演を行うのは2010年8月以来となり、生観戦を渇望していたファンたちは、試合の迫力を存分に楽しんだ。

 RAWはこれまでジョン・シナがWWE王座戦の中心に立つことが多かったが、最近は会社批判のマイクアピールなどでカリスマ性がアップしているCMパンクと、貴族らしい大柄な態度や体格などで大物ヒールの魅力を身につけてきたアルベルト・デル・リオが台頭。今大会では、ローキックを打たれた両者が女性ファンに無理やりモモをさすってもらうなど、TV放映とは少し違うおもしろい一面も見ることができた。観戦後、ファンたちはまた日本で公演が行われることを願いながら、新横浜の夜の街を後にしたのだった。

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▲両日ともに、メインイベントはCMパンク(王者)vsアルベルト・デル・リオ(挑戦者)のWWE王座戦。2週間前にアメリカで行われた一大イベントのサバイバー・シリーズと同じ対戦カードを生で見られるのは、ファンにとってうれしい限り。フライングラリアットやGTSでファンを魅了したCMパンクが、両日とも王座を防衛した。
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▲1日目のセミファイナルには、サバイバー・シリーズでザ・ロックとタッグを組んだことでも話題になったジョン・シナが登場。若手ヒールのザ・ミズに、フライングショルダー→「You can’t see me」の挑発→ファイブ・ナックル・シャッフルという定番ムーヴを決めてみせた。
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▲今大会には、ディーバ(女性のスーパースター)としてディーバズ王者のベス・フェニックスとケリー・ケリーも参戦。1日目には、2人のディーバズ王座戦が組まれた。ベス・フェニックスはケリー・ケリーの飛び技を含めた連続技もすべて受け止めてから、フィニッシャーのグラマ・スラムを決めて、そのパワーを存分に見せつけた。
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▲人気急上昇中のザック・ライダーは、1日目にビッグショーと組んでドルフ・ジグラー&ケビン・ナッシュと対戦。最初はビッグショーとケビン・ナッシュという大物同士の対決に場内は沸いたが、自身もフィニッシャーのラフ・ライダーを決めるなどして見せ場を作った。
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▲強靭な肉体を誇るメイソン・ライアンは、アマレス仕込みのレスリング技を得意とするジャック・スワガーと1日目に対戦。強烈なラリアットやフルネルソンバスターで、スワガーを圧倒した。
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▲楽しいキャラクターで人気のサンティノ・マレラは、1日目の第1試合でドリュー・マッキンタイアと対戦。「イタイ」と叫ぶなどしてファンを沸かせた。終盤ではアームホイップからのヘッドバットを決めてから、右手をヘビの頭のような形にして額を突くフィニッシャー“コブラ”で勝利した。
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▲2日目に行われたベス・フェニックスvsケリー・ケリーのノンタイトル戦に、サプライズとして元WWEスーパースターのFUNAKIが登場。スペシャルレフェリーとして試合を盛り上げた。
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