2011年12月19日(月)
キューエンタテインメントは、PS3/PC用MMORPG『エンジェル戦記』で、大型アップデート第5弾“ユミルの亡霊”を本日12月19日に実装した。
“ユミルの亡霊”では、その名前からも想像できる通り、ゲームモチーフがギリシア神話から北欧神話へと変化。これに伴いメインストーリーの新展開、新規エリア・アスガルドの実装、レベルキャップを125へ開放、さらに新クラス“魔剣士”の実装など、かなりボリュームたっぷりのアップデートとなっている。本記事ではその内容を紹介していく。
“ユミルの亡霊”の舞台となるのは、世界樹ユグドラシルを中心とした新エリア。街マップ“アスガルド”やフィールドマップで構成されたエリアマップ全体が、世界樹の形をしている。隣接マップは存在しないが、既存マップのオリンポス城に配置されているNPC・マリーナ衛兵長に話しかければ、誰でも移動可能だ。レベルキャップ125の開放に合わせて、新エリアはレベル110以上が対象の高レベルプレイヤー向け。モンスターからはLv115~120用の武器、装備アイテムのドロップがある。
▲新エリア“アスガルド”は、9つの世界を内包すると言われる世界樹=ユグドラシルの形をしている。 |
▲エルフの里 |
▲アスガルド |
▲古の戦場 |
▲ビフレスト |
▲ヤルンヴィド |
▲魔剣士イメージイラスト |
アップデートの目玉の1つは、新職業“魔剣士”の追加実装だろう。既存職業の上位職ではなく、魔剣士は新規キャラクター作成時のみ選択可能。また、転職システムも現時点では存在していない。特徴は攻撃だけでなく、治癒や防御スキルも使える点と、属性攻撃に優れているところだ。今までも『エンジェル戦記』の戦闘には属性の関係が適用されていたが、魔剣士はその効果がよりわかりやすくなっている。
ただし魔剣士は、これから『エンジェル戦記』を始めるビギナーには、不向きの職業だ。初期装備を除き、魔剣士が装備可能な武器は自分で作成する必要がある。また、武器作成や治癒スキルなどの使用には、ある特定のスキルを使用した状態で敵を倒した時にドロップする“魔晶”という触媒アイテムが必須。今までにない特殊な育成方法だけに、2ndや3rdとして楽しむベテランプレイヤー向けの職業といえるだろう。
▲武器の製作、治癒や防御スキルの発動には、アイテム“魔晶”が必要だ。 |
ここまで新エリアと新職業の紹介をしてきたが、ゲームシステムにも2つの大きな新要素が導入される。それが“ペット陣形システム”と“ルーンシステム”だ。まずはペット陣形システムから紹介していこう。
ペット陣形システムは、ペットタイプの変更とペット陣形スキルの2つを利用することで、ペットのステータス変更および強化が行える、まったく新しい仕組みだ。ペットのタイプは、所持している全ペット個別に設定でき、攻撃、防御、頑丈、敏捷、猛烈、器用の6種類がある。次に陣形ウィンドウを開き、アップデート時点で15種類ある陣形から1つを選択。陣形スキル欄のスロットに手持ちのペットを、最低4匹以上召喚&配置する必要がある。
各陣形には適したペットタイプがあり、配置した全ペットのタイプがこれに合っていれば陣形効果が飛躍的に上昇。例えば破壊という陣形ではペットタイプも一致させると、攻撃時に一定の確率で物理攻撃100%のダメージが追加される。なお、陣形スキルの習得はアイテムを消費する。アイテムはボスモンスターからのドロップとなっている。
最後に紹介するのは気軽に参加できるクイズイベント“智天使学園”だ。○×問題と選択問題の2つがあり、選択問題は時間に関係なく任意で、○×問題は毎日19:00または土日の10:00に開催される。この他、未実装ではあるが特別イベントとしてのクイズ大会が今後導入される予定だ。
クイズへの参加にはゲーム内通貨が必要で、レベル制限があるものの、一般的なプレイヤーであれば特に問題ない金額やレベルに設定されている。正解すると経験値や“知恵の証明”を獲得でき、知恵の証明を集めると、智天使学園限定の装備、ペーパードールなどとの交換が可能だ。
▲選択問題でもらえる報酬の一部。 |
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