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2011年12月15日(木)

【まり探】17年の時を経て惨劇がよみがえる……『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』プレイレポ

文:電撃オンライン

●今夜7時のサプライズ・パーティー……嫌な予感しかしない!

さて、シリーズ作品などに触れてきたところで、いよいよ『真かまいたちの夜』の感想です。ここでは、本編となるミステリー編について語りたいと思います。
ズバリ、プレイしてみてどうだった!?
おもしろかったです! ノンストップで、一気に犯人に殺されるエンディングまで突っ走っちゃったよ。
殺されちゃってるぢゃん! ていうか途中の過程すっ飛ばして、いきなりエンディングの話かよ!!
だって、主人公が殺されるのは『かまいたちの夜』の華じゃないですか。マルチエンディングのサウンドノベルなんだから、犯人を当てるエンディングもあれば、当然殺されちゃうエンディングもあるわけで。だいたい、一発で犯人を当てられるワケないしー。
人それぞれかもしれないけど、確かに難易度は高めだと思った。『1』の悪夢がよみがえったって感じだ。
でも、むしろ簡単に謎が解けなくてよかった。この難解さこそが『かまいたちの夜』ですよ。そういう意味では、ミステリー編は随所に『1』へのオマージュを感じる要素が挿入されてましたな。
ヘタレ主人公+活発なヒロインの組み合わせもそうだし、全身スーツにマスク&サングラスの怪しげな客が現れるところ、あと1通の予告状から事件が始まるところも『1』を髣髴(ほうふつ)とさせるよな。
「今夜7時のサプライズ・パーティーをお楽しみに」ってやつね。もうこの文だけで、その後の展開を想像してワクワクできる……!
『1』は「今夜12時、誰かが死ぬ」だっけ。今回の予告状は表現がマイルドになっているぶん、“サプライズ”ってところに不気味なものを感じたよ。
イヤな予感しかしないけどね。
あとはオーナーの料理の腕か。やっぱりペンションのオーナーは、料理がうまくないとな!
うむ。あの料理はおいしそうだった。夜中にプレイしてたから、お腹すいて困ったよ。
まり探 まり探 まり探
まり探 まり探 まり探
で、気になるキャラクターボイスですが!
俺は違和感なかったよ。フルボイスじゃなく部分的に挿入されていたところがよかったのかもね。
そうね、キャラクターとボイスがマッチしてたからか、私も意外なくらい気にならなかったわ。あれはキャスティングの妙ですな。
オーモリ役の杉田智和さんがよかったなぁ。あれだけ見事にステレオタイプなオタクを演じるとは……。
オーモリはキャラが立ってたよねぇ。ゲーム中での存在感がすごかった。私は、主人公・中村悠一さんのヘタレっぷりが新鮮だったかな。
ヒロイン・京香役の小清水亜美さんも自然体でよかったぞ。京香は、キャラクターも明朗快活でよかった。ショートカットの元気娘、サイコー!
オマエの好みはドウデモイイ。それより、キャラクターボイスは気にならなかったんだけど、声の挿入されるタイミングがちょっと気になった。
声が入るタイミング?
「なんでここにボイスが入るんだろう」とか「声入りなのは重要なシーンだからかしら」とか、ゲームが進むにつれていろいろと疑心暗鬼に……。
それは開発者の術中にハマっているだけなんじゃないのか?
でも、今作の舞台が架空の町じゃなくて実在する岩手県遠野市なのは何か意味があるのかとか、プレイしながらいろいろ考えなかった?
なかった。だって俺、そもそも遠野の存在を知らなかったし。
…………もうちょっと頭使って生きようよ。
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(C)2011 CHUNSOFT

データ

▼『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』ダウンロード版
■メーカー:チュンソフト
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:AVG
■発売日:2011年12月17日
■価格:4,980円(税込)

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