福山潤さんのすごさに声優陣も圧倒された!? TVアニメ『境界線上のホライゾン』イベント“きみとあさまで”のトークショーレポをお届け！

文：電撃オンライン

　続いてのトークテーマは“もっとも輝いていたキャストは？”。「難しいですねえ……」とうなっていた中田さんは「黒田さんは控え室で輝いていたし、小野君も点蔵を演じた直後にまったくベクトルが違うハッサンを演じていたりして大変そうだったし……」と悩みつつ「やっぱり“オツパイは もんでみなけりゃ わからない”かな（笑）」とトーリのセリフを持ち出し、観客を笑わせていた。

　斎藤さんは迷わず「中田さん！」と即答。「収録が始まる前はインノケンティウスがどんな感じになるのか想像がつかなかったんですが、譲治さんの演技を聞いて「これだ！」と思いましたね。キレる演技が最高でした」と話していた。

　茅原さんは「なんといっても福山さんです。原作を人一倍読み込んでいたこともあって、アフレコが始まったばかりのころは、世界観などいろいろなことを皆にアドバイスしてくれていました。そういう経緯で“困ったら福山さんに聞いてみる”という空気がありましたね。いつも明るくて話しやすいんですよ」と、収録現場の中心に常に福山さんがいたことを話すと、斎藤さんも中田さんも同意していた。演技についても「アドリブがとにかく多くて（笑）。トーリが吹き飛ばされるシーンはいっぱいアドリブを入れていました」と話していた。

　最後は“注目のシーン”というトークテーマ。斎藤さんは「戦闘シーンです。とにかく細かいところまで書き込まれているんですよ。それと、喜美はちょっと動くだけでも胸が揺れて、音まで付いていますので注目してください（笑）。喜美といえば表情もポイントです。周囲をア然とさせるようなトーリの行動に、姉である彼女だけ驚いていないんですよ。わりと見逃してしまいがちな部分ですので、注意して見てください」と自身が演じた喜美の見どころを教えてくれた。

▲喜美が歌うキャラクターソング『星祭り』の収録時に川上さんが来てアドバイスしたというエピソードが明かされた。「ちゃんとエロいですか？」とたずねる斎藤さんに、川上さんは「大丈夫、エロいです！」と太鼓判を押してくれたのだとか。

　茅原さんは、中田さんも話していた“忠勝と鹿角の最期のシーン”をプッシュした。「私が演じているホライゾンも自動人形なので、同じ自動人形である鹿角の最期は印象的でした。あのシーンは、忠勝の奥さんへの愛であったり、その奥さんの魂を宿している鹿角の思いだったりが垣間見えるところで、とても好きな場面です」と説明していた。

　アニメを最初から見直したという中田さんは、ネイトと直政が戦場に登場するシーンや、アデーレがヒドい目に遭うシーンなど、いくつものシーンを挙げたうえで「あらゆるシーンが名シーン。ここにいる皆さんはそれぞれに見どころのシーンがあると思うので、そのシーンに注目してください」とまとめていた。

　最後は3人が訪れていたファンにあいさつと第2期への意気込みを語り、45分にわたるトークショーを締めくくった。3人のあいさつは以下の通り。

●中田譲治さん
　武蔵の皆は、世界を敵に回して戦うことを宣言しちゃいましたので、ぜひ頑張ってほしいです。本気で頑張らないと、「教皇総長ナメるなよ？」ということになってしまいますので（笑）。原作者の川上さんは、アフレコにいらしてくれたりTwitterで解説してくださったり、アニメに関していろんなバックアップをしてくれました。皆さんも第1期を復習して、夏から始まる第2期に期待していてください。

●斎藤千和さん
　新しいキャラクターと勢力が出る中で、三年梅組はどうやって生き抜いていこうかと思っています。戦い方も本当にバラエティに富んでいるので、それがどうなるのか本当に楽しみです。アフレコ現場もいつもワイワイ楽しかったのですが、パッケージになってもキャラクターコメンタリーが収録されていたりして、とにかくあきさせない作品だと思っています。今日皆さんからいただいた熱を、第2期のアフレコで返したいと思います！　今日はありがとうございました。

●茅原実里さん
　第1期が終わりましたが、ここでようやく序章が終わったというところなんですよね。ですから第2期が始まるのが私自身も楽しみで、『境界線上のホライゾン』のアフレコのない今がさみしいくらいです。この作品でホライゾンという役をいただき、主題歌も歌わせていただいて、本当にうれしく思っています。私も原作をしっかりと読んで、第2期の収録に備えたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

(C)川上稔/アスキー・メディアワークス/境界線上のホライゾン製作委員会

■TVアニメ『境界線上のホライゾン』第2期
【放送情報】2012年夏

データ

• TVアニメ『境界線上のホライゾン』公式サイト