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2012年1月16日(月)

【地球人でもわかる初代『Mass Effect』 第1回】最新作『Mass Effect 3』の前に初代のストーリーをおさらい!

文:電撃オンライン

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ミッション“シタデル”

 ビーコンから発せられた破滅を意味するようなメッセージと、サレンの裏切りを評議会で報告するシェパード。だが、サレンの犯罪を立証する証拠がなく、ビーコンのイメージも本人にしかわからないため、シェパードの報告は評議会から相手にされない。評議会における人類の立場の低さを改めて痛感し、また判断内容に納得がいかないシェパードは、サレンの裏切りの証拠を探そうと行動を開始する。

▲シタデルには、異星人の中でも特に強大な権力を持つ種族たちによる評議会がある。評議会のメンバーはトゥーリアン、サラリアン、アサリの3種族によって構成されている。

 そんな中、以前からサレンの捜査をしていたというC-Sec(シタデルのセキュリティ)のトゥーリアン族・ギャレスと知り合い、協力することになった。

▲正義感の強いトゥーリアン族の青年・ギャレス。銃の扱いがうまい。

 ギャレスとともにシタデルを調査していると、クォリアン族の女性・タリが、ゲスの情報をシャドウブローカー(銀河系最大の情報ブローカー)に提供しようとして、サレンの手下から追われていることが判明する。その後、街で知り合ったクローガン族の傭兵・レックスを仲間に加え、サレンの手下に囲まれていたタリを救出すると、彼女が提供しようとしていたのはゲス宛に送られたサレンの音声通信データだとわかった。

▲クォリアン族の女性・タリ。クォリアン族は免疫力がないため、常に防護スーツを着ていなくてはならない。

 これがゲスとサレンを結びつける確固たる証拠になり、評議会はサレンをスペクターから除名。以後、犯罪者として扱うことになるのだった。この働きが認められ、シェパードは人類初のスペクター、そしてノルマンディー号の艦長に任命される。タリを仲間に加えたスペクター・シェパードは、シタデルで入手したサレンにかかわる2つの情報のうちの1つを確認するため、惑星フェロスへと向かった。

▲今回の功績により、シェパードは英雄に等しい地位であるスペクターに任命される。スペクターは評議会の特命によって行動し、法的拘束を受けないという特権が認められている。

ミッション“フェロス”

 シタデルの捜査中にゲスとサレンにかかわる2つの情報を入手した。そのうちの1つを確認するため、シェパードは惑星フェロスに向かう。エデン・プライムのようにプロセアンの重要な遺物があるわけでもないフェロスに、サレンがわざわざやって来た理由とは何か?

▲惑星フェロスでの調査の中で、サレンらの目的がソーリアンからもたらされる太古の記憶であることがわかる。

 その答えがなかなか見つけられないシェパードたちだったが、住民との会話から、この星にあるエキソジェニ社が、樹齢数千年を超える巨大植物ソーリアンの研究をしているとの情報を得る。加えて、ソーリアンは胞子を使って人間の精神を操ることができる危険な植物であることもわかった。被害者をこれ以上出さないために、シェパードらがソーリアンを倒すと、体内から捕らわれていたアサリ族のシアラが現れる。

▲ソーリアンは巨大な植物であり、胞子を使って人間の精神を操ることができるという。

 シアラはサレンに騙され、ソーリアンのなかに蓄えられたプロセアンの数千年の記憶“サイファー”を取り出すことを手伝わされていたというのだ。シアラによれば、ビーコンのイメージがシェパードにとって不可解なのは、人類にはプロセアンとしての考え方ができないためであり、サイファーを取り込めばプロセアンの思考をもとにイメージを見ることができるようになるとのこと。

▲フェロスでは、強力なテック攻撃(超能力)を使うアサリ・クローンが襲い掛かってくる。

 ソーリアンより受け継いだシアラのサイファーをシェパードが使うと、ビーコンのイメージは5万年前にプロセアンの文明を滅亡させた機械生命体・リーパーに関するものだとわかった。また、サレンは自らが乗っている巨大な船型の機械生命体・ソヴリンの洗脳能力によって、操られている可能性も浮上してきた。はたして、サレンは誰の意思で、なんの目的で行動をしているのか……。謎が多いまま捜査は続いていく。

第2回へ続く

『マスエフェクト』キャラクター&用語説明 その2

【キャラクター】ギャレス・ヴァカリアン

 シタデル宙域で最大の艦隊を保有するトゥーリアン族の男。人類の無知によって引き起こされた戦争(ファースト戦争)を経験しており、トゥーリアン族のなかには、いまだに人類に対して厳しくあたる者もいる。


【キャラクター】アードノット・レックス

 戦うことを生き甲斐とするクローガン族の男。戦闘能力と繁殖能力の高さで、かつては一大勢力を築いたクローガン族であったが、 ジェノファージという生物兵器により出生率が非常に低下。緩やかに絶滅への道を歩んでいる。


【キャラクター】タリゾラ・ナ・ラーヤ

 自らが作り出したAI搭載ロボット・ゲスの自己進化と反乱により、300年前に故郷の星を追われてしまったクォリアン族の女性。以降、クォリアン族は巨大な宇宙船の中で暮らしているため、菌などに対する抵抗力が弱く、常に防護マスクをしている。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 というわけで第1回は『マスエフェクト』の壮大な物語の序章を紹介いたしました。敵となったスペクターのサレンと機会生命体のゲス、そして彼らの目的などがおぼろげながらに見えてくるのが、今回紹介した部分となります。第2回の更新は1月17日を予定しています。次回以降で、次第に明らかになる物語をお楽しみに!

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