2012年1月17日(火)
電撃オンラインスタッフとカプコンがさまざまなゲームで対戦する不定期企画“電撃オンライン VS. CAPCOM”。新たな年を迎えた戦士たちは、ドクターZの提案により、束の間の休息をとり、2011年のカプコンゲームを振り返る座談会をすることとなった――。
※こちらは“電撃オンライン VS. CAPCOM”のロゴです。ゲームが発売されるわけではありません。 |
2012年1月、都内某所。というかカプコン。電撃オンラインのkbjとカネキングの前には、2人の男の姿があった。カプコン パブリシティ企画推進室のドクターZとエレガントマッスルMIZUである。だが、そこには見慣れた2人の顔がなかった。シャイニースマイル☆IKEとプロフェッサーCは、前回の企画で夜空の星になってしまったからである。そう、この企画はついに犠牲者を出すほど熾烈を極めていたのだ……!
kbjの声が、応接室に虚しく響く。ドクターZ(左)とMIZU(右)も、心をここにあらずといった感じで、「まぁ、出ましたよね……いろいろ……」とつぶやくばかり。今はぽっかり空いた席。いつもそこにはIKEがいたのだ。
このままでは企画が成り立たない。焦るkbjとカネキングだったが、2人の心の傷を癒す方法が思い浮かばない。今回は企画倒れになってしまうのか――。カネキングがタオルを投げようとした矢先。
なんと、プロフェッサーCの“プロフェッサー・ドラゴンウェーブ”を受け、宇宙の塵になったかと思われたIKEが現れたではないか!
MIZU「IKE! IKEじゃないか! あの技を受けてよく生きて帰ってこられたな!」
驚くMIZUたち。
IKE「ぶわっはっはっはっゴフッ! 確かにあの時ばかりは私も走馬灯が過ったわ。だが、今まで勝利を収めてきた無数のゲームたちが浮かんでは消え、浮かんでは消えて行く中、『スーパーストリートファイターIV』の輝きが私を包み込んだのだ」
今までとは少し違ったオーラを放ちながら、わけのわからないことを言い出すIKE。無事に生還はしたが、ショックで記憶がおかしくなっているようだ。ついでに言えば、勝利を収めてきたゲームってせいぜい1~2本程度だと思うのだが、kbjたちはそっとアイコンタクトを取って触れないことにした。
IKE「ふふふ。何を言っているんだコイツはという顔をしているな。私が助かったのは、技を受けた時、偶然スーツの下に着ていたこの『スパIV』Tシャツのおかげなのだ!」
ドクターZ「そ、そうですか……」
IKEのテンションにいまいち付いていけず、素で対応するドクターZ。
IKE「クックック……。このTシャツの神は言った。“お前はまだ死ぬべきではない。お前より強いやつが待つ場所へ、ワシが送り届けてやる”とな。そうして私は無事に生還できたというわけだ! ぶわっはっはっは! さぁ、掛かってこい! 私はどんな挑戦でも受けるぞ!」
ドクターZにたしなめられたIKE。空気を読めないのは仕方がない。なぜなら彼は、年末年始を宇宙で過ごしていたのだから。
何はともあれ、復活を果たしたIKE。ドクターZとMIZUにもいつも通りの笑顔が戻る。
ドクターZ「いやー、昨年2月3日発売のDS『逆転検事2』、これは想い出深いですねー。観客参加型のミステリーイベントや飲食店とのコラボレーションとか、いろいろな企画ができたのを覚えていますよ」
MIZU「今年1月19日にはお買い求め易い値段になった“Best Price!”版も出るから、まだプレイしていない人はこの機会にぜひプレイしてほしいね」
IKE「1月29日には『逆転』シリーズ10周年を記念したイベントもありますからね。豪華なゲストもたくさんいらっしゃいますし、ぜひ楽しみにしてほしいです」
kbj「『逆転検事2』は、電撃オンラインのAVG紹介コーナー“まり蔵探偵事務所”でも取り上げさせてもらいました。インタビューとかイベントレポとか」
MIZU「“まり探”といえば、モバイル用のAVG『えどたん』も取り扱ってもらって、すごくうれしかったですね。開発スタッフも喜んでいました」
カネキング「あのイラストの件は本当にありがとうございました。まさか描き下ろしを用意してもらえるとは思っていなくて驚きましたよ!」
MIZU「『えどたん』はMIZUとしてもマッスルオススメのアドベンチャーゲーム。フィーチャーフォンでもスマートフォンでも遊べるので、チェックしてみてほしいね!」
IKE「え、何その“マッスルオススメ”って!」
MIZU「ふふっ、“超オススメ”を、僕っぽく言っただけだよ」
ドクターZ「なんですかそれはー!」
(一同笑)
先ほど宇宙だのドラゴンウェーブだのの話をしていたとは到底思えない座談会らしい座談会が続く。しかしこれはこれで大丈夫なのかとkbjが思っていると……。
『……エルカ……ンナ』
突然室内に謎の声が響いた。
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