2012年1月19日(木)

ポケモンだけでなくブショーも進化する!? 『ポケモン+ノブナガの野望』発表会をレポ! プレイレポートも掲載

文:電撃オンライン

『ポケモン+ノブナガの野望』
▲会場には、ノブナガとゼクロムの姿も!

 本日1月19日に東京都内で行われた、DS用ソフト『ポケモン+(プラス)ノブナガの野望』の関係者向け発表会をレポートする。

 発表会には、ポケモン代表取締役社長・石原恒和さん、シブサワ・コウことコーエーテクモゲームス代表取締役社長・襟川陽一さん、コーエーテクモゲームスのプロデューサー・鯉沼久史さんが登壇。本作についてさまざまな情報を紹介しつつ、実機でのデモプレイが行われた。また、後半には、ゲーム好きで知られるタレントの南明奈さんがコスプレ姿で駆け付け、『ポケモン』と『戦国無双』についてのトークを繰り広げた。

 イベント終了後には、本作の体験プレイもできたので、そのプレイレポもあわせてお届けする。ぜひ最後までチェックしてみてほしい。


 まず石原さんと襟川さんが登壇して、新たなPVを上映した後、本作についてトークを繰り広げた。最初の話題は、本作が作られた経緯について。もともと2人は会合などでよく顔を合わせる間柄だったらしく、そこで襟川さんは石原さんが『信長の野望』の大ファンだということを知らされたという。襟川さんも『ポケモン』の大ファンだったそうで、3年前に襟川さんの方から企画を持ち掛けたのだという。

『ポケモン+ノブナガの野望』
▲石原さん(左)と、襟川さん(右)。お互いがお互いのゲームのファンということで、ステージ上でも意気投合していた。

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▲上映された最新PV。見慣れないブショーの姿も……!

 石原さんは、1983年に最初の『信長の野望』をPCでプレイして以来、ずっと好きなタイトルだと述べ、「コーエーテクモゲームスさんとやるなら『無双』シリーズなどもあるんですが、シブサワ・コウさんとやるなら『信長の野望』だろうと思っていました」と、本作への強いこだわりを語っていた。

『ポケモン+ノブナガの野望』

 また、ここで襟川さんから『ポケモン』と『信長の野望』の共通点が挙げられた。ポケモンに登場する“ほのお”や“みず”などの“タイプ”は全17種類あるが、『信長の野望』第1作に登場した国の数も17だったという。この偶然に、襟川さんは不思議な結びつきを感じたそうだ。

 石原さんからは、“名前”が話題に上げられた。ポケモンの名前はカナカナ5文字以内、ジムリーダーなどトレーナーの名前はタケシやカスミなどカタカナ3文字というセオリーがあり、トレーナーの名前には、シゲル(任天堂専務取締役・宮本茂さん)など、3文字の関係者の名前が採用されることもあるという。だが、名前が4文字(ツネカズ)の石原さんは採用されたことがなく、「忸怩(じくじ)たる思いを感じていた」そうだ。しかし、本作に登場するブショーたちは“ノブナガ”など4文字のブショーも多いため、石原さんは悲願を達成できそうだと冗談交じりに話していた。

 本作のコンセプトについて、襟川さんは「『ポケモン』ファンに新しい遊びをお届けしたいというところから開発がスタートしました。また、『ポケモン』のシミュレーションゲームは初めてなので、簡単に遊べるようにしたいという思いもありました。そして昔から遊んでいる人にも、手応えを感じてもらえるものにしたいと考えていました」と説明。石原さんは、「難しい物に立ち向かっていく楽しさもあると思うのですが、そこをぐっと押し殺して、全年齢でみんなが遊べるものを目指しました」と、『信長の野望』ファンならではの開発の苦労を明かした。

 ここで鯉沼プロデューサーが加わり、本作の具体的なトークが進行した。本作を開発するにあたり、スタッフ集めも苦労されたのでは? と司会に聞かれた鯉沼さんは「社内にも『ポケモン』ファンがたくさんいますので、その中で『信長の野望』や『三国志』などのシミュレーションゲームにも携わったスタッフを集めて作りました」と答えていた。

『ポケモン+ノブナガの野望』 『ポケモン+ノブナガの野望』
▲鯉沼さんを加え、より深いトークが繰り広げられた。

 続いて司会者から、“戦国時代”と“ポケモン”という、異なる2つの世界観の結び付け方について尋ねられると、石原さんが「『信長の野望』は、時代考証や歴史上の人物のセリフなども盛り込まれているので、勉強になる部分もあるのですが、僕としてはむしろそういう部分をなくしたいと考えていて、シブサワ・コウさんに「どれだけ“戦国”じゃなくしてもいいんでしょうか?」と聞いたこともあるんです」と告白。衣装や城のデザインなども、そういったコンセプトでデザインされていったそうだ。石原さんは「戦国時代というよりは、まったく新しい地域のファンタジーと捕らえています」と話していた。

 それを受けて襟川さんも、「戦国時代というのは、一種のファンタジーだと考えています。『ポケモン』はファンタジーの世界ですから、そういったおとぎの世界で架空の武将が架空の戦いをしていく。そういうおもしろさがあってもいいなと思いました」と、本作の世界観についての考え方をコメント。さらに、『ポケモン』のジムリーダーを倒して進んでいく世界観が、各国の武将を倒して全国を統一していくという『信長の野望』と共通していると付け加えていた。鯉沼さんも、「敵の城を攻め落としにいくというところがジムリーダー戦のようで、『ポケモン』の世界とマッチしていると思います」と話していた。

→実機によるデモプレイが初お披露目!
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