2012年1月31日(火)

【人類でも理解できる『Mass Effect 2』 第3回】仲間を救って宇宙も救え! シェパード!

文:電撃オンライン

 3月15日発売予定のPS3/Xbox 360用RPG『Mass Effect 3(マスエフェクト 3)』。この『マスエフェクト 3』の特集企画“電撃Mass Effect”の連載第7回では、前作『マスエフェクト 2』の物語のラストまでを紹介します。

 前回の記事では、自分の部隊に戦力となる仲間を追加したり、仲間の悩みを解消したりと、どちらかというと中間管理職的な動きに終始していた英雄・シェパード。しかし、宇宙に迫る脅威と互角に戦うには、仲間たちとの信頼関係をキチンと築いておくのも大事なのです。とはいえ、のんびりと冒険をしている暇はありません。危機はすぐそこまで迫ってきているのですから……。

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ミッション“コレクター船”

 イルーシブマンからの緊急連絡で、トゥーリアン族との交戦で航行不能になったコレクター船の調査依頼が舞い込む。戦闘の際に巡視船に乗っていたトゥーリアンが全滅してしまったため、代わりにコレクター船に乗り込み、コレクターの本拠地にたどり着く手がかりになる“オメガ4リレイ”の情報を集めることが目的だ。

▲コレクター船の中で発見したのは、さらわれて実験に使われた人々の遺体。その中にはなぜかコレクターの死体もあった。

 航行不能となった船の中には各地で集められ、実験で用済みになった人間やコレクターの死体が散乱していた。その場でコレクターの死体から細胞を採取し、宇宙船“ノルマンディー号”のAIであるEDIに遺伝子を解析させると、データベースに登録されていたプロセアン族のサンプルDNAと型がほぼ一致した。そして、さらなる調査の結果、5万年前に滅びたとされるプロセアン族はリーパーによって改造されて、コレクターとして奴隷のように使われていたことがわかった。

 コレクター船のシステムが復旧しはじめる中、急いでコンソールから“オメガ4リレイ”の情報を手に入れ、シェパードは間一髪で脱出に成功した。

▲復旧し、強力なビーム兵器を放つコレクター船。2年前のようにこれを食らうわけにはいかない。

ミッション“ギャレス:目には目を”

 コレクター船での調査から戻ってきたシェパードは、ギャレスからシドニスという男に対する復讐を手伝ってほしいと頼まれる。シドニスは、かつてギャレスと同じチームの一員であったが、チームを裏切り、ギャレス以外の仲間10人を死亡させるという事件を起こしていた。

 ギャレスは、これまでその男をずっと追っていたのだという。彼のもとに届いた情報によると、シドニスは宇宙コロニー“シタデル”で犯罪者の高飛びを手助けしている、フェードという人物と一緒にいるところを目撃されている。早速シタデルへと向かったギャレスは、倉庫にいたフェードを発見。フェードに激しく詰め寄って、シドニスの居場所を吐かせることに成功する。

▲かつてないほどの激しい怒りを見せるギャレス。捜査方法もいつもより過激になっている。

 だが、激しく復讐(ふくしゅう)に燃えているギャレスは、シドニスを捕まえるのではなく狙撃する計画を立案する。その強い決意はシェパードの説得にもゆらがなかった。そこでシェパードはシドニスを呼び出し、あえてギャレスの狙撃の邪魔になる位置に立ちながら、シドニスの気持ちを探ることにした。

▲怒りで暴走気味のギャレスに代わって、シドニスに接触するシェパード。

 するとシドニスは、自分の命を守るために裏切ってしまったとはいえ、未だに後悔していると心のうちを告白。それを聞いたギャレスは、同情とやるせない気持ちを抱えながらも、シドニスを許してやるのだった。

前回までのあらすじ

 サーベラスの研究所で死の淵から蘇った主人公・シェパード。サーベラスのボスであるイルーシブマンは、シェパードを人類の英雄として、迫り来るリーパーの危機から宇宙を守るべく指令する。シェパードは、リーパーに対抗するために自分の部隊にメンバーを加入させ、戦力を増強していった。しかし、人数を増やしただけではただの集団である。仲間との絆を高めるために、シェパードは彼らの悩みや頼みごとを聞いて回るのだった。


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まだまだ仲間たちへのケアは続きます→(2ページ目へ)

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