2012年2月15日(水)
本日2月15日に東京・渋谷のclubasiaにおいて、PS Vita/3DS用ソフト『極限脱出ADV 善人シボウデス(以下、善人シボウデス)』の発売直前記者発表会が開催されました。
『善人シボウデス』は、明日2月16日にチュンソフトから発売されるPS Vita/3DS用の脱出アドベンチャーゲーム。2009年12月に発売されたDS用AVG『極限脱出 9時間9人9の扉』に続く、“極限脱出ADV”シリーズの第2弾にあたります。
発表会には、本作のディレクター兼シナリオライターの打越鋼太郎さんや、タレントの原幹恵さんが出席。ゲーム内容についてトークを繰り広げました。電撃オンラインのミステリー・ホラー・サスペンス系アドベンチャーゲーム紹介コーナー“まり蔵探偵事務所”の所長であるまり蔵が、この発表会の模様をレポートします。
▲『善人シボウデス』のディレクション&シナリオを手掛けた、チュンソフトの打越鋼太郎さん。冒頭のあいさつでは「ディレクターなのに昨日のバレンタインはチョコレートを1つももらえなかった」と恨み節(?)をきかせていました。 |
発表会は、打越さんによるゲーム内容の説明からスタート。打越さんの口からストーリーや脱出パート、キャラクターの魅力が語られました。
『善人シボウデス』は、選択肢を選ぶことで分岐していくノベルパートと思考型パズルを解き明かす脱出パートで構成される、サスペンス系のアドベンチャーゲーム。見知らぬ場所に閉じ込められた9人の男女が、脱出をかけて死ぬか生きるかの“アンビデックスゲーム”を繰り広げる物語です。タイトルの“善人シボウ”には、“善人は死亡する”と“善人を志望する”の2つの意味があるそうです。
▲アンビデックスゲームとは、腕にはめられた腕輪“バングル”に表示されたBP(バングルポイント)を9にするため、さまざまな駆け引きを行う裏切りのゲーム。勝者には自由が、敗者には死の罰が与えられます。 |
▲「自分は善人か、それとも悪人か」と問われた打越さんは、「締め切りを守らないという点で、会社的には悪人じゃないですかね」と苦笑い。 |
ストーリーの魅力には、“分岐のおもしろさ”を挙げた打越さん。本作には24種類のエンディングが用意されており、開発中はつじつまを合わせるのに苦労したとのこと。前作にはなかったフローチャート機能が搭載されているそうで、打越さんは「分岐が多くてもフローチャートのおかげで、とてもプレイしやすくなっています」と自信をのぞかせていました。
一方、全16ステージの脱出パートは、前作をプレイしたユーザーから「簡単だった」という声を受けて、難易度の選択ができるように。打越さんは、手応えのあるパズルゲームを楽しみたい人は“ハード”を、脱出ゲームが苦手な人は“イージー”を選ぶとバランスよく遊ぶことができると話していました。
西村キヌさんがデザインを務めたキャラクターについて、打越さんは「作品の雰囲気にとてもマッチしていますよね」と話し、女性スタッフの間で主人公・シグマの人気が高いと明かしていました。ちなみにアリスと四葉のヘソ出し衣装は、打越さんの趣味だそうです。
▲主人公・シグマが着ている“つなぎ”について、「ベンチに座っていたら男らしくていいですよね!」と打越さん。 |
キャラクターを演じる声優陣も非常に豪華な本作。ゲームの進行役であるゼロ3世にTARAKOさんを起用した理由について、打越さんは「ダークな部分をかわいらしく演じてほしかったから」と説明。ビデオレターで登場したTARAKOさんは、打越さんから「見事に憎たらしかったです」と言われ、複雑だけどうれしかったと語っていました。ちなみにゲーム本編に主人公・シグマの音声は入っていませんが、プロモーション映像などでは鳥海浩輔さんが演じています。
■ プロモーションアニメ ■
■ 店頭PV ■
■出演声優陣(敬称略)
ゼロ3世:TARAKO / ファイ:小見川千明 / ディオ:細谷佳正 / 天明寺:納谷六朗 / クォーク:釘宮理恵 / ルナ:能登麻美子 / アリス:田中敦子 / 四葉:田村ゆかり / K:小野大輔
▲発表会の冒頭で「チョコを1つももらえなかった」とぼやいていた打越さんに、TARAKOさんからチョコレートのプレゼントが贈られていました。 |
ここで、ゲストとしてタレントの原幹恵さんが登場。体験版をプレイしたという原さんは「謎が解けるのが快感!」と大絶賛し、朝4時まで夢中で遊んだというエピソードを披露していました。「『善人シボウデス』はのめり込んでしまうゲームなので、電車とかでやると乗り過ごしちゃうかも。寝る前にやるのがいいですよ」とは原さんからのアドバイスです。
最後は、打越さんの「『善人シボウデス』は“裏切り”をテーマにしたゲームですが、皆さんのご期待は裏切らない作りになっています。シリーズ2作目ですが、前作をプレイしていなくても十分楽しめる作品ですので、ぜひ手にとっていただければと思います」というあいさつで、発表会は終了となりました。
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