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2012年2月18日(土)

なんでもつかめる筋肉自慢のニクい奴!? 『マビノギ英雄伝』の新キャラクター・カロック先行体験レポート!

文:電撃オンライン

 ネクソンは、PC用オンラインA・RPG『マビノギ英雄伝』の2月22日アップデートで、新キャラクター・カロックを実装する。電撃オンラインでは、アップデートに先駆けて体験レポートをお届けする。

『マビノギ英雄伝』

■待望の新キャラクター・カロックは巨大で太マッチョ!

 『マビノギ英雄伝』は、『マビノギ』と同じ開発チームが4年の制作期間を費やしたPC用のオンラインA・RPG。『マビノギ』は、かわいらしいグラフィックとほのぼのとした世界観で今もなお高い人気を誇るタイトルだが、『マビノギ英雄伝』は対称的にリアルで精密なグラフィックを採用しており、また別の方面での高い評価を受けている。

 本作の正式サービスが開始されたのは昨年の11月末。つまり、まだスタートを切ってから約3カ月という新鋭タイトルなのだが、短期間でアップデートを繰り返しながらすさまじい早さで進化を続けている。

 そして2月22日より、4人目となるプレイヤーキャラ・カロックが新たに登場! 現在『マビノギ英雄伝』でプレイヤーが使用可能なキャラクターは、デュアルソードによるスピーディな攻撃を得意とするアタッカー・リシタ、シールドを手に高い防御力を誇る女剣士・フィオナ、遠距離攻撃や味方のサポートなどのスキルが充実している魔法少女・イヴィの3人。どのキャラも戦闘の特性は違えど、外見はスマートな印象が際立っている。

 しかし今回追加となるカロックは、筋肉質の巨大な体格で、バトルピラーという巨大な柱を振り回して敵と対峙(たいじ)する太マッチョなキャラクターだ。とにもかくにも重量級。今までの3人とは真逆のイメージと言っていいだろう。

 はたしてこのカロック――実際はどういった特性を持ち、どういった戦い方をするのか? 相川ハクブンが運営元のネクソン本社を訪ね、カロックを先行プレイさせてもらった。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』
▲こう言ってはなんだが、装備によってはとても味方キャラに見えない風貌。敵としてこんなん出たら怖くて泣く。

■“スペシャルグラビング”でどんな敵でもつかんで攻撃!?

 お試しということで向かったのが“平原、入口”。このフィールドにはノールウォーリアやノールセンチネルといった獣人系のモンスターの他、本来ならつかみ攻撃が不可能である蛙やハイウィスプなどのモンスターも出現する。そう、カロックは他の3キャラではつかみ攻撃ができない敵でもつかんで攻撃できる“スペシャルグラビング”というスキルを持っているのだ。

 動きは他の3キャラと比べれば若干の鈍さも感じなくはないが、だからといって鈍重というほどのイメージでもない。恐らくは一歩ごとの歩幅が大きい分、他のキャラクターとの足運びの違いでそう感じられるだけなのだろう。また、出没したモンスターに通常攻撃を仕掛けると……驚くほど連続攻撃が速い。なにせ巨大過ぎるバトルピラーを抱えているものだから、一撃が強力な分モーションが長いイメージを勝手に抱いていた。カロックの筋力からすれば、体ほどの大きさのあるバトルピラーもさほどの重量ではないということであろうか、素早く豪快にぶんぶん振り回す。どえらい迫力だなぁ、というのがまず最初の印象だ。

『マビノギ英雄伝』
▲通常攻撃でもとにかく重そうな攻撃。敵の攻撃を跳ね返す“クラッシュ”というスキルもあり、防御力も高い。

 そしてカロックの最大の特徴であろうスペシャルグラビング! 蛙のようなモンスターをつかめるのはまだ理解の範疇(はんちゅう)という感じもしなくもないが、実際にウィスプのようなエレメンタル系のモンスターをも簡単につかみ、引き千切るのはちょっとした感動すらある。この類(たぐい)のモンスターならタイミングも簡単で、【E】キーを押せばひょいとつかめてしまうようだ。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
▲ハイウィスプ相手にスペシャルグラビングを決める。敵の動きを封じてメッタ打ちにするこのスキルは重宝するだろう。▲ノールハンマーガードも軽々と持ち上げる。ただし、つかみ攻撃中は無防備なので、敵が複数いる場合には気を付けよう。

■タイミングはシビアだが見返りの大きい“ボスグラビング”

 平原 入口をさらに奥深く進んでいくと、やがてボスキャラに遭遇する。このマップでのボスモンスターはナインフィンガー。素早い動きであちらこちらに走り回る厄介な敵だ。

 しかし、カロックには“ボスグラビング”というスキルが存在する。これはその名の通り、ボスモンスターをもつかんで攻撃ができるスキルだ。スペシャルグラビングとは若干異なり、敵に専用のアイコンが出た時にしかスキルを発動できないが、うまく動きを封じられればどうということはないはずだ!

 実際にボスグラビングを使おうとすると、アイコンを視認してからキーを押しても間に合わない感がある。しかしよくよくボスモンスターを観察すると、一定の動きをした時のタイミングでアイコンが出るようになっているらしい。

 ただでさえ発動のタイミングがシビアなボスグラビングを動きが素早いナインフィンガーに発動させるのは、想像以上に骨が折れた(この辺りは筆者のプレイヤースキルの低さが関係しているかもしれないが……)。しかし苦労してつかめた後はなかなか豪快にバシバシと一方的な攻撃を加えることができ、素晴らしく爽快である。カロックには“グラビングマスタリ”という、つかみ攻撃の際に攻撃力を増加させるパッシブスキルも存在するので、ボスグラビングを使えるのと使えないのでは相当な差が出ることであろう。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
▲スピードのあるナインフィンガーもつかんでしまえばこっちのものだ。何度もチャレンジしてタイミングを測ろう。

 敵の動きを読み切ってうまくスキルを発動させられるようになれば、パーティでボスキャラに挑む時などにも大きなアドバンテージになることだろう。残念ながら今回はソロでのプレイしかできなかったが、パーティプレイ時にカロックがボスキャラをつかんで動きを封じ、一斉に攻撃を仕掛けるなどの戦法が使えるようになれば、かなり楽に戦えるのは疑いようもない。

 ちなみに当然ながら、それぞれのボスキャラによってアイコンが出る動きやタイミングが異なる模様。恐らく強いボスモンスターほどタイミングはシビアになっていくのだろう。最初はうまく発動させられるまで何度も失敗するかもしれないが、カロックを使おうというプレイヤーにはぜひどんどんチャレンジしてもらいたい。それだけの価値があるスキルだ。

『マビノギ英雄伝』
▲ジャイアントホワイトベアには、一部のボスモンスターの特定攻撃を防ぐことができるクラッシュスキルに挑戦。クラッシュ中のモンスターは、仲間も一緒に攻撃が可能だが、タイミングが合わずなかなかつかめなかった。

■パラディン/ダークナイト化したカロックも要注目!

 1月26日の大型アップデート“Destiny”にて『マビノギ英雄伝』に“変身スキル”が実装された。各キャラクターが防御に長けたパラディンと、攻撃を得意とするダークナイトのいずれかに変身できるスキルで、時間の制限などはあるものの、変身時にはキャラクターの能力が大幅にアップする。

 当然、カロックもこの変身スキルを使用することが可能だ。変身したキャラクターのスキル構成が変身前のキャラクターのままであることは、他キャラクターと同様。しかしスマートな他キャラが変身したパラディン、ダークナイトと比べると、カロックの変身後は、かなりがっしりとしている。変身前の体型を変身後もそのまま引き継いでいるのだ。

 いろいろな意味で他キャラクターとは明確な違いを感じられるカロック。ちょっと見た目は怖いかもしれないが、プレイヤーキャラとして、そしてパーティの仲間としてもすごく頼りになるキャラクターである。2月22日のカロック実装後には、ぜひカロックで新しい戦いに挑んでいただきたい。キミもカロックの虜になっちゃうかも!?

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
▲カロックもパラディンに変身! 他キャラクターのパラディンと比べるとずんぐりむっくりしていて味がある。▲ダークナイトに変身したカロック。もともと防御力が高いキャラなので、ガンガン攻めていけるだろう。
『マビノギ英雄伝』
▲『マビノギ英雄伝』ではとにかく異質なキャラクターのカロック。これだけインパクトがあれば、長く愛されるに違いない。

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データ

▼『マビノギ英雄伝』
■メーカー:ネクソン
■対応機種:PC
■ジャンル:A・RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2011年11月30日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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