2012年2月25日(土)

インティならぬパンティ・クリエイツ!? 『ぎゃる☆がん』開発者がインタビューで「裸エプロンをつくれ」という社長命令を暴露!

文:電撃オンライン

 アルケミストから、2月23日に発売されたPS3用ソフト『ぎゃる☆がん』の開発スタッフにインタビューを行った。

『ぎゃる☆がん』

 本作は、“3D・眼(ガン)STG”と銘打たれたXbox 360用ソフト『ぎゃる☆がん』に新要素を加えて、PS3版として開発したもの。見習い天使によってモテモテになってしまったテンゾウを操作して、言い寄ってくる女の子たちを眼力でなぎ払いながら、意中の女の子に告白することが目的だ。

 インタビューには、開発を手掛けたインティ・クリエイツの開発部長・成田悟さんとデザイナーの伊東大典(まさのり)さん、アルケミストのプロデューサー・中川滋さんの3人が参加。開発中にあった出来事やダウンロードコンテンツなど、前回のインタビューでは明かされていなかったことを中心にさまざまな質問をぶつけているので、チェックしてほしい。なお、このインタビューは1月下旬に実施している。

■ユーザーからの要望をいろいろ反映

『ぎゃる☆がん』
▲左から成田さん、伊東さん、中川さん。伊東さんは、一般女子のイラストをかぶっている。

――先日マスターアップされたということですが、現在は何をしているんのでしょうか?

伊東:僕は絵を描いていますね。

中川:いろいろお願いしていたので、それに追われているのだと思います。すみません。

成田店舗特典の描き下ろしが終わって、ちょっと楽になった感じですね。

――店舗特典は、色っぽいイラストばかりでしたね。

伊東:えっ!? いや、今回は全然抑えてますよね?

『ぎゃる☆がん』

中川:アニメイトさんのイラストは、結構きわどかったですよ! 服が溶けてて、視線がちょっと……。

成田:横で見ていて、「あれは平気なのか?」って思いましたね(苦笑)。伊東はキャラを愛してないのかとも、考えました。

伊東:来た要望に、「謎の液体で服を溶かして、寝転ばせてください」というものがあったので、それを忠実にやっただけなんですけどね。ただ、あのイラストは時間がかかりました。

――メインヒロイン4人の中で、葵が特典にいなかったのはなぜですか?

3人:……(なんとなく見つめあう)。

伊東:こちらが提出した案にはあったのですが……落選しました。タペストリーの後ろに写っているというのも考えたのですが、ボツになりました。かわいそうなキャラなんです。

――成田さんは最近何をしているのでしょうか?

成田:ソフトの開発は終わったので、今はDLCの作業を見ています。

――中川さんがTitterで「Xbox 360版とは違うものができた」とつぶやいていましたが、それはカメラアングルのことでしょうか?

中川:それを含めてですね。パンツの表現もそうですし、DLCもそうですし。他にもユーザーさんからあった要望をいろいろと反映しています。ただ、その中でも今回はCEROさん準拠で、前作よりは大きな枠組みで作っていることが一番大きいですね。そこについては、画像や動画、体験版からも感じてもらえるのではないでしょうか?

『ぎゃる☆がん』

成田:開発的には、やはりポインティングデバイスであるPlayStation Move モーションコントローラ(以下、PS Move)に対応したことです。ガンSTGはポインティングデバイスの方が絶対に楽しい! 先ほど、内村さん(※メインヒロインの火吹晶役・内村史子さん)が鉄球のステージをスコアアタックに挑戦して、初見でクリアしたのを見て、すごく安心しましたね。スコアアタックは、かなりダメージが大きいので、パッドだとクリアできてなかったと思います。

中川:ZQN☆(ズキュ~ン)の皆さんは、ゲームを愛していただき、かなり遊ばれていました。予想以上にうまかったですし、正直うれしかったです。

――PS Moveへの対応はスムーズに行きましたか?

成田:8月の段階でPS Moveで遊べていました。もともとできあがっていたゲームに、ポインティングデバイスをマッチさせることはすんなりいったんですが、そこからプレイアビリティを上げることに時間を使いました。ドキドキモードはガンSTGにはない要素なので、そこはかなり苦労しましたね。

伊東:ドキドキモードの遊ばせ方は、最後まで悩みました。ちょっとクセはあるので慣れが必要ですが、現状では最良の答えが出せたかなと思います。

――遊んでいて感じたことですが、会話の決定が×ボタンだったのは、以前と同じ感覚で遊べました。

成田:実は……そこも最後まで悩んだところです。「決定を×ボタンで選ぶのは気持ち悪い」と伊東も言っていたのですが、○ボタンだと選択肢が出た時に、そのまま選んでしまう可能性がある。

伊東:最初は○ボタンにしていましたし、○でも×でも送れるという時期もありました。悩みがそのまま反映されているという仕様です(笑)。ただ、やはり間違えて選んでしまうのはストレスなので、最終的に×ボタンにしました。

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