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2012年3月14日(水)

PS Vita版『FIFA ワールドクラス サッカー』を先行プレイ! 遊んでわかった圧倒的クオリティをレポート!!

文:電撃オンライン

◆タッチ操作は初心者だけのものじゃない!

 プレイ前から気になっていたのは、タッチ操作の感触です。キーやボタンを用いた操作のレスポンスについては、これまでのシリーズで折り紙つきです。めちゃくちゃ気持ちよく遊べるのはわかっていますが、今回が初めてとなるタッチ操作については……。開発スタッフを疑うわけではありませんが、こればっかりは自分で体験してみないと何も言えません!

 というわけで実際にタッチ操作を試してみたところ、そんな不安はあっさり解消。反応や精度がしっかりしているため、ちゃんと思ったようにプレイできます。フリーキックなど、一部の場面でのタッチ操作は少しクセがあるため、慣れるまではうまくいかないかもしれませんが、数試合も遊んでいるとコツをつかめるはず。

▲タッチした際のレスポンスは非常に良好。触った瞬間に素早くボールを蹴ってくれます。

 さて、そんな感じでタッチ操作メインでプレイしてみた第一印象は、“サッカーゲーム初心者にオススメ”という感触でした。パスやシュートを狙った場所へ直感的に行えるので、とにかく操作に悩まずにすみます。それに、操作する選手を変えたい時も、その選手にタッチするだけでOKなので、これまた簡単。まあ、操作が簡単だから試合に勝てるかというと、それはもちろん別問題なわけですが、それでもサッカーゲームを遊ぶ際の敷居はグンと低くなる感じがしました。

 “初心者にオススメ”となると、逆にサッカーゲーム好きには物足りなく感じちゃいそうですよね。実際、自分も最初のうちは内心、(タッチ操作は目新しいけど、キーやボタンを使うほうが細かく正確にプレイできるんだよね……)と感じていました。

 そんな印象が一転したのが、1人の選手になりきって、その選手の1人称視点に近い形で遊べる“BE A PRO”をプレイしていた時。『FIFA』シリーズは基本的に横から見た視点で遊ぶことが多いんですけど、この“BE A PRO”は縦から見た視点になります。すると、視界がグンと広くなって、周りの選手の動きや、相手チームの守備が薄いフリースペースを把握しやすくなったんです。そうなると、目で見た瞬間に特定の場所を狙えるタッチ操作が、がぜん意味を増してきます。さらに、カメラ設定を調整して、より広いスペースを見渡せるようにすると、一段と選手全体の動きを把握しやすくなります。こうなってくると、タッチ操作が戦術性と直結するようになってきて、今までにない新感覚のサッカーゲームとしての魅力が浮上してくるんです!

▲タッチ操作をメインにして遊ぶ場合は、オプションでカメラ設定を変えるのがオススメ。より広く見渡せる視点や、縦の視点に変えると、フリースペースなどを把握しやすくなります。

 例えば、画面の選手同士をチョンチョンとタッチするだけで、FCバルセロナのような華麗なパスサッカーを楽しめますし、空いたスペースをタッチしてボールを出し、そこに選手を走り込ませればスルーパスでのチャンスメイクのでき上がり、といった具合ですね。個人的には、このスルーパスでのチャンスメイクが非常におもしろいと思います。コントローラの操作ですと、ボタンの長押しによるキックの強弱、さらには繰り出す方向までコントロールしないと、相手ディフェンダーにカットされがちでしたが、タッチ操作なら空いたスペースに触れるだけで、その場所にボールを送り込めるのですからね。

 この他、ペナルティキックやフリーキックなど、背面タッチパッドをゴールマウスに見立てたり、カーブの回転を調整できるといったような、一風変わった操作でのキックも楽しいです。自分の持つプレイビジョンを、ピッチ上に反映しやすいサッカーゲーム。それがPS Vitaの『FIFA ワールドクラス サッカー』だと感じました。

[CHECK]タッチによる操作方法をまとめてみました!

 タッチを使った操作方法は主に7種類あります。どれもシンプルでわかりやすいので、サッカーゲーム初心者でもすぐに慣れると思います。操作の練習を行える“アリーナ”では、セットプレイを含めたすべての練習をあらゆるシチュエーションで行えるので、初めのうちはここで腕を磨くのもよいかもしれませんね。

●シュート ●パス
▲画面上のゴールにタッチするとシュート可能。背面タッチパッド全体をゴールマウスに見立てる感覚で、狙いをつけてシュートすることもできる。 ▲ボールキープ時にパスを出したい選手をタッチすると、その選手へとパスを出す。タッチし続けることで、ボールを浮かせるロブパスも繰り出せる。
●フリーキック ●ペナルティキック
▲タッチスクリーンを素早くなぞると、その曲線に応じてカーブをかけたボールを蹴ることができる。背面タッチパッドで狙いたいポイントへ直接シュートすることも可能。 ▲タッチした部分にボールを蹴り込める。画面下に表示されるゲージが緑色に近いタイミングでタッチすることで、コントロールの精度を上げられる。
●コーナーキック ●スローイン
▲タッチした選手にボールをパスする。選手をタッチし続けるとロブパスになる。 ▲スローインしたい場所をタッチすると、その場所に目がけてボールを投げる。
●操作する選手の切り替え
▲ディフェンス時、切り替えたい選手にタッチすると、その選手を操作できるようになる。

 このように、多彩なタッチ操作を駆使して試合を行うことができます。実際にプレイしてみての感想ですが、シュートなどは視点を縦にすると、キーパーの手の届かない位置を狙いやすくなるように感じました。もちろん、タッチ操作はマストではなく、通常のコントローラ操作も行えます。このあたりは人それぞれだと思いますが、パスはタッチ操作でシュートはコントローラ操作といったように、ケースバイケースで自分に合った操作をするものアリだと思います。実際、僕自身もボタン操作でショートパスをつなぎ、スペースが空いたらタッチでスルーパスをするという遊び方もしていましたから。

▲自分に合った視点や操作方法で、直感的なサッカーを楽しみましょう!!

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