2012年3月9日(金)
【週刊 俺の妹P続】『俺の妹P続』伏見つかさ先生、二見鷹介P、三木一馬副編集長が読者からの質問に答えます! そして今週のプレイ映像は黒猫!
5月17日にバンダイナムコゲームスから発売される、PSP用ソフト『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない(以下、俺の妹P続)』。本作の特集ページ"週刊 俺の妹P続"の第9回をお届けする。
本作は、伏見つかさ先生が執筆する電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(以下、俺の妹)』(イラスト:かんざきひろ先生)をゲーム化したもの。2011年に発売されたPSP用ソフト『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル(以下、俺の妹P)』の続編にあたる。ストーリーは、伏見先生総監修の完全オリジナルとなっており、伏見先生が自ら書き下ろしたシナリオも収録される。
前回に引き続き、今回も原作者・伏見つかさ先生、ゲームの制作を担当する二見鷹介プロデューサー、伏見先生の担当編集である三木一馬電撃文庫副編集長による座談会をお届けする。今週は読者の皆さんから送っていただいた質問に答えている。また、記事の最後には黒猫のプレイ映像を掲載しているので、興味がある人はぜひ最後までチェックしてほしい。(※インタビュー中は敬称略)
■皆さんの思い入れの深いシナリオを教えてください。(タマジャラシさん)
伏見:思い入れがあるのはもちろん自分で書いたシナリオです。他のキャラのシナリオはまだ読んでいないのですが、いただいたサンプルCGを見ていると「これはいったい何が起こっているんだ!」と驚くことが多々あります。黒猫が京介に●を見せつけているシーンとか。
二見:そのシーンでは、珠希と日向に頑張ってもらっています。三木さんのアイデアを採り入れているんですが、大変なシーンでした(笑)。
三木:シナリオをご担当いただいた方には苦労をかけたなぁと思うことしきりです。
■キャラクターごとのボイスオン・オフ機能はありますか?(あさん)
二見:すみませんが、実装していません。ただ、ここでそういう声をいただいたので、できればどこかで反映させたいとは思います。ただし、新しい機能として特定のシーンを再生できるシーンリストを用意しているので、遊びやすくはなっていると思います。
■神猫は降臨されますか?(Psanさん)
伏見:降臨します!! 近いうちに公開予定のPVでも確認できると思いますので、公開されたらぜひご覧ください。
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▲ゲームに降臨する神猫。ゲーム内でどんな活躍をするかは「遊んでみてのお楽しみです(二見)」とのこと。 |
■今作を作るにあたっての苦労した点や、作る時に参考にした点(金ピカさん)
二見:まだ苦労している最中ですね(笑)。最近ハゲが進行した気がします。
伏見:今回私はほとんど苦労していないので、ぜひ二見さんの苦労話を聞いてあげてください。
二見:ありがとうございます(笑)。今回は、イベントCGの差分をやり過ぎたかなぁと思っています。
――枚数にしてどれくらいですか?
二見:正確に数えていませんが、差分を含めるとおそらく250枚くらいは作っています。
三木:先日、ガイズウェアの社長さんとお会いしたんですが、二見さんのおかげで地獄を見たそうです(笑)。
伏見:イベントCGの差分演出については、ダメ元でいろいろとお願いしていたんです。それがまさか全部採用されるとは……。
二見:あの時は本当にバカだったなぁ……。
三木:ユーザーの皆さんは喜んでくれそうですけどね。
伏見:前作のイベントCGをなるべく流用できるようにシナリオを書いたつもりだったのですが、ある日二見さんが「『俺の妹P続』では立ち絵の服を変えました♪」と言い出したんです。「すごい! でも、服を変えちゃったら前作のイベントCGが流用できなくなってしまうのでは? この時だけ前作の立ち絵を使うんですか?」「いいえ、新しくCGを作ります!」――というやり取りがあったりしました。
二見:やってしまってから「そういえば……!」と気付くパターンが多かったですね。
伏見:前作で1回しか使っていないCGが結構あって、もったいないなあと思っていたんですよ。そういうのを使い回せば省エネできるよなーとか考えていたのですが。豪気なレスポンスに毎回驚かされていました。
二見:反省しています。今回は現場も僕も楽しくてテンションが上がってしまい、ついついやってしまいました。
伏見:前作では開発の皆さんに負担をかけたなぁ、と反省しきりでしたが、本作に限っては負担を増やしまくっているのは二見さんです(笑)。原作者としては本当にありがたいことなのですが。
二見:質問に戻ると、苦労した点は“先生からいただいたアイデアをどれだけ実装できるか”でしたね。ちょっとやり過ぎてしまったなぁと思います。
■『俺の妹P続』のおまけゲームはどんなものになるのでしょうか?(URIKIさん)
二見:今回は、『魔法少女まどか☆マギカ』とコラボレーションしたブロック崩しがミニゲームとして収録されています。
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▲ブロック崩しのスクリーンショット。左から桐乃(鹿目まどか)、黒猫(暁美ほむら)、沙織(巴マミ)。 |
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▲左から麻奈実(美樹さやか)、あやせ(キュゥべえ)、加奈子(佐倉杏子)、瀬菜(お菓子の魔女)。 |
※カッコ内は『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター名。
伏見:このコラボブロック崩しって、なかなかキャスティングがおもしろいですね。
二見:そう言ってもらえてよかったです。
伏見:黒猫がほむらであやせがキュゥべえなんですよね。魔法少女になったあやせも見てみたかったなぁという思いもちょっぴりあります。お菓子の魔女が瀬菜っていうのもなかなか……。あとは桐乃のまどかコスが意外と似合っていますね。アイツに魔法少女は厳しいかと思っていたんですが、アリだと思いました。
→伏見先生が書いたシナリオは、原稿用紙何枚分?(2ページ目へ)
(C)伏見つかさ/アスキー・メディアワークス/OIP
(C)2012 NBGI
※記事中のゲーム画像は開発中のものです。
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