2012年3月15日(木)
ガマニアデジタルエンターテインメントは、PC用オンラインSLG『Webパワードール』のアップデートを本日3月15日に実施した。
本作は、長い歴史を持つ工画堂スタジオのPC用SLG『パワードール』シリーズをベースにしたWebブラウザゲーム。プレイヤーは移民惑星オムニを舞台に、人型の機動兵器“パワーローダー”に搭乗して戦う“DoLLS”と呼ばれる女性パイロットたちを指揮して戦うこととなる。
シリーズの3作目から6作目までの世界観をベースに、往年のファンはもちろん、本作で新たに『パワードール』の世界に触れるユーザーもすんなりと作品に入り込めるよう、ゲーム内での設定紹介も充実しており、多くのSFシミュレーションゲームファンから絶大な支持を集めている。
今回はアップデートを前に、声優の尾高もえみちゃんが、本作のプロデューサーであるガマニアデジタルエンターテインメントの安本英律(ひでのり)さんとディレクターの芳賀雄一郎さん、マーケティング課リーダーの稲川義章さん、『パワードール』シリーズの生みの親である工画堂スタジオの開発室長の北川貴規(たかのり)さん、ディレクターの上松章さんにインタビューを敢行! 気になるアップデートの内容から開発スタッフのお気に入りキャラクターまで、貴重な情報をお届けする。
▲写真左から稲川さん、安本さん、芳賀さん(※インタビュー中は敬称略)。 | ▲写真左から上松さん、北川さん(※インタビュー中は敬称略)。 |
▲インタビュアーは、おなじみ(?)声優の尾高もえみちゃん。ゲームが大好き。 |
――3月のアップデートでは過去の『パワードール』シリーズに登場したキャラクターが実装されるんですよね?
安本:『パワードール』シリーズは6作目までリリースされているのですが、1~2作目の世界観と3~6作目の世界観では、100年ほど経過している設定となっています。『Webパワードール』は3~6作目の世界をベースにした作品となります。
――1作目と2作目のキャラクターが好きなの方もたくさんいらっしゃると思いますが、その点についてはいかがでしょうか?
安本:そうしたご要望にお応えしたいと思い、今回は1~2作目のキャラクターに関する指令を新たに追加することとなりました! とはいえ、100年前のキャラクターをそのまま登場させると世界観の整合性がとれませんので、今回のアップデートでは、過去に活躍した伝説のDoLLSと戦う育成プログラム(シミュレーター)という設定になっています。
――具体的に、今回のアップデートでは誰と対戦できるようになるんでしょうか?
芳賀:3月のアップデートでは、ジュリア・レイバーグとアリス・ノックスと戦えるようになります。1~2作目には数多くのキャラクターが登場しますので、今後も定期的にこういった指令を実装していきたいと思います。
▲ 大企業の重役を父に持ち、幼いころから英才教育を受けて育ったジュリア・レイバーグ。戦闘能力は初代DoLLSの中でもトップクラス。 | ▲ アリス・ノックスは、オムニ屈指の資産家であるノックス家の一人娘。高貴な家の育ちとは裏腹に人懐っこい性格をしている。 |
――どういった理由でジュリアとアリスが選ばれたのでしょうか?
安本:本部から届いたシミュレータープログラムという設定なので、やはり戦闘経験豊かなキャラクターがいいだろうということで、私が選びました。
芳賀:半分は安本の趣味ですね(笑)。
――好みのタイプなんですか?
安本:嫌いではないですね(笑)。
芳賀:安本の趣味というのは冗談として、先ほど安本も話しておりましたが、この2人は実力的にも階級的にも、シミュレーターの相手としては最適だろうということで決まりました。
上松:2人は戦闘経験が豊富なキャラクターです。ジュリアは大企業の重役を父に持つエリートで、エリートゆえにナルシスト的な一面もあるのですが、単に自信過剰なキャラクターではなくパイロットとしての特性も高いキャラクターとして設定されています。メインで使っていけるキャラクターなので、1作目や2作目をプレイしたことがある方には、なじみの深いキャラクターではないでしょうか。
アリスも生い立ちはジュリアに似ていて、軍事系の財閥の出身のキャラクターとして設定されています。射撃が得意で白兵戦もそこそこできるオールマイティーなキャラクターなので、メインで使っていけるキャラクターですね。
――1作目の隊長のハーディや2作目の隊長のヤオも、きっと登場しますよね!?
安本:期待してお待ちください(笑)。
稲川:2人はDoLLSの顔と呼ばれているキャラクターなので、登場させたいですね。
上松:ハーディ・ニューランドはなんでもこなせる素敵なお姉さんで、パラメーターもすべて最高という完璧なキャラクターです。1作目では“青いバンダナ”をつけているキャラクターは機体が破壊されても行方不明にならずに帰ってくるというシステムが搭載されていたので、生還率の高さも魅力でした。
2代目を引き継いだヤオ・フェイルンは姉御肌のキャラクターです。ハーディは完璧なキャラクターとして設定されていましたが、ヤオは近接戦闘が得意な代わりに射撃の能力は低いというように、欠点のあるキャラクターとして設定されていました。ハーディは完璧すぎて感情移入しづらい一面もあったかと思いますが、ヤオは欠点もある人間味あふれるキャラクターなので、ユーザーさんからの人気も高かったですね。
▲頭脳明晰にして戦闘能力も高いハーディ・ニューランド。額に巻いた青いバンダナのおかげで生還率も高く、ゲームの中心キャラクターとして活躍した。 | ▲ヤオ・フェイルンは姉御肌という設定とルックスから、ユーザーにヤオ姉と呼ばれ親しまれた人気キャラクター。彼女の凛々(りり)しいイラストは、もえみちゃんもお気に入り。 |
――せっかくなので、1~2作目に登場した他の人気キャラクターについても紹介していただけますか?
上松:特に人気があったキャラクターは、“銀髪のコンピューター”の異名を持つ、セルマ・シェーレですね。セルマはコンピューターのように正確無比な戦い方をするキャラクターとして設定されています。銀髪のキャラクターは当時から人気がありましたし、一見クールに見えるのですが、性格はそんなに冷たくないので、その辺りのギャップも人気につながっていたような気がします。
他には、タカス・ナミをはじめとする日本人名のキャラクターは人気がありました。やはり、日本人名のキャラクターはユーザーさんに親近感を持ってもらいやすいようですね。
▲セルマ・シェーレは当時のファンから圧倒的な支持を集めたキャラクター。コンピューターのような正確無比な戦い方をする一方、突発的な事態に対応できないという弱点も持っていた。 | ▲技術者として軍に出向し、ハーディと知り合ったタカス・ナミ。副隊長として、隊長のヤオをサポートした。 |
――ジュリアやアリスに続いてどんなキャラクターが登場するのか楽しみですね。
安本:歴史のある作品なので、ファンの方それぞれに思い入れのあるキャラクターが存在すると思いますが、人気のあるキャラクターから実装をしていきたいですね。できるだけ皆さんのご要望にお応えできるよう、定期的に過去のキャラクターが登場する指令を追加していこうと思います。
芳賀:過去のキャラクターに関する指令では、関連するものをクリアすると、報告書に過去作品で使われたミッションコンプリートのご褒美画像が追加される仕様になっておりますので、こちらも楽しみにしていてください。
安本:過去の作品を知らない人のために、報告書にキャラクターのプロフィールも記載されていますし、Web上でも情報を補填していきます。これを機会に長い歴史を持つ『パワードール』シリーズの奥深さに触れていただきたいですね。
→次のページでは『Webパワードール』オリジナルキャラクター&ローダーに関する電撃発表が!!(2ページ目へ)
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