【電撃乙女部】新選組隊士を操れる『薄桜鬼 ～幕末無双録～』をプレイ！ 手に汗握る戦を生き残れ

文：ぷにこ

■“桜花円舞”の華麗なカットインに見惚れます

　アクション要素で重要なのは、体力ゲージとその下にある“桜花ゲージ”。体力ゲージはなくならないように注意する必要があります。一方の“桜花ゲージ”は、敵を攻撃したり、攻撃を受けたり、アイテムを取ったりすることで徐々にたまっていきます。このゲージが一定量たまると、敵を連続で攻撃する“桜花円舞”を出せるようになります！

　“桜花円舞”には3段階あり、ゲージのたまっている量によって攻撃時間や威力が変化。さらにここが大事なのですが、カットインのイラストが異なるということ。

▲“桜花ゲージ”の状態は、左の桜の花でわかります。1つ咲いていたらレベル1、3つ咲いていたらレベル3です。

　レベル1の場合は目線だけ、レベル2だと顔、そしてレベル3だと体が写し出されます。性能を考えたら、発動時間が長いレベル3がいいんです……が！　顔がちらっと出る演出がカッコよくて、それを見たくて、ぷにこはレベル2で出してしまいます。発動時間が短くてもいいんです。倒せなかった敵は通常攻撃で倒せば！

▲左から土方さんのレベル1、レベル2、レベル3。洋装や羅刹という状況によって、カットインは変化します。

　ちなみに、ぷにこが顔を見たさに“桜花円舞”を出しまくった経験からわかったことをお伝えします。ボスをこれで倒すと爽快なのですが、素材を回収する時間が短くて焦るので、慣れるまでは体力を減らすためか、コンボをつなぐために使うのがいいと思います。

▲レベル3の“桜花円舞”。アクション中は無敵なので、敵に囲まれた時にすごく有効です。

　先ほど少しふれた体力ゲージですが、なくなると一部のキャラは羅刹になります。羅刹になると体力が回復する上で、攻撃力と防御力が高くなります。ステージによってはイベントで羅刹化することもある上に、羅刹化しないキャラもいます。

　何周かプレイした後に原田さんを操作していて、敵にやられた時、羅刹化せずに敗北画面に。「原田さんはメインメンバーの中で羅刹になっていない、数少ないメンバーだったなあ」と、画面を見ながら思い出しました。ちょっと迂闊（うかつ）でしたね。

▲原田さんのファンの方、ごめんなさい。ステージによっては、羅刹にならない場合もあるのでご注意を！

▲通路の角や行き止まりには、アイテムの入った箱が置いてあります。隊長のそばにはほぼ確実にあるので、やられそうになっても諦めないでっ！

▲フィールドの中には、宝を守っている特殊な浪士がいます。ちょっと強いですが、レアな素材を落とすので倒しておきたいですね。

■隊士を操作できるのがうれしい！　爽快アクションが気持ちいい!!

　連続攻撃や“桜花円舞”を駆使していると、いつの間にか物語は終盤に。各地を転々としながら、土方さんは戦い続けます。すでに物語を知っているというのに、ぷにこの心はせつなさではちきれそうです。

　ゲーム的には、中盤から鉄砲兵が多くなってきます。飛び道具、ズルい……。鉄砲兵はちょっと離れた位置から攻撃してきて、連撃をストップさせるので、見つけ次第、斬りましょう。

▲どのキャラを操作していても、中盤以降に出る鉄砲隊は早めに倒したいところです。

　そして、物語はラストへ！　桜の下で風間と斬り合うのですが、ここの演出もずるい！　シリーズでおなじみの吉岡亜衣加さんの歌をバックに斬り合う演出が、涙を誘います。ちなみに、他のストーリーもラストはいい展開ばかりで、ドキドキワクワクしてしまいました。このソフトを遊び終えたら、アニメを見直して、これまでのゲームもやり直そう、そうしよう。

▲キャラごとに、アクションに特長づけがされています。沖田さんなら少し重めの攻撃であるとか、原田さんであれば槍で攻撃範囲が広めであるとかいろいろあります。

▲もちろん“桜花円舞”にも、まったく違うものに。カットインが顔なのは、ぷにこの趣味です。すみません。

▲メニュー画面でボタンを押さないと、「おいおい、いつまでほうけていやがる」と言われたり、セーブしようとすると「いちいち細かいヤツだ」って言われたりします。ニヤニヤ。

▲ゲームデータのインストールにも対応しています。ステージ前後の読み込み時間が格段に早くなるので、メモリースティックに309MBの容量を確保しておきましょう。

　欲を言うなら、ミッション内容に誰かと共闘したり守ったりというボリュームがあればなおよかったと思いました。でも気がついたら全員の“幕末回想録”をクリアして、“幕末無双録”に取りかかるほどプレイしていた『薄桜鬼 ～幕末無双録～』。3Dで描かれた新選組の隊士らを、自由に動かせるゲームはこれまでありませんでした。あまり得意ではないアクションに不安もあったのですが、難しい操作はいらず、爽快なアクションを楽しめるので非常に楽しめましたね。発売されたら、もう一度最初からプレイしたいです。そして、せっかくならシリーズ化してもらいたいですね。

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販売協力：株式会社コーエーテクモネット

データ

関連サイト

• 『薄桜鬼 ～幕末無双録～』公式サイト