News

2012年4月14日(土)

1周年を迎えた『ラジオ☆聡美はっけん伝!』について佐藤聡美さんにインタビュー

文:電撃オンライン

 ラジオ番組『ラジオ☆聡美はっけん伝!(以下、はっけん伝!)』のパーソナリティを務める、声優の佐藤聡美さんにインタビューを行った。

『ラジオ☆聡美はっけん伝!』
▲こちらは2012年3月23日に発売されたDVD『モバコン☆聡美はっけん伝 春号 ~さとチャンご褒美!アルパカに会いに行こう!』のパッケージ画像。

 『はっけん伝!』は、文化放送“超!A&G+”で毎週金曜21:00より配信されている、動画付きの生配信ラジオ番組。今年の4月で放送開始1周年を迎えることを記念し、佐藤さんが歌う番組のオープニング/エンディングテーマが制作された。

 インタビューでは、佐藤さんと番組スタッフにラジオの基本的な情報や、新規オープニング/エンディングテーマについてお話を伺った。番組ファンやまだ聴いたことが人も、ぜひチェックしてほしい。

――まずは、このラジオ番組の紹介をお願いします。

佐藤さん:タイトルに入っている“はっけん”がテーマなんです。リスナーの方に今まで見たことのない佐藤聡美を発見してもらったり、私自身が知らない“私”を皆さんと一緒に発見していったりする番組です。

――番組コーナー(※1)のテイストはどんな感じでしょうか?

佐藤さん:いろんなことに挑戦したりですとか、そうですね……いろんなことに挑戦したりとか、挑戦したりとか、あとは……う~ん、挑戦したりとか……。あれ? なんだか挑戦してばかりのような?(笑)

番組スタッフ・取材ライター:(爆笑)。

佐藤さん:そんな様子をリスナーさんに見守っていただいています。

――通常のラジオと違い、ほぼ全編で動画付きという非常に珍しい形態ですが、その点に関してファンの皆さんからの反応や評価はいかがでしょうか?

佐藤さん:「リアクションが大きくて元気ですね」とか、「動いている佐藤さんっておもしろいです」と言ってもらっていて、“動画”というツールに助けられていることを実感しています。

――映像でアピールするのはもともと得意だったんですか?

佐藤さん:いえいえ、むしろ苦手で……。どう映って表現したらいいのかわからないところだらけで、苦手意識がありました。

――そうだったんですか。

佐藤さん:最初のころは台本に夢中になっちゃうことも多くて、ディレクターさんから「顔上げて~」と言われていました。そこで「レンズの向こうにリスナーさんたちがいるんだ!」と思って顔を上げることを意識したんですけど、今度はレンズに目を合わせるのが恥ずかしくなっちゃって。あっちこっちに目がいっちゃうことに(苦笑)。そんなところからちょっとずつ勉強してきました。

――生放送ということに関して、特に意識されていることはありますか?

佐藤さん:伝えたいことをストレートにお届けできるようにしているつもりです。それに対して皆さんがリアルタイムでお返事してくださるのが、私にとって一番うれしいことです。

 そうだ! 前の放送でこんなことがあったんです。私が「趣味で友人とダンスを月に1~2回やって遊んでいるんです」「こないだはこういうのを踊ったんですよ」って紹介をしたところ、「踊ってください」っていうメールが届いて。私、「じゃあ、みんなからのメールが200通きたら踊るよ~」って思わず言ったんです。

――それは、フラグというモノなのでは……(笑)。

佐藤さん:はい(笑)。その後「ぜひ踊ってください」「踊りますよね」「踊りましょう」って感じでメールが集まりまして。「しまったー!」って思いました(笑)。

番組スタッフ・取材ライター:(笑)。

佐藤さん:踊った時は本当に、ホントに、恥ずかしかったですよ! でも「聴いてくださっている方がこんなにいたんだ、うれしいな」って感じて、胸がいっぱいになりました。生放送の醍醐味ってこういうことなんだと思います。

――無茶振りの件で思い出しましたが、OPでは毎回、前のラジオ番組『2h』のパーソナリティの鷲崎健さんからの無茶振り(※2)がありますね。

佐藤さん:そうなんです! 実は、鷲崎さんは私が声優業界に入ったころからずっとお世話になっていた方でして、このラジオに対していろいろとネタをふってくださっているんです。鷲崎さんのファンの方に「佐藤ってどんな子なんだろう、『はっけん伝!』を見てみるか」って感じていただく機会を作っていただいていることに、感謝しています。

番組スタッフ:金曜のこの時間帯の“超!A&G+”では、『2h』『はっけん伝!』ときて、『GT‐R』(パーソナリティ:小野坂昌也さん、加藤英美里さん、阿久津加菜さん)まで生放送が3つ続くのですが、番組間の交流が多いのが特徴ですね。(※3)

佐藤さん:番組同士がつながっていて、私も本当に楽しいです。

――ちなみに、佐藤さんも小野坂さんへメッセージやネタを送ったり、飛び入り参加されたりしたことがあるそうですが……?(※3)

佐藤さん:いえいえいえ! ネタふりだなんて恐れ多いです(汗)。事務所の大先輩に対して粗相のないように気をつけつつ何かいいお話ができればいいなと思っています。

佐藤さん:最近は、私、小野坂さんと好きなキャラクターが一緒だというつながりを発見しましたので、それについてのお話が多いです。小野坂さんってすごく優しい方なので、むしろ『はっけん伝!』で話したことをひろって(『GT‐R』で)話題にしてくださることも多かったりします。

――今後どのような話題が出てくるのか楽しみにしています。さて、話は変わりますが、この番組が1周年を迎えて、佐藤さんが歌うOP/ED曲に新しくなりました。「歌いましょう!」という話が出た時、佐藤さん的にはいかがでしたか?

佐藤さん:ビックリしました。「私にできるのかなぁ?」っていう気持ちが強かったです。ただ、またとない機会ですので、『はっけん伝!』らしい雰囲気を少しでも出したものができればと思って、いただいたデモ曲を元にスタッフさんたちといろいろとお話しました。

――「それでは最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします。

佐藤さん:『ラジオ☆聡美はっけん伝!』は、リスナーの皆さんと佐藤とのキャッチボールの場だと思っています。私にとって金曜21:00はすごく大事な時間で、その時間を1年もいただくことができたのは、皆さんがボールを投げてくださり温かく見守ってくださったおかげだと思っています。さらに頑張って参りますので、これからも応援をよろしくお願いします!

――ありがとうございました。

※1……『ラジオ☆聡美はっけん伝!』番組コーナー
“ふつおた”:普通のお便り。

“しゅがぁ写真館”:佐藤さんがデジカメで撮影した写真を紹介する。

“聡美はっけん伝!ご褒美付チャレンジ! 略してさとチャン”:ご褒美をかけてさまざまなチャレンジを行い、“しゅがぁポイント(略して“しゅがポ”)”を貯めていくコーナー。成功したら1しゅがポ獲得、失敗したら1しゅがポ没収となる。5しゅがポでご褒美をゲット。逆にマイナス5しゅがポになると罰ゲームを受けることに。

“白黒つけましゅがぁ”:リスナーの素朴な疑問や悩みを、“ホワイトしゅがりん”または“ブラックしゅがりん”のどちらかの天使が降臨して解決するコーナー。どちらが降臨するかはBOXの中に入っている玉を引いて決めている。

“はずかしゅがらせろ”:リスナーが投稿するシチュエーションに従って佐藤さんが演じるコーナー。その恥ずかしさは“HP”(“はずかしゅがぁポイント”の略、0~3の4段階アリ)で判定する。見事3HPを獲得したリスナーのネタは、佐藤さんの手で“はずかしゅがぁノート”に記載。

※2……『2h』からの無茶振り
 この番組の前で放送している『A&G ARTIST ZONE 鷲崎健の2h』のパーソナリティである鷲崎さんが、番組終了前に『はっけん伝!』宛に無茶ブリを出している(無茶ブリのネタは『2h』リスナーがリクエスト)。それを受けて『はっけん伝!』の冒頭で佐藤さんが嘘番組トークをすることが慣例化している。

※3……『GT‐R』
 正式名称は『A&G GAME MASTER GT‐R』。『はっけん伝!』で佐藤さんから送られたメッセージ(!?)を受けて、小野坂さんたちがコメントをすることも。ちなみに佐藤さんは『GT‐-R』に飛び入り参加したことがある(小野坂さんへバレンタインチョコレートを渡す企画)。

関連サイト