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2012年4月4日(水)

『ルートダブル』体験版がXbox LIVE 無料メンバーシップ向けに本日配信! 役立つ豆知識や不具合の対処法をお届け

文:電撃オンライン

『ルートダブル -Before Crime * After Days-』

 イエティから、2012年春に発売されるXbox 360用AVG『ルートダブル -Before Crime * After Days-(以下、ルートダブル)』。その体験版が、本日4月4日よりXbox LIVE 無料メンバーシップ向けに配信開始される。

 『ルートダブル』は、“infinity”シリーズや『I/O』などを手掛けたクリエイター・中澤工さんが原案・監督・プロデューサーを務める新作サスペンスアドベンチャーゲーム。重大な事故が発生し、9人の人間が閉じ込められた巨大研究所“ラボ”を舞台に、救助に奔走するレスキュー隊員と閉じ込められた高校生の少年の2つの視点で物語が進行していく。

 体験版でプレイ可能な範囲はAルート(√After)の一部のエンディングまでで、プレイ時間は10時間以上にもおよぶ。体験版のセーブデータは製品版に引き継ぐことができないので、注意しておこう。また、電撃オンラインの『ルートダブル』特集ページでは体験版のユーザーレビュー投稿企画を4月8日まで行っている。プレゼントもあるので、プレイが終わったらぜひ参加してほしい。

 なお、体験版のプレイ中に特定のプロセスを経ることで、不具合が発生することが判明している。その再現方法と対処法についてまとめるので、これからプレイしようと思っている人は確認してほしい。この不具合は、製品版で改善されることが発表されている。

●不具合の再現方法

(1)画面右上にエニアグラムが表示された状態(ブランチ=Senses Sympathy System(センシズ・シンパシィ・システム)(以下、SSS)の受付開始後)でセーブする。

(2)特定のプロセスを経たのち(やや複雑な工程を要するので詳細は割愛)、上記のセーブデータをロードする。

(3)ロードされた時点で、内部的にセーブデータが異常を起こし、それ以降正しくロードが行われない。または、ロード時にフリーズする。 (バックログからのロードや、クイックロードでも同様)

『ルートダブル -Before Crime * After Days-』
▲SSS受付時に、特定の工程を経ると不具合が発生。バックログやクイックロードでいつでも戻ることができるので、基本的にSSSでセーブする必要はない。

●不具合の対処法

(1)右上にエニアグラムが表示された状態ではセーブをしない。セーブしてもロードをしない。

(2)SSS入力後に入力をやりなおす場合は、SSS入力受付前(画面右上にエニアグラムが表示されていない状態)に戻ってやりなおす。(バックログから“SSS受付開始”とログに書かれた個所以前に戻る)

■プレイに役立つ『ルートダブル』豆知識

 中澤工さんのTwitterアカウントで、『ルートダブル』をさらに楽しむための“豆知識”がツイートされている。その内容を以下でまとめるので、より快適にプレイする方法が知りたい人は、チェックしてほしい。

●『ルートダブル』豆知識 システム編

・テキストを読むのが速い人は、オプションでメッセージ速度を“最速”にすると、メッセージが一括で表示されるので便利。メッセージ送りボタンを押して、音声がスキップされる心配がなくなる。

・オプションには、さまざまなカスタマイズ項目がある。自分の好みに合わせてカスタマイズすることで、より快適なプレイが可能になる。基本的に、最適な状態がデフォルトに設定されているので、カスタマイズが面倒な人は、そのままの状態で進めるといいだろう。

・操作に慣れてきたら、LBボタンやRBボタンを押すことで表示されるショートカット機能を活用すると、プレイの快適度が飛躍的に向上する。ショートカットは、LBまたはRBを押しながらABXYのいずれかを押して使用する。

・SSSの入力は、毎回行う必要はない。数値は、前回入力した数値が引き継がれるので、修正が必要だと感じた時だけ入力し直すといい。

・どのキャラクターがSSSの入力を受け付けているのか、SSS入力画面を開かないとわからないため、製品版で改良される。製品版では、入力を受け付けているキャラがいる場合に、画面右上に出る小さいエニアグラム周辺の名前(頭文字)が明滅するようになる。

・SSSの入力タイミングを逃してしまった場合、Yボタンを押してバックログから戻るか(どこから入力できるかログに明示されている)、クイックロードでやり直せる(入力受付開始時に自動でクイックセーブされるため)。

・ヒント機能をONにしている場合のみ有効なワザ。バッドエンド時、タイトル画面に戻らずにゲームをやり直したい場合は、ヒントが表示されている間にメニューを開くか、ショートカットキーを使う、またはバックログを使って戻りたい位置に戻ることができる。この時、戻る前に“LBボタン+A(またはB)ボタン”を押して最後までジャンプすると、なおよい。この操作をしないと、バッドエンドフラグが立つ前にロードされてしまうので、初めて見たバッドエンドの時は、この操作をしておこう。

・『ルートダブル』製品版では、SSSの入力でいろいろと試してほしい、遊んでほしいという理由から、SSSの入力値で埋まる実績が用意されている。ほぼ“秘密の実績”となるので、少し変わったプレイが必要になることも。

●『ルートダブル』豆知識 物語編

・風見たちが“現場”を“げんじょう”と言っているのは読み違いではない。消防の業界用語(特定の業種の中だけで通用する言葉や漢字の読み)で、“出動”も“出場(しゅつじょう)”と言う。レスキュー隊が動いている存在感、臨場感を出すために使用されている。

・基本的に、プレイ中に覚えた違和感にはすべて意味がある。プレイを続けていけば解消されるものもあれば、製品版でなければ明らかにならないものもある。覚えた違和感について推理しておくと、より本編を楽しめるようになる。

・SSSは、体験版でプレイできる範囲ではただの分岐システムだが、製品版でプレイできるシナリオでは、ストーリー的な意味が現れる。そこで、『ルートダブル』の物語の“もう1つの顔”が姿を見せ始める。

・体験版、公式サイト、プロモーション映像……などから得られる情報には“真相に近づくための伏線”と“ミスリー ドを誘うための伏線”が混在している(ただし“嘘”は言っていない)。どちらなのかは、現段階では判断することはできない。推測できる“答”が真実かどうかは製品版で確認してみよう。なお、“嘘”とは、地の文で“嘘の描写”をしていないという意味。ただし、登場人物の勘違い・思い違い・第3者にすり込まれた嘘知識は、これに含まれない。誰かの主観による誤認(見間違い・聞き違い)もまた、これに含まれない。シナリオ以外でも、キャッチ(PVのナレーション含む)で嘘ではないものの、勘違いを誘発するレトリッ クを使っている(かもしれない)。

・オープニングテーマの歌詞は、まさに本作のすべてを包括的に表現している。特に、サントラだけに入るフルコーラス版(ゲーム本体には、OPムービーに使われているショート版だけが収録される)。2番の歌詞に込められたキーワードの数々には、オールクリアをすると感慨深いものがある。より深く楽しみたい人は、限定版の選択がオススメだ。※注:遠回しに書かれているので、クリア前に2番を聴いてもネタバレにはならない。歌詞の真の意味がわかる人=シナリオをすべて読み解いた人は、なぜ本作が“SSSというシステムを取り入れたのか”が、わかるようになる。

●『ルートダブル』豆知識 その他編

・製品版のプレイ時間は40時間超と発表されているが、“最良の結末”を目指さなければ(事故の真相を明かすだけなら)、もっと短い時間で到達できる。(30時間弱程度)

・エニアグラムの意味、自分とのかかわりなどを知っていると、より『ルートダブル』を楽しめる。インターネット上には、エニアグラムを簡易的に診断するツールもあるので、興味のある人は自分がどのタイプに属するのか調べてみてほしい。

・『ルートダブル』の感想をツイートする際は、ハッシュタグ(#rw_game)をツイートの最後などにつけておくと、情報共有がしやすくなる。#rw_gameを付けてツイートすると、中澤さんが反応してくれることも。なお、ハッシュタグの前にスペース(半角可)を入れておくのをお忘れなく。

【『ルートダブル』体験版/製品版 仕様比較】

 ○:完全な状態で実装
 △:機能制限された状態で実装、または、基本機能は実装されるが製品版ではより充実した状態で実装
 ×:未実装

体験版

製品版

シナリオ


Aルートのみプレイ可能


全シナリオをプレイ可能

エンディング


Aルートの一部のEDまでプレイ可能
バッドエンドも多数用意


すべてのEDまでプレイ可能

真相の解明

×
製品版をプレイしないと
真相は明らかにならない


完全クリアをすることで
すべてが明らかとなる

センシズシンパシィ
システム


実装される


おまけ機能のAnswerモードも実装

RAMシステム

×
実装されない


実装される

グラフィック


画質を下げた状態で収録


高画質で収録

サウンド


音質を下げた状態で収録


高音質で収録

メッセージスキップ機能


実装される


実装される

オートモード機能


実装される


実装される

ジャンプ機能


実装される


実装される

バックログ機能


実装される


実装される

セーブ&ロード機能


実装される


実装される

クイックセーブ&
クイックロード機能


実装される


実装される

オプション
(コンフィグ)機能


実装される


実装される

バッドエンド時の
ヒント機能


実装される


実装される

マップ機能


任意で確認することができない


プレイヤーの任意で閲覧可能

TIPS機能

×
実装されない


実装される

実績

×
実装されない


実装される

アルバム

×
実装されない


実装される

ミュージック
(音楽鑑賞)

×
実装されない


実装される

プレイングログ

×
実装されない


実装される

Xbox 360『ルートダブル -Before Crime * After Days-』特集ページ

(C)イエティ/Regista

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