麻雀を知らなくても問題NO！NO！NO！な『マージャン★ドリームクラブ』をプレイ！ 打てないならこのソフトで覚えればいい

文：kbj

●初めてなのでそんなに急かさないで！

　というわけで、すでに打っているのですが、改めてホストガールと麻雀してみることに。

　今までは、椅子ごしに座って、アルコールを飲んだり、話したりしていたのですが、卓を囲むと雰囲気が違いますね。というか、皆こっちをあまり見てくれません。まあ、手元の牌を見ているから当然ですが。

　とりあえずナオを見つめて「カワイイなあ」と思っていたら、ちらっとこっちを見た！　おおお。なんかいいなあ。続けてマリリンをチェック。こっちもいいなあ。

　3人目のるい先生をじっと眺めていたところ、「（牌を）引いてから考えたら？」とマリリンからのするどい突っ込みが。すすす、すみません。とりあえず牌を引いたのですが、手持ちの牌すら確認していなかったことに。ええっと……ピンズが多いな。“白”が来たから、“東”を捨てるか。いや、これはマンズを捨てて混一（ホンイツ）にす……。

「じっくり考えているのね！」

　るい先生に急に突っ込まれたのに、動揺して“發”を切ってしまいました。まあ、別に問題はないんですが。すると、横のマリリンからは「聞こえるわ、牌のささやきが！」となんとも彼女らしいセリフが。ここらへんからもわかってもらえると思うのですが、ホストガールはちょこちょこしゃべってきます。

▲表示を消すこともできますが、捨てた牌が見えないので、あまりオススメはしません。ホストガールをじっくり眺めたい時？		▲現在の状況をじっくり見たい時は、テーブルをアップにすることもできます。ただし、ホストガールは見えなくなってしまいます。ジレンマ!!

　にぎやかで楽しいのですが、ちょっとツモが遅れると「遅いよ～！」と突っ込まれ、ちょっと考えると「退屈ね」と突っ込まれる始末。ホストガールはどの子も、時間に追われているのか、この後接客が待っているのか（そもそもこれも接客では？）、かなりせっかちです。カワイイ顔してずばずば言ってくるギャップが、周りで見ていた人はおもしろかったようで、受けていましたね。

　対戦中ですが、当然彼女たちも真剣に打っています。他の対局では、亜麻音がリーチを宣言。アップになるという、演出も入ります。これが、なんでしょうね……鳥が空を羽ばたくように手をパタパタさせるのですが、麻雀とかけ離れていて、シュールで笑えます。ってか、画面に鳥飛んでいるし。

　リーチ時には、そのホストガールのテーマ曲が流れます。歌がバックに流れてノリノリな雰囲気ですが、こっちは振り込まないように気が気ではないです。ちなみに追っかけリーチ（2人目のリーチ）をしたら、2人目にリーチをしたホストガールの曲になります。あと、この時には「え？　追っかけリーチ？」みたいな独自のセリフも聞けます。細かい！

　ちなみに演出は、リーチをした時だけでなく、ホストガールが上がった時、上がられた時にも出ます。衣装と組み合わせてセクシ……好みのポーズを探してみては、どうでしょうか？

▲ギャラリーモードでは、衣装や髪型を変更できます。衣装や髪型は対戦を重ねていくか、条件を満たすことで増えるようです。

▲演出からいくつかを抜粋。おもしろいものからセクシーなもの、そしてキャラらしいものまでさまざまありますよ。

▲フリー対戦で勝利すると、対戦したホストガールから称賛してもらえます……なんでしょう、この某エンディングを連想させる、おめでとうな感じ。

　せっかくなので“応援モード”をプレイ。遙華様に応援してもらおうとしたのですが、手牌を見るや「まぁひどい手ですこと。あきらめなさい！」。「いや、これくらい普通ですって」と思わず口答えしてしまいました。無礼をお許しください。

▲「上家（カミチャ）の様子がおかしいですわ」とか「退屈ですわ」とか、いろいろ話してくる遙華様。よーし、ミジンコの力を見せてやりますよ！

●麻雀本編はガチンコ雀士でも楽しめます

　これまで、初心者でも楽しめるという切り口でお届けしてきたこのレポート。

「じゃあ、麻雀を知っている自分は楽しめないのですか？」

　もろろん、そんな心配はNO！NO！NO！　サポートアイテムを使わずに対戦することやオンラインモードを選ぶことで、普通のガチンコ麻雀が展開します。これが、燃えるんですよ。いや、萌えつつ、燃えるです。

　アイテムを封印した最初の試合のことです。「どうせ、ホストガールなんだから、対して強くないんだろ？」って思っていたんですよ、自分も。で・も・ね、こちらがいい手の時に限って安い手で上がってきたり、リーチしていた子を警戒していたら他の子が静かに上がり牌を引いたり……すごくリアルなんですね。他にも、3回連続で誰も上がらず流局が続いたこともありました。上がれない時は、そういうもんなんですよね。

　つまり、何が言いたいかということ、本当の対決らしい麻雀がそこにあるということです。もちろん、強弱のレベルが相手には設定されているのですが、そんな設定以上にそこにいそうなリアルなシチュエーションに思わず笑ってしまうことも。ゲームでストレスを感じる必要がないと割り切ってサポートアイテムを使って爽快に楽しむのもアリですし、あえてストイックに対戦するのもアリだと思います。

　ちなみにオンラインモードではサポートアイテムが使えないので、そこは覚悟してください。

▲対局前には、ルール設定も可能。細かく決められるので、慣れてきたら使ってみては？

▲対戦には影響しませんが、背景や牌の変更も可能。こんなところで麻雀したら、銀河戦争の代理打ちの気分!?

●カワイイ子と麻雀を打ててうれしくないワケがない！

　麻雀は、最初のハードルが高いと正直思います。映画ならチケットを買えばなんとなく楽しめるし、ダーツなら適当に投げても高い点に当たればうれしい。競馬ならチケットを買えば当たらなくてもハラハラできる。

　でも麻雀だと、上がれると思ったのに役がないとか、そもそも役を覚えるのが大変だったり、雀荘に入る勇気がなかったり……。

　そんな敷居を下げてくれるのが、ゲームです。ソフトを買ってくれば、受付さんが細かくルールを教えてくれますし、役がなくて上がれなくても他の人に嫌な顔をされることもないのです。

▲安い手で上がってもいいし、好きな手でばかり上がるのもよし！　肩肘張らずに楽しめます。

▲対局中にも役の確認が可能。役を覚えるまでは重宝しそうです。

　最初のハードルこそ高いものの、覚えてしまえば密度の高い読み合いがあり、揃えにくい役を完成させた時の爽快感が麻雀にはあります。上がり牌を引いた時や、対戦相手が「これは平気でしょ？」的な自信満々に捨てた牌で上がった時の気持ちよさは、筆舌しがたいもの。その時までのストレスが爽快感を上げているのかもしれませんね。

　あとは、先ほど軽く流したのですが、カワイイ子と麻雀を打てることも魅力の1つです。高校の時ですが、友だちとその彼女が麻雀をしたいというので喜んで対戦して、楽しみすぎて2人をボコボコにして「あれはないわ」と言われた経験を持っているほど、テンションがあがるのです。

▲カワイらしいホストガールや、どこかで見たことのあるキャラと麻雀を打てます。ってか、ノノノは何を使っているんだね。

　ましてやピュア紳士ならばよく知っているホストガールが、“ドリームクラブ”初入店の人でも魅力的な女の子たちが、麻雀の相手をしてくれるわけですよ。そんな『マージャン★ドリームクラブ』が、楽しくないわけがないです。7点満点のレビューでも麻雀部分で7点、ホストガール部分で7点で、14点になりますね！

▲毒舌で有名なセッちゃん。見てたら怒られるし、上がられても怒られます。だが、それがいいっ！

▲オリジナル衣装で、個人的によかったのが“学生服”。学生時代はブレザーだったので、学ランを女の子が着ているシチュエーションがツボでした。みおはあえて、メガネを外しています。

　繰り返しになりますが、麻雀を知らないと『マージャン★ドリームクラブ』はどうしてもためらってしまうと思います。ただ、“ドリームクラブ”の入り口を最初に叩いた気持ちを想いだして、不安の扉を開けて、ピュア雀士デビューしてみませんか？（正月は家族と麻雀し続けたkbj）

(C)D3 PUBLISHER

データ

関連サイト

• 『マージャン★ドリームクラブ』公式サイト