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2012年4月7日(土)

【Spot the 電撃文庫】ウリは血のりと●●と大爆発!! 『魔王のしもべがあらわれた!』の作者・上野遊先生にインタビュー!

文:電撃オンライン

 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第25回となる今回は、3月10日に発売された『魔王のしもべがあらわれた!』の作者・上野遊先生のインタビューを掲載する。

『魔王のしもべがあらわれた!』
▲一真先生が描く『魔王のしもべがあらわれた!』の表紙イラスト。

 本作は、ひとり暮らしをしていた17歳の少年・椎名明(しいな めい)と、彼を“陛下”と呼び慕う少女・シュバルツリヒトを中心に展開するラブコメディ。魔軍四天王“千刃(せんじん)のシュバルツリヒト”と名乗る不思議場少女を居候として迎え入れることになった明。そんな明の前に、シュバルツリヒトの能力を狙う鹿島重工のご令嬢・鹿島要(かしま かなめ)と小学生にしか見えない政府のエージェント・大門桜(だいもん さくら)が現われ、なぜか彼女たちまで明の家に居候することになり……。

 上野先生には、本作を執筆した経緯や、作品を書く上で悩んだところについて話していただいた。なお、電撃文庫 新作紹介ページでは本作の冒頭部分が読めるので、ぜひチェックしてもらいたい。

――この作品を書いたキッカケを教えてください。

 ふと思いついて30分ぐらいで作ったプロットを冗談のつもりで送ったら即採用されたのがキッカケです。

――作品の特徴・セールスポイントはどこですか?

 血のりと全裸と大爆発。イエス! B級万歳!

――作品を書く上で悩んだところはどこですか?

 最近思うのは、“あまり考えない方がうまくいく”のではないかということ。最初(作家を目指し始めたころ)はミステリのようなものを書いていたせいか、“流れるように一点に集約される構成”が美しいと思っていて、最初に全部考えてしまってから書いていました。ところが最近ちょっと考え方が変わりまして、予定通りに収まらなくたっていいじゃん。むしろ、予定の枠からはみ出し溢れ出たところにこそウマみがつまってるんじゃないかしら、と。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 立ち上げなので準備に結構かかってますが執筆自体は2カ月程度でしょうか

――主人公やヒロインについて、生まれた経緯などをお聞かせください。

 最初は性別が逆でした。主人公は「闇の炎に抱かれて馬鹿なっ!」って感じのイケメンで、ヒロインは残念系美少女。主人公の名前が明(めい)と女の子っぽいのもその名残。ついでに5月生まれの設定だったはずが1カ月前倒しになったというのは嘘。

――特にお気に入りのシーンは?

お風呂ピンナップ! 一真さんのカラーイラストを見てにやにやしてください。

――今後の予定について、言える部分まででいいので教えてください。

 シュバルツさんは学校に行ってライバル登場……のはず。

――アイデアを出したり集中力を高めたりするためにやっていることは?

 行き詰まったら散歩。それでも何も出なかったらドライブ。

――ゲームで熱中しているものがあれば教えてください

 『○○○○○○○○○○』が延期されてなければ今ごろは……。

――高校生くらいのころに影響を受けた人物・作品は?

 高校生のころはひたすらゲームばっかりやってました。SNKは我が青春。

――それでは最後に、電撃オンライン読者へのコメントをお願いいたします。

 今までで一番女の子いっぱいの“楽しい”作品になっております。いろいろと細かいネタなども仕込んでいますのでそのあたりも探してみて下さい。

(C)2012 ASCII MEDIA WORKS
表紙イラスト/一真

データ

▼『魔王のしもべがあらわれた!』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年3月10日
■価格:641円(税込)
 
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