2012年4月26日(木)

【電撃2K GAMES #00】『バイオショック』や『ボーダーランズ』を生み出した“2K”ってどんなメーカー?

文:電撃オンライン

 あなたは2Kというメーカーに興味はありますか?

 洋ゲーをほとんど遊んでいない人は名前自体知らないでしょうし、知っていても「洋ゲーを作っているメーカーでしょ?」くらいの認識でしょう。しかし、電撃オンラインはこう考えます。「それはもったいないことなんじゃないか?」と。

 2K作品は、世界中のデベロッパーの中でもかなりユニークな作品が取りそろえられており、どれもが個性的で深い魅力を持っています。とはいえ、興味がないものをいくら“おもしろいんだぜ!”と力説しても伝わるものではないでしょう。そこでこの特集企画“電撃2K GAMES”では、まず皆さんに2Kに興味を持ってもらおうと思います。

電撃2K GAMES

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 興味を持つきっかけは、ビジュアルでもストーリーでもキャラクターでも出てくる声優さんでも構いません。特集企画“電撃2K GAMES”では、ありとあらゆる方法であなたに興味を持たせます!

■2Kとはどんなメーカーなのか?■

 『バイオショック』や『ボーダーランズ』を知っている人であれば、2Kの名も当然ご存じかと思います。年内には、この2作品の続編である『バイオショック インフィニット』『ボーダーランズ2』をはじめとした5タイトルの発売が国内でも予定されており、海外のゲームに興味がある人には目の離せないメーカーの1つです。

 とはいえ2Kは、立ち上げから今年で8年目という若いメーカーです。海外ではともかく、国内では「2K? そんなメーカー聞いたことないよ」という方も多いことでしょう。興味を持つには正しい知識から! ということで今回は基礎知識編として、2Kとはどういったメーカーなのか? そしてどんな作品をリリースしているのか? というところから解説していきたいと思います。

■2Kの設立から現在まで

電撃2K GAMES

 テイクツー・インタラクティブ傘下の子会社として2005年1月25日設立。米国のカリフォルニア州ノバトに拠点を置く、PCとコンシューマ向けにゲームの開発を行うメーカーだ。他社との差別化をモットーに生み出された『バイオショック』や『ボーダーランズ』などのタイトルが世界的に高く評価され、2Kの名をメジャーまで押し上げた。中国やオーストラリアなど、世界各地に開発スタジオを構え、アクションシューティング、スポーツゲーム、シミュレーションなど、幅広いジャンルの作品を開発している。ゲーマー向けタイトルは2K Gamesというブランドで、スポーツゲームなどは2K Sportsというブランドで世に送り出している。

■2Kが世に送ってきたメジャータイトル■

 前述した『バイオショック』や『ボーダーランズ』以外にも、国内向けにローカライズされた2K作品はたくさんあります。ということで、国内で発売された2Kのタイトルから代表的な作品(シリーズ)ピックアップしてみましたので、まずはこの中から、聞いたことのあるタイトル、知らないけれど気になるタイトルなどを探してみてください。


●『BioShock(バイオショック)』シリーズ
狂う、狂う、海や空で人は狂う! 人道から外れた科学が支配する都市から脱出せよ!

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 近代アメリカの雰囲気を残した美しい世界観、そして無差別に人を襲う狂人たち……。まったく縁がなさそうな要素が物語と絶妙に絡み合い、世界中のゲーマーを虜にした2K GAMESブランドの看板タイトル。FPSでありながら、探検の要素が強いA・AVGだ。『1』では、広大な閉鎖空間である海底都市・ラプチャーに迷い込んだ主人公・ジャックの脱出劇と、その中で彼の数奇な運命が判明していく様子がドラマチックに展開する。『1』から10年後のラプチャーを舞台にした『2』では、前作で登場した強敵・ビッグダディのプロトタイプを物語の主人公に起用し、新たな謎と冒険が楽しめる。そして最新作『バイオショック インフィニット』では、舞台が海底都市から空中都市・コロンビアに。ピンカートン探偵社に所属していた主人公、ブッカー・デュイットが、15年もの間コロンビアに囚われていた少女・エリザベスを救い出す様子が描かれていく。


●『Borderlands(ボーダーランズ)』
辺境の惑星に眠るは希望か絶望か? パンドラの支配者を倒すべく、砂塵の荒野を行け!

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 最新作である『ボーダーランズ 2』は、惑星パンドラを支配する男“ハンサム・ジャック”を倒すべく、数々のクエストに挑むロールプレイングシューター。プレイヤーは、異なる特徴を持つ4人のキャラクターから1人を選び、戦っていくことになる。4人のキャラクターたちはそれぞれ個性的なスキルを身に付けることができるうえ、プレイヤーの育て方によって同じキャラクターでもまったく違うキャラクターに成長させられる。また育成部分だけでなく、パラメータが自動生成される多種多様な武器の中からお気に入りのモノを見つけ出す“お宝探し”の感覚も魅力のひとつだ。2人~4人のプレイヤーで協力しながらクエストを進めたり、オフラインでもオンラインでもマルチプレイを楽しめたりと、“仲間と連携する楽しさ”が味わえる。4月5日には、『ボーダーランズ Game of the Year Edition(2K Collection)』が発売。惑星パンドラで一攫千金を狙うハンターたちとして冒険できる本編に加えて、3つの追加コンテンツも一緒に楽しめる。

→SLGやSPGなど、他にもいろいろなジャンルのタイトルが!(2ページ目へ)

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