2012年4月24日(火)
「だって少佐、友だちいないじゃないですか」
†Status
身長159cm 体重46kg
†Profile
聖槍十三騎士団第五位。螢の前任者であり、エレオノーレ直属の部下。戦乙女と称えられた独ソ戦の英雄だが、本人は飾り気のない気安い性分の女性だった。そうした陽性の気質は、各々が陰惨な業やトラウマを抱えている団員たちの中で異質以外の何ものでもない。実際に、彼女1人だけが黒円卓双首領に魂を売っておらず、本来水が合わないはずの立場に甘んじていたのはある目的のためだったが、それが災いして95年に命を落とす。彼女の死になんらかの影響を受けた者は多い。
あるときは可愛い妹や後輩のようであり、またあるときは面倒見のいいお姉さんのようであり、そして勇ましい軍人でもあり……ベアトリスはそんな風に、様々な顔を持ったキャラクター。だけどそれは印象がぶれるという意味ではなく、どれも間違いなく彼女の本質。そこに無理も不自然もありません。つまり、非常にバランス感覚のいい人物ということですね。
女戦士は破綻するというのが自分のモットーなのですが、ベアトリスはそれに唯一逆らったキャラ。戦士である面と女性である面を、高い次元で融合させています。そのため、本作では希望や可能性の象徴として機能する面もありますし、彼女自身もそうあることを望んでいます。
物語が始まった時点で故人となっている彼女ですが、その死にかかわる外伝も本作には収録されているので、はたしてベアトリスは戦士としてか女としてか、どちらの想いのもと死んだのか……野暮ではありますが考えてみるのもいいでしょう。
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