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2012年4月23日(月)

PS3/Xbox 360『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』をプレイ! あの壮大な物語に新たな伝説が刻まれる……

文:電撃オンライン

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■探求心をくすぐる、やりごたえ抜群のアイテム収集

 敵地には、木箱や樽などのオブジェクトや宝箱がいたるところに配置されていて、その中にはお金やアイテムが入っています。そして、さらに! 良質なお宝が眠る“秘密”と呼ばれる場所がいくつか隠されているのです!! まあ、隠されているから秘密なわけで……その秘密探しが、アイテム収集の楽しさをより引き立てているんです。

『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲宝箱にも種類があって、見た目が豪華なほどいいものが手に入るようです。秘密の場所を見つけて豪華な宝箱があったら、期待しないわけにはいかないでしょう!

 秘密の場所は、3人の主人公が個別に持つ“種族能力”で見つけられるようになっていて、エルフなら壁の封印を解除する、人間なら足跡をたどる、ドワーフならひび割れた壁をぶち破るといった、その種族らしいやり方で探索を行います。自分はドワーフを使っていたんですが、なんと! チャプターの節目やタイトル画面からゲームを再開する時に、違う主人公に変更できるではありませんか!! そこで早速、以前クリアしたチャプターをエルフや人間でプレイし直してみたところ、ドワーフで探索していた時には発見できなかった秘密を探り当てることができたんです。ということは、1つのチャプターですべての秘密を発見するには……ほほう、やってやろうじゃない! という気になりました。

『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』 『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲エルフの種族能力には、植物の採集&異なる種類の植物同士を組み合わせたアイテム生成というものもありました。組み合わせのパターンがいろいろあったので、こちらも奥が深そうです。
『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』 『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲種族能力のことを考えると、1つのチャプターは少なくとも各主人公で1回ずつ探索しないと気がすまない。特徴が違うから、プレイしていて飽きがこないのもポイント。

 これのおかげで、もう1つ気が付いたことがあります。宝箱の中身が最初に来た時とは別物でした。うん、それでこそ探索のしがいがあるってものです! 特にムキなって集めたのが、“セット名”付きの防具。特定の防具には同盟や将軍といったセット名が付いていて、各部位の防具を同じセット名で統一するほど敵に与えるダメージが増加したり、特定のパラメータが上昇したりといった効果が付与されていくのです。これって、単に強い装備品をやみくもに探すより、「この防具が欲しい!」というように具体的な目標が見えているぶん、収集意欲をかき立てられますよね。自分自身、物語を進めることをすっかり忘れて、しばらくセット名が同じ防具を探すことに没頭したぐらいですから。

『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』 『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲セット名が付いた防具を装備できる部位は6カ所。同盟のセットを必死に探してなんとか4つまでそろえたのですが、残りの肩当てと靴がなかなか見つからない……。▲特殊な効果が得られるエルフの石、それをはめ込むスロット付きの装備品など、欲しいものはまだまだいっぱい。物欲が治まる気配がしないのは気のせいですか?
『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲途中で手に入ったよさげな装備品をニヤニヤしながら確認してみたら……ガーン! 意思が18以上必要? パラメータ制限があるなんて、そんなの聞いてませんよ!!

■『ロード・オブ・ザ・リング』と言ったらやっぱり協力プレイでしょ!

 操作に慣れてきたところで、本作の醍醐味の1つである協力プレイをやってみました。オフライン協力プレイでは画面が縦に2分割されるということで、シングルプレイよりも窮屈だろうなと思いつつ、プレイを始めたわけですが……実際にそう感じたのは最初だけ。そんな細かいことよりも、2人であーだこーだしゃべりながら集団戦をワイワイやる楽しさのほうが勝っていました。

『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』 『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲協力プレイ時は、オンラインならホストとなるプレイヤーのデータ、オフラインなら最初にログインしたプレイヤーのデータで、物語を一緒に進めていく形になります。

 “シングルプレイにはないよさ”という点では、2つのことが挙げられます。1つは、仲間の状態に自然と意識が向くこと。画面分割で仲間の状態がよくわかるので、苦戦していたら助けに行こうと思いましたね。シングルの時は、完全にまかせっきりでしたけど(笑)。もう1つは、アイテム交換ができること。シングルプレイでは、渡すことはできても、もらうことはできません。しかし協力プレイなら、相手から回復用のアイテムを受け取ったり、種族専用の装備品を交換しあったりと、お互い持ちつ持たれつの関係になれるんです。

『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』 『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲仲間が苦戦していたら助けにいきたくなるとは書きましたが、無謀な特攻ばかりでやられるのはどうかと(笑)。まあ、瀕死になっても何度でも復活できるのでいいのですが……。▲自分のキャラクターが使えない装備品は、装備できる種族の仲間にパス。協力プレイ時は、チャプターの節目で戦利品をお互い交換しあうのが定着するのでは?

 なんだかんだで画面2分割でも特に違和感はなかったので、これなら画面3分割3人同時協力プレイもありだったんじゃないかな~と。ゴチャゴチャしすぎるかもしれませんが、それはそれでハチャメチャに楽しめそうじゃありませんか! それと、オンラインで協力プレイをやるのなら、ボイスチャットで相手と話しながらやったほうが10倍以上楽しめると思いますよ!

『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲仲間がオブジェクトを攻撃すると、その時のコントローラの振動がなぜかこっちにも!? これには、ちょっと違和感を覚えました(笑)。

■原作のイメージは崩さずゲームとしてのおもしろさも十分

 最初のうちは、なんだか動きがもっさりしていてジャンプもできないので戸惑いましたが、よくよく考えたら、映画で観たドワーフもそのような動きをしていることに気が付きました。アクションゲームの集団戦というと敵をド派手に蹴散らすイメージが強いですが、本作はモーションに重みがあり、仲間と力を合わせて丁寧に戦っていくイメージです。

 やり込み要素も、キャラクターの育成やアイテム収集にとどまらず、コンボをつなぐ、有効打を決めるなどの条件を満たすと得られる経験値ボーナス稼ぎ、物語とは別に敵の集団をどれだけ迎え撃てるかに挑戦するチャレンジクエストなど、今回のプレイレポートだけでは語りつくせないほど用意されています。ゲームとして、非常によく作り込まれているなという印象を受けました。

『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』 『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』
▲チャレンジクエストは、難しくてかなりの衝撃を受けました。自分のように中途半端な育成状態では、間違いなくフルボッコにされるのでご注意を(笑)。

 なんだか、ゲーム性部分の紹介ばかりになってしまいましたが、もちろん、原作と2軸で進行するストーリー展開も見どころです。主人公の3人がどういった形で活躍するのかという以外に、登場人物の関係性、そしてフロドたちと出会う機会はあるのか? など気になる点もたくさんあります。原作を知っている人も知らない人も、本作の物語を体験することで『ロード・オブ・ザ・リング』の世界をより深く堪能できると思います。(ゴロー)

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▲映画に登場したガンダルフ、エルロンド、レゴラスに出会えたうえに、ともに作戦を立てたり、使命を受けたりした時は気分が高まりました。原作との一体感が味わえて大満足です。

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