2012年4月28日(土)

『涼風のメルト -days in the sanctuary-』のPSP版が8月23日に発売

文:電撃オンライン

 GNソフトウェアは、PSP『涼風のメルト -days in the sanctuary-』を8月23日に発売する。価格は通常版6,279円で、限定版8,190円(ともに税込)。

 本作は、2011年12月に発売したPS3版『涼風のメルト』を移植したもの。原作は、『マギウステイル』や『77(セブンズ)』でもおなじみの美少女ゲームブランド・Whirlpool(ワールプール)から発売されたPC用恋愛アドベンチャーゲームだ。“土地神(とちがみ)もの”と称する、古くから生きている神様や精霊たちとの触れあいを軸に、時代を超えて展開する壮大なストーリーが展開する。

 PSP版では、PS3版のゲーム内容をベースに、PSPをキャラクター時計として使える“クロックモード”を搭載。アラームをセットすれば、登場キャラクターが目覚ましボイスで呼びかけてくれる。

▲画面右上に時計が表示される。 ▲コマンドを入力してアラームを止めよう。
▲縦画面表示にも対応する。

●ストーリー

精霊たちが暮らすと伝えられている広大な森。
その奥には、土地神の住む場所があるという。
土地神は御代(みしろ)と呼ばれたその地を守護し、そこに住まう人々の願いを叶えてきたと伝えられている。
小さな村だった御代の地は今、大きな街となっている。
御代街(みしろまち)と名を変え、急速な土地開発で発展を遂げた街は、高層ビルが立ち並び、夜でも明かりが消えることはない。
いつしか、人々は次第に伝承を信じないようになっていった。

それでも、10年に一度、土地神に感謝を伝える“土地神祭(とちがみさい)”が開かれる年には、街はいつにも増してにぎわいを見せる。
御鷹ヶ丘学園(みたかがおかがくえん)に通う男子生徒・瀬川彰人(せがわ あきひと)は、土地神に仕える神官の血を引くため、祭でも神官役を務めることとなった。
そして巫女役には、幼なじみの椿捺菜(つばき なずな)が選ばれる。
神官役は引き受けたものの、伝承など信じていなかった彰人は、所属している郷土史研究部の面々と、騒がしくも楽しい、ごく普通の日常を送っていた。

しかし彼はある日、今まで見たこともない奇妙な生物を目撃してしまう。
どうやら、その生物は他の人の目には見えていないらしい。
戸惑う彰人に、捺菜は信じがたい真実を明かす。
彰人が見た生物は、伝承に登場する“精霊”だというのだ。
精霊を帰そうと言う捺菜に連れられ、森の奥へと向かう彰人。
そこには、“禁足地”と呼ばれる、精霊と土地神の住む場所があった。
美しい少女の姿をした土地神と出会った彰人は土地神と捺菜に頼まれ、部活の仲間たちの協力も得て、街へと迷い出てしまった精霊を森に帰す手伝いをすることになる。

そうして土地神や精霊とかかわっていくうちに、彰人たちは時代を超えた運命に巻き込まれていく。
それは、遥か昔から現在まで続く、人の強い思いが結んだ絆。
古き伝承と現代の文明が交差する街で、また新しい物語が紡がれる……。

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