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2012年6月4日(月)

『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』キャンペーンモードをプレイレポート! ハイテク装備で敵のヒミツもまる見えに!!

文:イトヤン

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■敵の待ち構えている場所は“ドローン”を飛ばして偵察!

 続いてのミッションは、アフリカ・ナイジェリアが舞台です。この地で石油パイプラインを警備している民間軍事企業が、密輸ルートに関係しているとの情報を得たゴーストチームは、彼らの調査中に消息を絶ったCIAの諜報員を捜索することになります。このミッションで活躍するのが、ドローンやUAVなどと呼ばれている、小型の無人偵察機です。

 敵の警戒が厳しい区域や、別のビルの屋上といった直接侵入できないエリアに、このドローンを無線操縦で移動させて、小型カメラで偵察することができます。本作のドローンは低空を飛行できるだけでなく、地上を走行させて通風口などから建物内部に潜入することも可能です。さらに便利なのが、ドローンを使って発見した敵をマークして、味方に射撃してもらうことができる点。先にも説明したように、マークした敵に対する仲間の射撃は一発必中ですから、確実に敵を排除することができるのです。

 もっとも、いくら小型のドローンといっても、敵に近づきすぎると発見されて攻撃を受けてしまいます。さらに、ドローンを操作している間は自分は行動不能になっていますから、敵に見つかった状態でドローンを飛ばすと、かえってピンチになったりもします。このようにドローンは使いどころの難しい装備ですが、そのぶんうまく使うことができれば、こちらの姿をまったく見られずに敵を全滅させることも可能なぐらい、絶大な威力を秘めています。ドローンは敵の攻撃で破壊されても、一定時間が経過すればふたたび使用可能となるので、思い切って積極的に使っていくべきでしょう。

『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』 『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』
▲ドローンに搭載した小型カメラを使えば、遠く離れた敵をマークすることも可能なので、安全に敵を倒すことができます。CIA諜報員の救出に成功すると、彼を護衛しながら敵と戦うといった展開も。

■ハイテク装備を駆使して、パキスタンの市街戦を生き残れ! 

 CIAの諜報員が入手した情報から、密輸された武器は中央アジアのパキスタンで取り引きされていることが判明しました。次のミッションでは、パキスタンのペシャワール市街で行われている、武器商人たちの取引現場を強襲することになります。このミッションは、序盤の総まとめといった印象を受けました。これまでに登場した光学迷彩やドローン、シンクショットといったハイテク装備を駆使することで、やっとクリアできるという、なかなか歯ごたえのあるものになっています。

 ミッション序盤はビルの屋上をステルス移動していくというもので、ドローンとシンクショットを的確に使用していけば、それほど問題はないのですが、ミッション中盤に登場する、市街地のど真ん中に停車した武器商人の自動車を目指すシチュエーションは、とにかくキツイ! 多数の通行人が逃げ惑うなか、四方八方から飛び出してきた敵兵士が、渋滞した道路に停車している自動車に隠れながら、こちらをバリバリ攻撃してくるんですから。

 しかも盾となるはずの自動車は、ある程度銃弾を受けると爆発してしまうので、同じ場所にずっと隠れているわけにもいきません。センサーグレネードやドローンで敵の位置を素早く確認し、マークを使って味方に指示を出すことが重要です。ステルス状態でない場合はシンクショットはできませんが、マークした敵は味方が優先的に攻撃してくれるので、ビルの屋上から狙撃してくるような敵は、いち早く排除できます。このへんになると、味方も敵の攻撃で倒れる場合があるので、その時は駆け寄って回復してあげましょう。……もっとも私の場合、こちらが倒れて仲間に回復してもらうほうが、ずっと多いですけどね(笑)。

『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』 『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』
▲渋滞した道路で展開される市街戦は、危険がいっぱい。敵の数が多いのもさることながら、身を隠すはずの自動車が、いきなり爆発炎上することも。瀕死の状態になってしまうと、味方による治療を待つしかなくなります。

 今回プレイしたキャンペーンモードはここまでですが、1つのミッションが複数のシチュエーションに変化しつつ、トータルで1時間前後と、なかなか手応えのあるプレイが楽しめました。ストーリー的には、むしろここからが盛り上がっていくという感じで、まだまだ先は長そうです。先に進むと四足歩行のロボット兵器を使用できるミッションもあるようなので、個人的にはそれが待ち遠しいのですが……。ともあれ、今後の展開を考えても、キャンペーンモードのボリュームはかなりのものだと想像できます。

 過去の『ゴーストリコン』シリーズでは、仲間に細かく指示を出すことも可能でしたが、本作にはそのシステムはありません。むしろ優秀なAIの仲間から、プレイヤーがフォローされることのほうが多い……と思うのは、筆者の腕前のせいでしょうか(笑)。それはさておき本作は、過去のシリーズにあったやや面倒な操作は廃しつつ、ハイテク装備を駆使した戦術によって、ミリタリー的なリアリティをしっかりと味わうことができる作品になっていると思います。とにかく、今時のミリタリー系FPS/TPSのファンなら、きっと満足のいくゲームだと断言できます!(イトヤン)

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