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2012年6月4日(月)

ラストに沢城さんが極秘情報をポロリ!? 笑いと感動とハプニング満載の“テイルズ オブ フェスティバル 2012”2日目をお届け

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスは、6月2日~3日にかけて神奈川県にある横浜アリーナにおいて“テイルズ オブ フェスティバル 2012”を開催した。

“テイルズ オブ フェスティバル 2012”

 “テイルズ オブ フェスティバル 2012”は、バンダイナムコゲームスの人気RPG『テイルズ オブ』シリーズのファンイベント。声優陣によるスキット(朗読劇)、トークショウ、アーティストライブなど盛りだくさんの内容で毎年盛況を博しており、チケットは毎回即完売の大人気。今年はついに1万人規模の会場を使用し、初日とあわせると2万2千人の来場者を記録した。

 ここでは、3日に行われた公演のレポートをお届けする。なお、最新作『テイルズ オブ エクシリア2』に関する発表は先日の速報記事と内容が重複するため、割愛する。

 総合司会を務めるのは、ゼロス役の小野坂昌也さん。司会進行はアスベル役の櫻井孝宏さんと植田佳奈さんがそれぞれ担当。本編では人気キャラクターの声優陣、さらには豪華アーティストによるライブがイベントに華を添えた。

“テイルズ オブ フェスティバル 2012”
▲総司会はおなじみの小野坂さん。その両脇を櫻井さんと植田さんが固めるという、磐石の布陣(?)だ!

■6月3日イベント出演者一覧(※敬称略)

【声優】
 小野坂昌也(ゼロス・ワイルダー役/テイルズ オブ シンフォニア)
 櫻井孝宏(アスベル・ラント役/テイルズ オブ グレイセス)
 植田佳奈(パスカル役/テイルズ オブ グレイセス)
 緑川光(リオン・マグナス役/テイルズ オブ デスティニー)
 小西克幸(ロイド・アーヴィング役/テイルズ オブ シンフォニア)
 鈴木千尋(ルーク・フォン・ファブレ役/テイルズ オブ ジ アビス)
 松本保典(ガイ・セシル役/テイルズ オブ ジ アビス)
 鳥海浩輔(ユーリ・ローウェル役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
 森永理科(リタ役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
 竹本英史(レイヴン役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
 河原木志穂(シェリア・バーンズ役/テイルズ オブ ヴェスペリア)
 代永翼(ジュード・マティス役/テイルズ オブ エクシリア)
 沢城みゆき(ミラ=マクスウェル役/テイルズ オブ エクシリア)
 杉田智和(アルヴィン役/テイルズ オブ エクシリア)
 置鮎龍太郎(ガイアス役/テイルズ オブ エクシリア)

【アーティスト】
 Daisy×Daisy
 Me

“テイルズ オブ フェスティバル 2012” “テイルズ オブ フェスティバル 2012”
▲恒例行事となった印象の“テイルズ オブ フェスティバル”。1万人規模の大会場を埋め尽くすまでに成長した。

■誰がミラをおぶる? 大波乱のスキットコーナー

 イベントは、ファン待望のスペシャルスキットは“ミラ雪姫と7人の小人(前・後編)”からスタート。『テイルズ オブ』キャラが『白雪姫と7人の小人』を演じるというわけだが、悪い王妃様役に納得がいかないシェリア、マイペースのパスカル、“原作を読んだが、白雪姫の行動には信念が感じられない!”と勇ましすぎる言動で語り部のリタとゼロスを困惑させ続けるミラなど、案の定ドタバタ展開に突入。

 初手からグダグダになってしまったため仕切り直しを命じるゼロスに対し、あらためて白雪姫役に立候補するシェリア。だが王子様役がジュードと発表されると、会場の大歓声と反比例するようにシェリア自身は意気消沈。肝心のアスベルは“小人C”役。「その時、なんて言ったかわかるかな~? 小人C役は~?」というゼロスの問いかけに、会場全員から「俺が守る~!」とお約束の合いの手。以後、登場したアスベル自身も合間合間に“俺が守る!”ネタを入れて会場の笑いをさらっていく。

“テイルズ オブ フェスティバル 2012” “テイルズ オブ フェスティバル 2012”
▲ゼロスの脚本で“白雪姫”ならぬ“ミラ雪姫”の舞台をやるはずが、物語は意外(?)な方向に……。

 結局「女の子以外はテキトーにくじで決めた!(ゼロス)」という初期配役のまま物語は進行。ここでリオンやユーリなど小人役一同がアリーナ左右からコミカルに登場すると、会場は割れんばかりの大嬌声に包まれる。「小人の助けなどいらぬ!」と頑なミラに対して、語り部のリタが「おい小人! 誰でもいいからミラを助けなさい!」と命令。ここで“誰がミラをおぶっていくか?”という話になるが、納得させていざおぶるとなると全員が尻込み。結局「収集がつかないから、小人の皆さんは全員撤収!」というゼロスの合図で場面転換。

 すっかり悪い王妃役が板についたシェリアは、ミラ雪姫に毒リンゴならぬ“アップル毒グミ”を食べさせようとするが「今の私には不要だ。今は体力が全快している」と、またもやグダグダな展開に。ここで登場したのが、アルヴィン演じる幻の8人目の小人、その名も“小人H”。大歓声の片隅でこっそり「きた! 一番きちゃいけない奴、きた! 変なキャラ付けされてるし! 演技なのか地なのかわからん!」とゼロスこと小野坂さんがポソリとつぶやいて会場の爆笑を誘う。

 ここで王子様ことジュードが登場し、物語は大団円に向かう……かと思いきや、突如響き渡るガイアスの声。シークレットゲストの置鮎龍太郎さんは、“テイルズ オブ フェスティバル”参加は今回が初になるという。そして案の定、ジュードたちを裏切るアルヴィン。ここでスペシャルスキット前編が終了。

 後編の語り部役は、アルヴィンとガイアスが兼任。「俺は俺の手により、最高のエンターテインメントを具現化したい。この会場にいるすべての民のために!」と語るガイアスは、なんと自らの脚本“ジュード雪王子”を持ち込んで再演を強要。主役の白雪姫に指名されたのは……なんとジュード。「勝手に決めないでよ!」と憤慨するジュードを尻目に、物語は粛々と進行していく。

 だが、ここからガイアスが意図しないキャスティングが続出。アリーナ左右から登場したのは“7人の小人”ならぬ、サルやカラスなど“7人の動物”。さらには「私は森に暮らす焼き鳥丼よ!」とシェリアがシュールな役柄で存在を主張し、舞台は大混乱。立て続けにパスカルらが、バナナの精霊など怪しい精霊役でダメを押す。「俺はこのような脚本を書いた覚えはない! ……焼き鳥丼は動物ではない!!」と憤慨するガイアス。ちなみにリオンだけは、なぜか小人役のままだった。

 そんな最中、突然ケルベロスが登場。沢城さん演じるケルベロスに会場全体から「カワイイー!」と大嬌声が巻き起こる。「君がいるとミラが出られないんだよ、なぜかは知らないけど」というジュードの声に、惜しまれつつも舞台袖に消えるケルベロス。「俺の台本はどうなっている? いったい誰が?」といぶかるガイアスだが、その瞬間「誰のせいだって? 残念だが、気づかなかったあんたが悪い。スキだらけだぜ!」と不意討ちしたのは……やはりアルヴィン。

 「金さえ積まれりゃぁ、簡単に寝返る」とうそぶくアルヴィン。「舞台をいちからのっとるよりも、一度ガイアスに支配させた後のほうが簡単」という帝国騎士団の陰謀に加担したアルヴィンだが、ジュード側の優勢を察知すると即座に裏切って帝国騎士団を始末。「俺たちのところに戻ってきてくれるんだろう?」とジュードたちが手を差し伸べるが、実はまだ裏があった。アルヴィンのバックについていたのは……なんと“テイルズ オブ 悪役連合”!

 脚本と悪役連合による圧倒的な力の差。絶体絶命のピンチにかけつけたのは、食事のため席を外していたミラとソーディアン・ディムロス! ミラとディムロスを筆頭に、次々と合体秘奥義が炸裂! ひん死のアルヴィンに手を差し伸べるジュードだが「できるわけないだろ! 俺のバックにいるのは悪役連合だ! 裏切れば俺は殺される!」と拒否するアルヴィン。

 また裏切られるかもしれないと言われたジュード。だが「構わない。裏切られるのが信じることの代償なら、何度も払う。たとえそれで傷ついても、僕は信じることをやめない!」と言い切る。みなの優しさにほだされたアルヴィンは、秘奥義“エクスペンダブルプライド”で次元の扉を破壊し、悪役連合を一時封印。物語は大団円のうちに幕を閉じた。

“テイルズ オブ フェスティバル 2012” “テイルズ オブ フェスティバル 2012”
“テイルズ オブ フェスティバル 2012” “テイルズ オブ フェスティバル 2012”
▲スキャット全体のキーマンは裏切りに裏切りを重ねていくアルヴィン。合体秘奥義を食らうシーンでは、杉田さんは顔芸など全身全霊でアルヴィンを表現! 前編後編、余すところなくファン大満足の仕上がりだった。

次のページで“テイルズ オブ キャラクター”結果発表を掲載!

(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)NAMCO BANDAI Games Inc.

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